親父が亡くなって、日曜日に葬儀も終了。
月曜日は母親を連れて、役所にて必要な手続きを完了。
火曜日には朝から実家の片付けを初めて、掃除、整理をして、お昼を母親に準備してから帰途に、
そして昨日から正常業務。
12月2日からリモートワーク、12日から忌引きということで、約2週間程職場を離れていた事も有り
多量の片付け(仕事)に丸一日追われたけど、大体それも落ち着いた。
親父はもうこの世に居なくなってしまったわけだけど、気持ち的にはとても落ち着いている。
よく聞く、 ”親が生きている間にもっと色々してあげたかった云々” という事は自分には無く、
というのは、この数年間、特に親父が脳梗塞を起こして右半身が不自由になった一昨年の年末からは、
できる限り実家に来ては、ホームに居る親父を連れ帰って過ごしつつ、自分なりにやれることは全部やった。
望むこと、出来ること、可能なこと全部だけど、 一番親父が嬉しそうだったのは何より、
僕と会える事そのものであった・・・・・というのは、母親の話だ。
物では無く、贅沢でも無く、とても些細で単純な事だけど、親父にとっては母親と僕と、家で過ごすという、
何気ないことが一番良かったのでは無いかと思う。
葬儀は僕が全て仕切り、僕の思うとおりに進め、本当に家族だけで、静かに送ることが出来た。
慰問者が居て悪いという事は無いが、その分親父と最後に過ごす時間は短くなるし、不要に気を遣うし散るわけで、
余計なことにひたすら神経をすり減らす上に、後で来る経済的負担も多大な物となり、なんら良いことなど無い。
故に、僕は完全なる家族葬にした。
自分は、世間体など一切気にしない。
そんな物を気にする事ほどくだらない事?は無いと思っているし、見栄もなく、飾りもしない。
いわゆる世間の常識とやらに、不必要に揺すられたり、動かされたりという事が一切無い自分だから、
不要な物はできる限り排除し、その代わりに家族全員の心だけに包まれた空間を親父に提供できた。
家族だけで送ってあげるということが、本当に心地よい物だろうか?という迷いも初めには有ったけど、
想像以上に穏やかで幸せな一時で有った事実は間違いない。
by 翔
次の日記は 葬儀費用について書いてみたいと思います。