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写真を撮る

2005-10-07 17:26:57 | インポート
毎日クモの写真を撮るので、EOS Kiss Digital Nが机の上においてある。まだ買ってほんの数ケ月だから使いこなしているわけではないが、たいぶ慣れてきた。クモ専用のようなものだから、レンズはマクロ50mm 2.5と×2のコンバーターが付けっぱなしだ。デジカメのよさは撮ったものをすぐパソコンに取り込めることだ。簡単に捨てることも出来るので、撮る枚数も半端じゃない。フィルムカメラだって惜しげなく撮る。撮った画像をすぐ送って教えてもらうにはデジカメは最適である。しかし画像は銀塩のほうがはるかにいいし、好きだ。

私が自分の意志で写真を撮り始めてからかれこれ四半世紀以上になる。はじめはちゃんと手ほどきをしてもらった。写真の通信講座も受けた。はじめは連れ合いのオリンパスを使っていた。そのオリンパスの調子が悪くなったので、自分用のカメラを買おうと、当時発売されたばかりのCanonのEOS650を買った。その後EOS1000,EOS55(2台)、EOS1とEOSシリーズを買っている。レンズが使えるからである。おっと、もうひとつコンタックスRXを買った。ツァイスのレンズがほしかったからである。
EOS650はタイへ、EOS1000も人にあげてしまった。普段使っているのはEOS1とレンズは28~70mmF2.8である。重い。軽いのは望遠のためにEOS55に100~300mmF4.5のズームをつけている。

はじめ、一番撮りたかったのは野鳥だったので、Canonのレンズ200mmを買いたした。でも200mmでは野鳥は無理なのでシグマの400mmを買った。ストロボ、レンズと次々に買い集めていった。400mm以外は全部Canonの純正レンズである。レンズを何個持っているのかわからない。ストロボも何個かある。でも使わないものの方が多い。なんでもそうだが、結局は自分の使いやすい物を選ぶから、そんなものだと思う。

写真を始めるまで、写真は記録の一つぐらいにしか思っていなかった。だから家にカメラがあってもそんなに写真を撮ったことがなかった。学生時代だったか、その後だったか、
銀座でヒマラヤの写真展を見たことがある。登山をしていたのでのぞいたのだと思うが、そのとき写真ってはりつめた空気まで撮ることが出来るんだ、と感心した。しかしその後はそんなことも忘れてしまっていた。むしろ油絵を描いていた。そのせいで、写真の構図の取りかたはこの油絵の構図のとり方が影響している。

写真デビューはモノクロだった。練習用に和美さんから貰って、手ほどきを受けながらオリンパスで真鶴の写真を撮って歩いた。初めての私の作品は干物だった。網に干してある干物を逆光,順光で網の裏からや表から、撮ったものである。とても気に入った。

絵もそうだが私はプロの作品をよく見て歩く。特に有名な写真家の作品展はまず見ている。写真家が対象と向き合い、何を切り取り、何を訴えようとしているか、私は自分の感性を研ぎ澄ましてそれを受けとる。写真は同じように対象物を切り取っているのだが、しかし写真には撮り手の人そのものが表れる。だから必然的に自分の思想とあう写真家が好きになる。分野で言えば、私が好きなのは報道写真だ。きっと極限状態の中でリアルにその人の人間性が出るからだろう。

私も対象物に向かうとき、何かを求めて撮る。それは長い積みかさね裏づけされた自分の表現したいという美意識と思想だろう。

コメント
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