このところいつも飲んでいるのは「天功」だ。秋田へ行ったとき以来のおなじみである。すっかり気に入ってしまって、毎度取り寄せている。あれからずいぶんいろんなお酒を買った。そして飲んでみた。ひとつひとつ香りも味も違ってたのしい。
相変わらず高島屋へ行って、来ている蔵元のお酒を試飲しては、違ったお酒を買っている。なじみの蔵元はもちろん歓迎だが、知らない蔵元も新しい出会いがあるから、これまた歓迎である。野次馬気分なんだろう。
この間行ったとき、来ていた蔵元は盛岡の「あさ開」という蔵元だった。「いまね、飲んでいるのは秋田のお酒なのよ。岩手じゃ、お隣同士になるのね。」うん、宮城の浦霞や一の蔵も好きだし、東北の蔵はなじみがあるねぇ。
7年連続金賞受賞したというお酒を試飲させて貰った。いろいろ試飲させてもらったが、蔵元のお兄さんには悪いがあんまり気に入らなかった。でも、たくさん試飲させてもらって悪いからと純米大吟醸の「旭扇」を買ってきた。お気に入りの八潮の「重蔵」と「純米大吟醸」を買おうと思ったら品切れだった。八潮は人気があるのだそうだ。
「旭扇」は木箱に入っていた。高級感を出すのだろうが、木箱入りはいただけない。ボール箱でいいものをさ。でないとゴミが増えて困るんだ。木箱もはじめはつぶしていたが、もったいないので机の上に並べて、文房具入れに使っている。ひとつがふたつ、みっつと増えて机を狭くしている。もう要らない。ゴミに出そう。
そんなこともあって、「旭扇」は冷蔵庫に入れたままだった。飲んでみた。ひやぁ~、美味しい。香りもとてもいい。なんて試飲のときは気に入らなかったんだろう。試飲しすぎるのがいけないのかな。またまたお気に入りが増えてしまった。
改めてラベルを見た。使用米、兵庫県産山田錦。なるほど。特徴として「山田錦と大慈清水の出会いから生まれたシリーズ最高峰のお酒。南部杜氏 藤尾正彦が手がけた、年に一度だけの限定酒」とあった。おやまっ、今月中旬には八潮が来る。だから八潮を買いながら、美味しかったから、ついでに買ってこようと思ってたんだけど。限定酒じゃおいてないかな。
今月末には「名称募集」も届くんだ。
美味しいお酒、どれもにこにこ。