消防署の前の谷平自動車修理工場の3階の踊り場にイソヒヨドリが巣を作った。家人はヒナが孵って、騒々しくなって気がついてのぞいてみると、親が帰ってきたのかと思ったヒナたちの大きな口が迎えてくれたそうだ。巣には5羽のヒナがいた。
ヒナたちも5日、巣立って、巣が空になったので、持ってきてくれたのだった。ほんとに小鳥の巣って見事に編んである。中にはムカデの残骸もサクランボの種も残っている。周りには緑のコケもついている。
先日、ミミズをくわえたイソヒヨドリのオスを見かけた。そこでヒナが孵ったことは知っていたから、親が運んでいくのかもと思いながら見ていた。家人の則子さんの話だと、ヒナガ小さいときは羽虫(たぶん蛾のことじゃないかな)やイモムシ、ヒナが大きくなるとトカゲやムカデをよく運んできたそうだ。玄関をあけると、トカゲをくわえた親鳥と遭遇して、思わず、ヒャ~と悲鳴を上げたそうだ。でもよく観察したよ。
巣を計ってみると直径12cm。巣のまわりは横28cm。縦20cm。高さは8cmある。
この巣は、箱根の「ふれあいの森科学館」へあげることにした。則子さんが撮った写真もつけて。
則子若奥さんの撮った写真。5月28日から巣立ちの6月6日まで。