かつての子ども達には駄菓子や文化というのがあった。100円玉を握り締めて、店先でいろいろ考える。自分の意志でそれを選び、100玉でいかに買えるか、子ども達にとってはたのしみであると同時に生活への準備、訓練の場でもあった。ともだちとのふれあいもそこにはあった。
うちの町からも駄菓子やが消えて久しい。親たちは子どもを車で運び、ほしい物をえらばせ、いっしょに会計をしてしまう。
ほしいものは手に入るが、手に入れるまでのわくわく感はないし、駄菓子やを中心に展開する子ども同士のつながりもなくなってしまった。
そこで駄菓子屋を復活させようとDYIのかつて子どもであったオバサンやオジサンたちが、駄菓子屋を開いている。といってもイベントとしてやっているのだが。それでも、7月で3回目になる。初回はあわただしく開店したので、宣伝が行き届かなかったようだが、こどもの日の2回目はお客さんが遠くからも来てくれて盛況だったそうだ。駄菓子やだけでなく、遊びもいっしょに行っている。子どもから「またやってね」「7月7日の七夕さんにもやる?」といわれて、その気になってしまったようだ。駄菓子屋の売上金は、図書館の子ども図書の購入費の一部に寄付されている。そんなつながりから、図書館も子どもの本の読みきかせをこの日にあわせることにしたという。 そう町民が横に手を結ぶことは大事なんだよね。
さて、そのチラシを元イラストレーターに描いてもらった。細かな字は子どものお母さんが書いてくれたが、いくらチラシだと言ってもモノクロではさびしい。そこでPCに取り込んで、色を塗ってあげるよ、と借りてきたのはいいのだが、余計な事を言ってしまったと後悔した。一応ペイントで色はつけたけど。はい、 はい、こういうことも出来るようにしておかなければね。
子ども達も、昔の子ども達も、7月7日、情報センターへ
みんな、行ってあげてね、