今朝、台所に羽化しかけた蝶が落ちていた。家のが?と急いでPCの所に寄ると、珠洲焼きの花瓶にさしてある蛹はちゃんとある。よくよくみると、その蛹の色が黒ずんでいる。
そこで蛹が入っているかごを開けてみた。一匹、羽化してしまっていた。枝ごと外に出すが、なんとなく、羽がよれよれしている。羽化しても気がつかずにいたから弱ってしまったんだろうか。あわてて外に出し、枝ごと竹の先にさしておいた。
ちょうど蝶の飼育には先輩の姪から電話があったので、様子を話すと、あの蝶は羽化したばかりで、これから1時間もすると、羽もぴんとして飛び立つと教えてくれた。そこで外に見に行くと、力なくぶらっとしていた羽がちゃんとのびていた。なるほど。
台所で見つけた羽化しそこないの蝶は死んでしまったようだ。カゴの中のろ紙のロートに入っていたサナギモ羽化しそこなったみたいに、背中がわれたまま死んでいた。ナガサキアゲハは全部で6匹の蛹がいたのだが、いまのところ2匹がダメだった。蝶の誕生は1、2割と聞いているが、ハチにやられずに蛹になれたとしても、羽化で失敗する率も多いんだな。
残りの4匹の蛹をPCの前に勢ぞろいさせた。黒ずんできたもの、まだ緑が残っているもの、それぞれ。羽化の瞬間を見てみたいのだが、う~ん、カメラはスタンバイさせてある。
テレビで「相棒」を見ていた。終わったのが4時半、pcの前に来ると、あれ、蝶がいる。手前の蛹が羽化してしまったんだ。でもさっきのと模様が違う。♂、♀のちがいなのかな。羽化した下の板にはくろっぽい体液がぺしゃっとついている。
朝、蛹を見た。珠洲焼きの花瓶にさしてあった枝の蛹に肩から腹にかけて黒い割れ目がついているのに気がついた。お尻の方にも黒い輪っかが見える。羽化が近いな、とレンズを向けていると、左の方でなにやら動く気配。目をやると、左の蛹から蝶が羽化して羽を動かしている。しまった。
外に出してやった。結局、裂け目の蛹はなかなか羽化しないので陶芸に出かけて帰って来てもまだそのままだった。夜、羽化。残った蛹の殻の裂け目を見ると、右のもあれば左のもある。雌雄で違うんだろうか。
後ひとつ残っている。
5月2日、7:30am
ラストの蛹が割れている。羽化まで1時間かかった。やっと蝶になって外には出たが、とうとう羽を開くことが出来なかった。せっかく孵っても、こんなこともあるんだ。1時間の撮った写真。もっとあるけど、抜粋して。