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読字障害

2008-11-13 22:07:30 | 日記・エッセイ・コラム

麻生首相が漢字を何度も読み間違えたと報道していた。私もよく読み違えをするから、人事とは思えないが、それでも一般人とは違い、首相たるもの、原稿を読むのだから、あらかじめ仮名ぐらいふっておけばいいのに。分かっていても口が回らないこともあるのだから。

「首相も読字障害なのかもよ」と覚えたての言葉をつかった。

真夜中、読字障害を扱ったテレビ番組を見た。会話は流暢にできるのだが、読むのはたどたどしく、しかも助辞を抜かしたりと、はっきり言って読めない。しかし数学やコンピューター、芸術には優れた才能を発揮している。ピカソやエジソン、・・といった天才的有名人の名があげられている。

読んだり書いたりする能力はそのために脳が進化したのではなく、今まであった脳の機能を使って読んだり書いたりしているだけのこと。こういう働きは左脳によるところがおおい、しかし右脳を発達させると、芸術や科学理論に優れる。

この障害が見つかったのは19世紀末の英国、数字の「7」は分かっても「seven」が読めない人が見つかり、そこから研究が始まったようだ。日本にも読字障害の人は5%もいる。人類が文字を使い始めて5千年、この時間の短さが、脳が十分に文字を処理するように適合しているわけではない。人によって文字処理をスムーズにできない人々がいるのである。

まぁ、天才はまだしも、一般人でこの読字障害のある人は、LD(学習障害)のひとつに入れられるが、周りの理解がないから、苦労しているようだ。読字障害はDyslexia(ディスレクシア)という。

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