毎日なにかとせわしない。昨日は陶芸、色見本に焼き上げた作品に粘土や釉薬名を書いていた。それだけで疲れてしまった。
午前中は、ピアノの調律に来てくれた。丁寧にしてくれたので、グランドとアップライト2台に午後までかかってしまった。グランドピアノはこっちの家に、アップライトは教室においてある。教室のアップライトは中学生たちが弾いてくれている。
「グランドは弾いていないのですか？楽器は弾いてやった方がいいのですが。一月に一・二度、ふたを開けるか、本をはさむかして中の空気を動かしてやってください。まだまだ使えますよ。」と言って調律士さんは帰っていった。
調律の終わったピアノをちょっと弾いてみた。指はぎこちないが、調律してもらうと音が違う。それにしてもウチのピアノの音、やっぱり好きだな。うまい人が弾いてくれるといいんだが、ピアノは歌いたがっているのに、かわいそうだ。
弾かなくても毎年1回、調律してもらっている。ずっと同じ調律士さんにお願いしている。調律士でピアノの音色が変わってしまう。この調律士さんが調律した音色が好きなのだ。だから沼津の方から来てもらっている。
ピアノのために、手習いを始めようか。ゆっくり弾けばそのうち指は動くようになるだろう。とはいえ、楽譜が見えるかな？意外とそういうことが問題なのだ。
外に出た。今日は暖かい。散り始め多桜の花びらで、地面が白くなっている。白木蓮の若葉が出始めて明るい。山吹の黄色も鮮やか。
おや、クモの網だ。お前、だれだ、頭が上を向いている。ギンメッキだね、お腹の方しか見えないのでひっくり返すと、やはりギンメッキだ。成虫で冬越ししたんだね。外でクモにあうのは久しぶりだ。季節到来ということだね。さぁ、歩く練習をしなくては。まだまともに歩けないんだ。
先日、靴屋の前を通りかかると、やわらかそうな靴を見つけた。この間から室内履きを探していた。革靴の方が安定しているから、脱ぐのがらくな革靴を室内履きにしようと思っていた。この靴、踵が一枚皮なので、踏んずけてしまってもよさそう。
すると係りが、「この靴は踵を踏んで履いてもいいように設計されているので、踵を踏んでも、踵を上げればまたもとの形になるのです」と説明してくれた。なんか私の意図が見透かされたようだった。それを買ってきた。デザインは大昔に流行ったつま先が角ばったスタイルで好きではないが、安定感はある。クッションは何時も履いているeccoの方がいい。
