Cogito

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2011-10-16 21:47:56

2011-10-16 21:47:56 | インポート

テレビであるカメラウーマンを取材していた。そのとき、彼女がファインダーを左目でのぞいているのに気がついた。あら~、左目利きの人がいるんだ。私はずっと右目、左目など考えられなかったが、左目を使うことはそんなに珍しいことではなさそうだ。双眼鏡は両目で見るし、顕微鏡も左で見て書き込むことが多い。ふ~ん、試して慣れればなんとかなるかな。

そこで実際に左目でファインダーをのぞいてみた。とは言うもののファインダーに左目を持っていくことが大変。次に小さなクモを主題にして見たのだが、どうしてもクモが探せない。で、右目で焦点をあわせて、左目でもう一度確認するような形になってしまう。初めてだからだ。何度もやっているうちにはなれるだろう。

                                                         

右目が緑内障になり始めてから、視野が狭くなっていくのがわかる。いつもなんとなくもやがかかっているような感じなのだ。今使っているメガネでは、本が読みにくくなったので、新しいメガネを作ってもらおうと、眼科へ行った。メガネはたくさん持っている。それをそろえて、新書まで持って出かけた。一昨年かそこら当たりに小さな文字用のメガネは作ってある。小さな文字にはそれを使うとよく見えるのだが、さりとてこれを普通の本読みに使うと頭が痛くなってしまう。ちょっときついのだ。

いろいろ測って試してくれたが、結局、劇的に見えるようなメガネは作れないということになった。老眼だけの問題ではなく、緑内障の視野の狭さが、視野が欠けている部分を見えなくしているようだ。確かに右目を閉じて、左目だけで物を見るとはっきりと見える。新しいメガネを作らずに、小さな文字用のメガネになれることを勧められた。やってみましょうと言って帰ってきた。何とか慣れようとはしているのだが、小さな字用のメガネを長くはかけていられない。

小さなクモの、しかも動くクモの焦点を合わせるのは大変だ。じっと見つめていると右目は涙が出てくる。以前の写真を見ていると、昔の方がピンがあっているように思う。クモなどは表現ではなく、図鑑的な意味もあるので、ピンがきちんとあっているほうがいい。やはり緑内障の影響は出てきているのだろう。とうとう来たか、悲しい現実だ。頭の中だけだったが、左目でファインダーをのぞいてみようとは思っていたが、実際にはやらなかった。

よし、すぐには無理だが一念発起して、左目でファインダーをのぞくことになれよう。いや覗く以前にカメラを左目に持って行くことになれよう。

コメント
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