数日姿を見せなかったカポ・カップルが裏のフェンスにやってきた。フェンスの上に止まっているのに投げるのはなかなか技がいる。かぽ2はジャンプしてとったが、カポは食べれずにいる。そこで地面に肉を投げた。よほどお腹が空いていたのだろう、カポが飛び降りて肉をくわえ、桐の枝に飛んだ。そのとき、いきなりトンビがカポに襲い掛かった。あわててカポは肉を落とした。すると、かぽ2が加勢するかのように、トンビに襲い掛かった。トンビは立ち去った。しかしすぐ近くを旋回している。威嚇するかのように鋭くピーヒョロロと鳴きながら。
どうもトンビはカポたちをターゲットにしていたみたいだ。空を舞いながら、カポたちが餌を貰うのを前々から見ていたようだ。カポたちが餌を貰うのを狙っているのは、ハシボソカラスもそうだ。こちらは、枝で貰っているカポたちを追い立ててることはするが、襲い掛かることはない。ハシボソより、ハシブトのほうが大きいしね。今回もハシボソもいたのだが、トンビが旋回し始めると、早々に立ち去っていた。何かを察知したのだろうか。
いや~、トンビがカラスに襲い掛かるシーンは、ど迫力だった。肉を与えている本人だからカメラを持つわけにはいかないが、撮りたかった。もっとも鳥たちはカメラを怖がる。タカの目に見えるからだと教わったが、カラスはあんなに慣れているくせにと思うくらい、カメラを向けるといや奥からでもカメラの気配を感じると逃げてしまう。やはり隠れ装置が必要だな。しかし、いつもトンビがカラスに追い払われるシーンは見ているが、カラスに襲い掛かるシーンは始めて見た。
ここ、ず~っとトンビが数羽、追いかけっこをしているのは見ている。日ごろはゆったりと空を舞っているのだが、恋のシーズンなんだな、と勢いよく飛び回る姿を見て、そう思っていた。3羽ということは一羽はのけものにされるんだろう。その3羽が旋回しながら、カポたちが取りそこなった肉を狙っている。近くに来るとトンビは大きい。こちらを見る眼光もするどい。3羽が力強く羽を振って飛ぶと空気の流れを感じる。さすが猛禽類の仲間。
午後、カポたちは玄関の桜の枝に来てPapasanの手から餌を貰って行った。こっちの方が安全だよ。でもトンビたち、明日もお前たちを狙いそうだね。