沖縄で、枯葉剤を製造していたダウ・ケミカル社と明記してあるドラム缶が地中より見つかった。ひとつのドラム缶は腐食し、穴があき、周りにはこぼれたとみられる液体もたまっていた、という報道。これから1ケ月をかけて調査するという。
このブログのどこかに書いてあると思うが、ベトナムで使われた枯葉剤、通称オレンジ剤の残りを何缶も沖縄の米軍基地のどこかに埋めたという米兵士の証言があった。
あれは、ベトナム戦争中に散布された枯葉剤のその後を追ったドキュメントだった。特に撒いた側の米兵士たちの帰国後の被害の実態を追っていた。兵士本人はもとより、生まれてきた子どもたちにもその影響が出ている、いくつもの悲劇も。
そのドキュメントの中で、兵士たちが、場所の確定は出来ないが、米軍基地にマークがついたドラム缶をいくつも埋めたと言っていた。沖縄はサンゴ礁の島だ。地下に浸みこめば水中に拡散する。それは由々しきことだと思っていた。それが見つかったのか、まだ他に埋められているのか。いずれにしても環境汚染、それ以上に地元の人たちの健康に影響が出なければいいのだが。