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セキス酸ソーダ

2013-07-13 23:41:21 | 日記・エッセイ・コラム

太陽油脂の粉せっけんと詰め替えのシャンプー・リンスは大道の小島さんで買っている。しかし石けん歯磨きやクレンザーなどはおいてない。いつもはついでの折に、若い人に国府津のちえのわハウスで買ってきてもらっていた。

                                                

シャンプーの容器が破損した。新しい容器を買って来たいのだが、つい頼み損なってしまう。そこで太陽油脂の通販を探してみた。真鶴で買えるものは、ここで買う。容器入りのシャンプー・リンス、歯磨き、いつものクレンザーはなかったので、もっと粒子の細かいクレンザーなどを選んだ。するとそこにアルカリウォッシュが載っていた。アルカリウォッシュ、直訳すればアルカリ洗いだから、厳密に言えば、重曹水も石けん水も含まれてよさそうだが、一般的にはセキス酸ソーダを溶いたもののようだ。

                                                

いま、掃除に人気のある重曹、私も便利に使っているが、セキス酸ソーダは重曹よりアルカリ度は高い。よって汚れ落としには効果があるらしい。と言っても弱アルカリ。

強アルカリと言えば、苛性ソーダがある。小学生の時だったかな、いや中学生の時だったかな、記憶はあやふやだが、苛性ソーダの水溶液で、クラス全員で、ペンキ塗りの板壁を拭かされた。汚れは落ちたが、水溶液はぬるぬるしていて、手の皮膚がふやけた。思えば、指導者も無知だったのだろう、ひどいことをさせられたものだ。                                        

                                                

ひどいことと言えば戦後進駐軍によって、DDTを頭からかけられたことだ。当時はシラミが、毛髪や下着に繁殖していた。その撲滅のために、DDT粉末の入った噴霧器を毛髪に差し込み、白髪に見えるほど、真っ白にかけられた。DDTが落ちないようにご丁寧に風呂敷をかぶせられた。首から背中にかけても噴霧された。誰だったか、ある作家が電車の中で噴霧され、「花粉にまみれたミツバチのように」と表現していたのを覚えている。DDTは安定性がいいので、分解されず残留するので、環境汚染物質として、また人体にも影響がある物質として、今はほとんど使われていない。

                                                     

セスキ炭酸ソーダはNa2CO3・NaHCO3・2H2O PH9.8

                                                      

表示通り、500ccの水で5gのセキス酸ソーダを溶き、霧吹きに入れた。我が家のような汚れの激しい家では、ひと吹きでピッカピッカとはならなかったが、油汚れや、焦げは落ちることは落ちる。面白がってやたらと吹きかけている。同じものを、重曹と吹きかけて比べてみれば効果のほどが分かるんだが、そこまではやっていない。しつこい汚れには、水溶液濃度を上げて試してみるのもいいかも。

                                                

暑い毎日。片付けは涼風が吹く秋までお預け。

コメント
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