タヌキ

冷たい雨が降っている。ひよたちにシフォンを投げていると、地面に落ちたシフォンのそばに、何やら動物がいる。猫だと思ったら、それはタヌキ。しかも毛が抜け落ちたハゲハゲのタヌキ。急いでシフォンを大きく切ってやると、貪るように食べ始めた。そうだ、タヌキの疥癬の薬、まだ残っている。冷蔵庫から薬を取り出し、シフォンに包んでなげてやると、ちゃんと食べた。はやくでてくれば、そんなに禿げないうちに治せたのに、と言いながら、鶏肉を出してやった。よくたべる。カラスとトンビの一回分は超える量。「タヌ」っとよぶと近くに来る。薬はまた来週。ちゃんと来なさいよ。治してあげるから。薬はあと一回分しかない。処方してもらったとこう。
ここまではipadで。

夜、息子が帰ってきたので、「待ってたんだ、キーボードがいかれた」と言うと、いとも簡単に「電池切れでしょ」と。「えっ、電池、どこにあるの？ひっくり返して調べたんだけどなぁ」「ほら」と言って裏から電池を出し「単４、1個」と。探したのに、あんなところにあったんだ。
電池を入れ替えるといとも簡単に文字を打ち込めた。このキーボード、もう駄目だと思ったから、あんなにたたいたのに、大丈夫だったのかな。

とんだ笑い話でした。