これも台風の余波なのだろうか。
先日、朝倉さんで、先生に「デイサービスに行くのが嫌だと言っているんですよ」というと、「行った方が環境が変わるから刺激になると思います」と。「うちにいれば朝から寝て、出てくるのはご飯やお八の時ぐらいですからね。papasan、先生も行った方がいいとおっしゃるから、続けて行こうね」と言うと、こっくりしている。先生の言うことは正しいらしい、まるで子供と同じだ。だから今朝も自分で支度をしていた。papasanを送り出すとき、寒かったので、出かけるのを渋ったが、決めたことはやってしまおうと、出かけて行く。
前野さんの近くまで行くと、床屋さんのマークのクルクルが回っていない。まだ営業開始していないのか、と前まで行くと営業中の札が下がっていた。奥さんは元気そうだった。ご主人は、心臓病で、急に悪くなったらしい。入院も2週間程度で亡くなってしまったという。6月に髪を切ってもらったとき、当然、私たちの方が先に逝くと思っているから、「ここがなくなると困るから元気にいてね」なんて言って別れたのだった。いつも散髪が終わるとご主人が、papasanを外まで手を貸して連れ出してくれた。優しい人だった。心からご冥福を祈る。また通いますからよろしく、とも言ってきた。
一昨日、郵便局から休眠している通帳がある、身分証明書や印鑑を持って最寄りの郵便局に行ってくださいという通知がきた。残金は6万円ちょっとある。今の私にはうれしい額だ。そこで早めに手続きに行ったのである。時間はかかったが、今日だけで事足りた。そのうちに現在使っている通帳に振り込まれるという。よかった。
早めにお昼にしようとラーメンを茹で始めると電話。教育委員会の文化祭担当の和田君からだった。目録の原稿がfaxで届いているから、元原稿を出してください、というもの。「faxで送ったの?それは失礼!すぐ担当に連絡します。ごめんなさい」と言って担当に電話した。「faxでなんて送ってないよ、私自身が大竹さんに届けた」という。で、すぐ折り返し教育委員会へ電話をすると、もう美術館へ帰ってしまっていて、連絡してくれることになった。しばらくすると和田君から、「大竹にも聞きましたが原稿は届いていません」と。「じゃ~、担当にそちらにじかに電話させるよ」と言って、すぐ担当に電話をし、美術館へ電話をするように言った。ラーメンがのびちゃう。これで食べられる、と思った矢先、また電話。出ると「小田原警察署からのお知らせです」と言う。でも電話番号は携帯番号だ。これは怪しい。連日警察や役場職員をかたった詐欺電話があちこちにかかっている。気を付けてくださいと放送されている。はは~ん、これだな。「1分ほどで済みますからお時間いただけますかか」と言うから、「ごめん、ラーメンがのびちゃう」と言って電話を切った。ほんとにラーメンはのびちゃいそうだったんだ。しばらくするとまた電話。今度は分かっている番号だ。「解決した?」って電話口に出ると、担当のところに届いた原稿がfaxで送られてきたものだった。それをそのまま提出してしまったので、本原にしてほしいということだった、と。「それはそうだよ、あんたたちのミス。元あるの?」「あるから明日届ける」と。こちらはこれで解決。あははは、みんなにやらせると、いろいろあるなぁ。でも覚えて行ってもらわないと困るからね。