雲の一つない晴天だ。青い空からは日差しがさんさんと降り注ぐ。暑いくらいだ。ごみ出しに行きながら、銀木犀の花の在りかを探したが、私の目では見えなかった。戻ってうちの金木犀を見るとまだ花は残ている、地面には鮮やかなオレンジの塊があちこちにある。
ゴミ出し前に洗濯ものを洗濯機に放り込んだ。シーツに何やら細いソバみたいなものがくっついている。ソバ?ソバなんてここの所作っていないけど、ラーメンのメンかな。でもラーメンも昨日は作っていない。触るとひやりとした。うん??これはメンじゃない。よくよく見ると薄黄土色の長い紐の先に半円形の頭がある。コウガイビルのようだ。コウガイヒルとは昔の女性の使っていた髪飾り、笄の形に似ていたことから名づけられた。でもいつもいるコウガイビルはもっと太くて黒っぽいのだが、これは幼体なんだろうか。シーツから外そうとするが、ヒルらしくやたらとくっついて、なかなか外れない。大きな柿の葉を拾って頭を掴んで引き離した。引っ張るとぐ~ンと伸びる。コウガイビルはヒルと違って血は吸わないし、無害。
洗濯物を洗濯機にかけ、ごみ捨てに行った。帰ってきて、思い出してコウガイビルを調べた。コウガイビルは私が知っているもの、さっきのは、オオミスジコウガイビルという種類のものだった。幼体ではないよう。こんなに細くても10㎝から30㎝ぐらいになるらしい。外来種だそう。ふ~ン、コウガイビルの仲間とは分かったが、なんでシーツについていたのか疑問。シーツは今朝外して洗濯籠に入れた。これはpapasanがやったが、シーツは床には落ちていない。床に落ちれば湿気ている洗面所の床にいて、それはついたとも考えられるが、さて?そこで気が付いた。昨日の夕方、papasan、寝間着のままスズメに餌をやりに行った。その時外でついたのかもしれない。それを気が付かずにベッドに寝て、ついたのかも。
夕べ、買い物に連れて行ってもらった。全天を貫くように、厚みのある棒状の雲が横たわっていた。パンをこね、生地を棒状にしたみたい、下は不規則に、黒ずんでいる。「乗ってみたいな」思わず声を出して、子供みたいと、一人おかしくなって照れた。自然現象は、さまざまながら、魅力的だ。
今日は午後からpapasanを連れて小田原市立病院までペースメーカーの定検に行く。電車で行こうと思ったら、人身事故で不通とか、でも間もなく開通したと放送があった。でも行きは息子が送ってくれることになってやれやれ。電車も、帰りはもう通常に戻っているだろう。
先日湘南ブランドのサツマイモを買った。湘南ブランドと名付けられていると、たいてい買う。サツマイモは四国さんお方がおいしいが、それでも湘南ブランドだから買った。袋入りの中身は小さな芋ばかりで、本当は買いたくない容易な品物だった。小さいので、面戸jだったが、スウィートポテトを作った。皮を抜いて水にさらして、ゆっくりと茹でた。裏ごしして、牛乳と生クリームと砂糖を入れ、こね、卵黄も入れた。それを手で形にして、卵黄を塗って焼いた。昨日はまだ水分が残っていたが、今日もう一度、150度で15分強焼いた。昨日よりずっとスウィートポテトらしくなった。昨日は焼きが少なかったんだな。一口大にもまとめてあるからpapasanがそれを食べている。代用食にもなるね、と笑っている。これはとっておいてやろう。