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Fauchonよ、お前もか

2021-07-15 23:40:32 | 日記

御殿場のアウトレットに行ったからと、息子が差し出した紙袋を見て、「あっ、Fauchonだ、Fauchonだ」と大喜びで受け取った。中を覗くと「あれ?パン ドゥ ミー。私はカンパーニュが好きなのに」とがっかりすると「バケットやカンパーニュ、噛めないでしょ」と言われてしまった。無理しても嚙んだのに」ぶすぶす。パン ドゥ ミー、食パンはFauchonよりトロア グロの方が好きだ。じゃ~、夕食に食べようと開けもせずに袋のまま置いておいた。おかずを作る準備をして、食パンを切ろうと袋から出した。うん?すごく柔らかい。包丁じゃ切りにくいので、パン切包丁を出した。厚めに切り、食べてみた。しっとりとして、もちもちしている。なにこれ?こんなのパンじゃない。

そういえばテレビで今どきのパンの紹介をしてて、生クリームを使ったもちもちのパンを外国人たちに食べさせていた。彼らは、同じく、パンじゃないと言っていたのを思い出した。

FAUCHONの紙袋に説明書が入っていた。PAIN DEMIE A LA CREMEとフランス語があり、その下にパン・クレーム・フレ(生食パン)と書いてあった。フレ、フレッシュのことだな。

使用小麦粉はカナダ産とあった。カンパーニュなどの粉はナポレオンだったはず。そうか、フランスパンの個性の粉と塩とイーストと水だけのパンではない、ってことだな。ご時世と言えばご時世だが、思わず「FOCHONよ、お前もか」とうなってしまった。パンフには生で当初あのジャムと紅茶でお楽しみくださいと書いてあった。バターを塗って、手製のジャムをつけて食べてみた。うん、パンとしてでなければ、美味しい。

たしかパンの語源はラテン語のpanis、命を授けるものって意味合いがあった。キリスト教の影響だろう。一方英語やドイツ語のブレッドは醗酵したものの意味だった。

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