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音楽三昧

2014-01-19 22:31:31 | アート・文化

「シューベルト貸して」「そこに積んであるよ」CDの細かい文字をじっと見ているpapasan。「表見せて、あ~、それは違う」見せられる表を見て、どれも的確にこたえる。「そこにあるの、ほとんど私が買ったCDだからね」お目当てのシューベルトの即興曲を手に、「それにしてもずいぶんあるね」と、他のCDも物色している。「それはユンディリ。ユンディリは発売するとお知らせが来るから全部買っているよ」「ベートーベンがあるよ」「まだベートーベンは弾いていないのじゃないかな。プロコフエフなら小沢征爾と共演したのがあるよ」「ほら、これベートーベンでしょ」と言って目の前に置いていったCD。確かにベートーベンだ、しかも演奏者はユンディリ。はて、いつ買ったんだろう??覚えていないってことは演奏が気に入らなかったのかも。

                                                         

そこで、かけてみた。初めは悲愴ソナタだ。出だしの音を聞いて、なるほど、これじゃ気に入らない。でも悲愴だけは全部聞いてみた。なんの感動もない。耳直しだと、ケンプの同じ曲をかけた。出だしだけで、こちらの気持ちをわしづかみにされた。間の取り方も、曲想も、堂々として、ピアノが生き生きとうたっている。感動もある。ユンディリには可哀そうだが、まだまだだねぇ~、雲泥の差だ。やはり大家は大家だ。続いてブレンデル。これまた違う。そこへグルダのベートーベンが届いた。CD12枚で4000円ちょっと。グルダも好きなピアニスト。だからこの安さに飛び付いたのだ。グルダはいかにもグルダらしい。みんなそれぞれに音が違う。もちろん曲想も違う。一日、ベートーベン三昧、おかげで、頭の中はベートーベンのソナタとコンチェルトが鳴り響いている。

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