Cogito

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

アンセル アダムス

2014-01-21 09:52:41 | アート・文化

DAYSフォローアップを見ていると、下の方に「うん?」と感じる写真があるのに気がついた。説明の字は小さくて見えないが、この雰囲気、アンセル アダムスだ。眼鏡をかけてみると、アンセル アダムス(ANSEL ADAMS)の写真展のお知らせだった。2月2日まで。ちょっと行かれないな、一月に二度東京へ行くのはきつい。早くわかっていたら、三井記念美術館へ行った時、寄ってきたものを、と残念がっている。

                                                  

アンセル アダムスの写真は、湯河原駅前のナガタ眼科の待合室に、山の稜線を写した、モノクロの大きな写真が飾ってある。いい写真だ。行くたびにじっくりと眺めさせてもらっている。アンセル アダムスらしく、静謐な写真である。待合室にはピカソの陶板画もある。

                                                         

写真を始めたばかりのころ、もう30年以上前のことだが、(写真は和美さんから基本的な手ほどきを受けた。その後、NHK学園の通信講座を受けていた)、親しくなった写大出の写真家が、数冊ずつ写真集を貸してくれた。その一番初めの写真集がアンセル アダムスのものだった。写真はもちろん説明文もしっかり読んだ。あの有名な一枚を取るために1ケ月待った、という記述も読んだ。もっとも入江泰吉は一枚の写真のために十数年は通っていたとその後知った。

                                                      

写真集を貸してくれた人は、写真は数多くとること、良い写真をたくさん見ること、と教えてくれた。たしかに、写真に限らず、良い作品をたくさん見ることは必要だ。絵や工芸は若い時から、いいものを見てきたが、写真はあんまり縁がなかった。ただ、偶然入った画廊で、ヒマラヤの写真展が開かれていた。山は好きだったから、興味を持ってみたのだが、写真にヒマラヤのピント張りつめた冷たい空気を感じた。いや、空気まで写し取るとは、写真も素晴らしいものだ、とはその時感じはしたけれど。

それからは写真展を見て歩いた。アダムス、ブレッソン、アジェ、マン・レイ、キャパ・・・20世紀を代表する錚々たる写真家たちの展覧会を見歩いた。写真の歴史も学んだ。もちろん日本の写真家たちの作品も。土門拳は酒田まで尋ねて行った。日本の写真家たちも大勢、お気に入りはいる。写真美術館はよく通ったが最近はご無沙汰。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 音楽三昧 | トップ | 腰痛 »
最新の画像もっと見る

アート・文化」カテゴリの最新記事