今日も雨。エサがビショビショなので、スズメたちにシフォンを大盤振る舞いをしている。トービーもちゃんとやってきている。
ゴミ出しに行ってくれたpapasanとお茶を飲みながら、「明後日からデイサービスに行くんだよ。papasanはもともと老人ホームでお年寄りの世話をしてたんだから慣れたらみんなの世話もしてあげてね。老人ホームではお年寄りたちから慕われていたじゃ~。とにかく楽しんできて!」とはげました。そういえばpapasanは福祉関係の仕事が多かったんだ。すっかり忘れていたけれど。
世間では3連休、なんの休みかな、と思ったが、すぐに思いついた。「海の日」だったんだ。ハッピーマンデイにされちゃったから、ピンとこなかったんだが、パーティの日だったんだ。ケーキ類は全部仕上げて前の冷蔵庫にいれ、当日のこの時間、たいていローストビーフを焼いていたんだ。常連さんの高齢化で去年で終わりにしたんだけど、献立を考えたり、食材をそろえたりするのは結構楽しかったんだ。
そうだ、今日、教室のエアコンが壊れたから、と購入して、その取り付け日だから、休みだが、和美さんが来るということだった。業者の都合だから何時になるかは連絡待ちということだったが、勝手に午後だろうと予測して、じゃ~パーティの縮小版、3人でワインをあけようと、冷凍のカモを出して解凍し始めた。9時半ごろ、和美さんが顔を出した。「こんなに早く?」と聞くと、「雨なので業者は見に来ただけで、取り付け工事は順延」になったらしい。「な~んだ、papasanの入所祝いもかねて一杯やろうと思っていたのにさ。まさか朝から飲むわけにもいかないから、こちらも順延ね」と言って解凍し始めたかカモをまた冷凍してしまった。
話は前後するが、papasanのデイサービスに行く日が決まった。17日の水曜日からである。
12日の金曜日、ケアマネと担当が面接に来てくれ、とんとん拍子で話が進んだ。社協の中にある、正式には「真鶴町老人デイサービスセンター」である。入所の書類にたくさん署名捺印した。この事業所を選んだ理由もあった、で、「近いから」と書いた。基本料金が1日2100円、食費等々入れて、4000円ぐらいになる。支払いは現金で翌月10日頃まで、と言うことだった。持参するものには名前を入れてということで「小学校みたいね」と言って笑った。細かく教わった。17日の水曜日から。週一回、水曜日利用をお願いした。朝8時40分~9時20分までの間にお迎えが来るそうだ。で、papasanに「みんなと話し合うのは楽しいよ、うちにいるとmamasanが上から目線で命令しちゃうから、papasanの社交的で面倒見の良さが発揮できなかったけど、人の間に行けばだんだん思い出して活性化してくるよ」と。
さっさと持参するものには名前を入れ薬も入れて荷物を作ってしまった。
結果論だけど、自分で動けばことは早かったんだ。元来私は事務屋である。しかも手早くきちんと処理していく。知らないからしゃしゃり出ては、と言う思いもあったのは確かだが、役場任せにしたのがミスだった、黙っていればいつになったかわからない。たまたま民生委員にことの事情を話したので、教えてもらったんだが、行政からはいまだになんの音沙汰もない。指示されれば、私はなんでもできるけど、出来ない人もいるだろう、一言足りない。行政はこうではいけない。まして福祉なんだから。介護保険のパンフも丁寧に読んだ。制度的なことはわかった。しかしパンフに、町の事業所等を書いて、ここまでは役場の仕事ですが後は自分で事業所を選んで直接窓口に申請に行ってくださいと書いて挟む必要がある、と民生委員に伝えておいた。役場に行ったら担当にも課長たちにも伝えておこう。初めて利用するからだか、内容がわれば、おせっかいおばさん、みんなに説明ぐらいしてあげられる。そしてできることは手伝ってあげる。
今月は行かないけど、来月からでもpapasanが慣れたら、mamasanも陶芸に行って小物から作ってみるつもり。頭ではなんでもできるんだけど、実際にやると、なかなか思うようにはできないもんだからね。これは老化だけの問題じゃないんだよ。なんでもそうなんだけど、勘を取り戻すにに少しだけど時間がかかるんだ。ただ初めてと違うところは慣れればもとに戻るという自信があることだ。ずいぶん昔のことだけど、陶芸家の浜田庄司さんが、作品に柄杓で線に釉薬をかけ「この技は60年と何秒」と言っているテレビを見た。60年ものキャリアがいるってことだろう、よし、まねをしてやろう。中鉢以上のものに、下地に茶伊羅保をかけ、わら灰釉を一直線に柄杓掛けをしていた。うまくできるようになって得意わざだった。10年ぐらいしご無沙汰して、仲間の鉢に柄杓掛けをしてあげる、と言って、前もって、新聞紙に水を一直線にかけて練習してから、作品にわら灰釉をかけた。なんと線ではなく、ぼたぼたとになってしまった。あらまぁ、ごめん。技術は常に努力と訓練をし続けていないとだめになるんだ、と納得。しかし癪だなぁ。
ケーキつくりだって毎日のように作っているからなんないが、たまにだったら腕は落ちてしまうだろうなぁ。