Cogito

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おおぞら通信

2007-10-20 10:47:54 | インポート

農協から誕生日プレゼントに鉢植えの白いアゼリアの花と化粧石けんの詰め合わせを貰った。毎年のプレゼントである。知らなかったと見え、Papasanが「ボクも農協に取引があるのに」という。「これは年金を農協で受け取っている人だけ」と私が笑って説明。化粧石けんはいつものように大阪でホームレスの介護をしている「おおぞら」に送ることにした。

「おおぞら通信」が届いている。表はセイフティネットの整備を訴えている。たしかに、そのとおりだと思う。リストラ、不安定雇用、倒産、スキル不足などなどからホームレスにならざるを得ない例はたくさんある。

裏面におおぞら代表者の大川記代子さんの「社会復帰に担うことは何か」という記述がある。これをかいつまんで紹介しよう。

Nさんは59歳、野宿生活10年になる。働き者で、よく体を動かし、いつもにこにこしてている。

野宿生活者になってしまったのは、生まれつきの脳性小児麻痺だったことが関係している。どちらかといえば軽度の方なのだが、細かい作業が出来ないのと、言葉がスムーズでないことが雇用の機会に恵まれなかった。

小さいときから小児麻痺のためにいじめられてきたこともあって、弱いものに対してはとても優しい。アルミ缶を回収しないで暮らしている野宿者にもNさんは非難もせずに温かい手を差し伸べる。

苦労して集めた山ほどの空き缶を何時間もかけてつぶして袋につめ、自転車につけ、遠方の回収業者に持っていく途中、野宿仲間に盗られてしまったことも度々ある。それでもNさんは怒りもしないで、気を取り直して働いている。

そのNさんが野宿生活を抜け出す決心をした。そのためにNさんは貯金目標を定め、それから3年経って、Nさんは地域の人となった。彼は60歳近いし、障害もあるので、普通の雇用は絶対にのぞめない。社協の相談員が細かいサポートをしてくれた。もっとも健康チェックのために入院している間に、彼の自転車が盗まれてしまったので、おおぞらが代わりの自転車の手配や携帯電話の提供、デ支援していくこととなった。

社会復帰したNさんが希望している明確なプランがある。それは「大川さんたちがやっているボランティアを自分もするのだ」というのである。

大川さんによれば、地域に戻ることが出来た人たちで、まだ外に残されている人たちに思いを寄せ、何かを担おうとする人たちがいない、Nさんのような人はめずらしい、というのだ。実際、何をしたらいいのか具体的な方策が見つけられないのかもしれない。Nさんはさっそくフリーマーケットのボランティアに参加してくれた、という。

Nさんのような心の温かい人が一人でも増えることを願ってやまない。

「おおぞら通信」をお読みになりたい方、支援をしてくださる方、会員(年会費3000円)になってくださる方、NPO法人おおぞらにご連絡ください。

〒532-0002 

大阪市淀川区東三国3-10-3-509

NPO法人おおぞら

mail:cubge707@occn.zaq.ne.jp

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住民健康検査

2007-10-12 19:24:08 | 日記・エッセイ・コラム

9月4日に受けた住民健康診査の結果が郵送されてきた。ほとんどA(異常なし)だ。血圧が133/76でAB(健康者扱い)になっている。通常は血圧は110台で高くても120台なのだが、あの時はめずらしく133になっていた。だからこれは大丈夫。とすると悪いところはない。この夏はあちこち調子が悪く、歳だからと思ったものだが、総合的にはやはり健康なのだなぁ。

それにひきかえ、同じ物を食べ生活しているPapasanはE(要医療)がいくつかある。「医者に行っておいで」と言った。

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キンモクセイ

2007-10-07 15:26:33 | 日記・エッセイ・コラム

玄関に出ると甘い香が漂っている。この香、キンモクセイの香だ。柿の枝に覆われて、日陰になっている木の間から、幾つかキンモクセイの花が見える。もうそんな季節になったんだ。手折ってきて部屋に挿そうと側によると、花はまだようやく開きかけばかりのうすいオレンジ色だ。もう少し濃いオレンジ色になるまで手折らずにおこう。開きかけでもこんなにいい香がするんだね。ここは日当たりが悪いからこの程度なんだろうけど、日当たりのいいところでは満開なんだろう。香が部屋まで漂ってきた。馥郁たる花の香で一杯なんてシャレたいところだ。

茂みの中にソウシチョウの姿が見える。なるほど声も聞こえる。4月旅行に行っている間に姿を消して以来初めてだ。どこへ行っていたんだろうね。

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10月 神無月

2007-10-05 20:58:24 | インポート

10月は私の月、そう、誕生月なのだ。10月1日で70歳になった。老人保険証を貰った。

夏からなにかと医者通いしていたが、痒い痒いの皮膚科も無事なおって、終わった。眼科もメガネを新調し、後は視野の検査をするために11月にいけばいいだけとなった。眼圧の検査をしたら圧が高いので、緑内障の検査をするのだということだった。緑内障は知っている。そこでネットで調べてみたら、緑内障より正常眼圧緑内障 というのが日本人には多いということがわかった。正常眼圧緑内障もわかったし、治療法も読んだ。しかし、素人判断は禁物。11月を待つとしよう。

目はいい方だし、どっちかといえば酷使している。

夕べ、タヌキだかハクビシンだか区別がつかないが、たぶんタヌキ、白い鼻筋の動物はフェンス近くを行ったり来たり。尻尾は細い、タヌキは太いんだけど、でも疥癬で尻尾の毛が抜けてしまったのかも。ときどき止まってボリボリ掻いている。猫にダニが移っては大変。フロントラインをかけておこう。

餌はいっぱいあるから来てもいいんだけど??この前の疥癬だらけのタヌキの一族かなぁ。

朝晩は涼しくなったが、まだ日中は日がさせば暑い。10月とはなかなか思えない。10月は秋だよ、ヒヨドリの声がにぎやかになった。それにしては今年はまだモズの声を聞いていないな。

秋、秋と周りを見回すと、ハゼの枝先の葉が真っ赤に色づいている。ジョロウグモも大きくなった。

郵政民営も始まった。格差はない、不便にはしないと公約のように言っていたにもかかわらず、やはり不便はあった。過疎に暮らす人たちには、思ったとおりのしわ寄せがでている。どうしてくれるんだろうね、えらそうなことを言っていたお偉いさんたち。弱者はおとなしく受忍しろというのかね。

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クモ日記0710

2007-10-04 15:56:53 | クモ日記

10月4日

秋晴れのさわやかな一日。

Jo1 とおりのジョロウグモがゆっくりと動いている。しかも規則正しく、まるでフラダンスをしているみたいだ。で、立ち止って見る。気になったのは動きだけでなく、クモの位置も気になったんだ。そう、普通は頭を下にして網の中央にいるのだが、頭が上になっていJo2 たのだ。よくよくみると、ジョロウグモ網を張っていたのだった。前足を伸ばして縦糸を掴み、ゆっくりと右に移動して、後ろ足を使って、お尻から出した糸を縦糸につけている。ある程度まで行くと、円に回るのではなく、途中で引き返して今度は左に動いていく。だから引き返したところは糸は三角になっている。おもしろいねぇ。

外出から帰ってきて見ると、クモ、いつものように下を向いて真ん中にじっとしていた。網はちゃんと張れたんだね。

10月7日

Kumo 台所のレースのカーテンを洗おうとしたら、カーテンに網を這いいているクモがいる。ヒラタグモだね。洗ったらまた巣を作ってもいいからさ、ちょっとどいてね。クモを壁に逃がし、カーテンをはずした。するとカーテンの下を逃げるように歩いていく小さなクモ。だれだろう。アシダカの子どもかな。確認は出来なかったけど。カーテン住みやすいのかな。

夜、窓にヤモリも出てきた。窓枠の上から、のそりのそり、頭、胴、腕、とまるで飛行機から見る地上のようにのっそりと。すぐ下に白い小さな蛾がいる。それを狙っているのだ。一回目失敗。二回目も失敗。へたくそ!中で声を立てて笑ったら、感じたのか、姿を隠して現れなくなってしまった。ふんだ。

10月21日

昨日モズの声を聞いた。いつもより遅いかな。

天井のおんちゃん、夜になると天井からぶら下がっているのは見て取れる。でも網を張っているのかどうかはわからない。電灯の笠の上なので、網が見えないのだ。餌を撮っている様子も見えないし、とお節介おばさん、蚊を叩いたので、椅子に乗って、さらに机に乗って、おんちゃんオ前にピンセットにはさんだかを突き出した。するとおんちゃん、勢いよく蚊にとびついた。よしよし。しばらくしてみると、おんちゃん、蚊を食べて元気が出たのか盛んに網を張っている。

On2 On1

そこで元気なおんちゃんの姿を。

                                               

                                                  

10月22日

朝、蚊を捕まえた。まだ網を撤収していなかったので、おんちゃんの前に突き出した。すると昨日と同じくぱっと捕った。それを見て、「まるでペットだね、そのクモ、それ以上大きくならないの?冬は越せるの?」とPapasanが聞く。「このクモはこれ以上大きくはならない。これでも♀だから、大きい方なんだ。越冬するかどうかはわからない。どっかに潜んでひたすら春を待つって聞いたような気もするんだけど。」

ハエがいた。生きたまま捕まえた。おんちゃんのソバに持っていったのだが、網を撤収し始めていたので、もう粘着力のある横糸がなかったらしく、ハエはつかないし、クモもあわてて天井に逃げてしまった。やれやれ、遅かりし、だね。

10月25日

Sennshou1 Sennshou2_2 Sennshou3 Sennshou4

                                              

                              

                                      

                                              

電灯のカサからしおり糸を引いてぶら下がっているクモがいる。オオヒメグモかな、お尻の色がちょっと違う。メガネをかけてみると、お尻の形も違う。センショウグモみたいだ。そこでカメラの出場とあいなる。やはりセンショウグモだ。

「オオヒメだと思ったら、センショウグモだった。クモを食べるクモ  として有名なんだよ」とPapasanに言うと、「人食い人種みたいなもんんだね」「形容が悪いんじゃない。人を食ったと言っても、人食いを主食としていたわけじゃないんだから」「失礼しました」「クモを襲うクモは他にもい るよ」「センショウグモの足は獲物を捕まえやすいように、刺が長いんだ」なんて話をしている。

                                                  

Ginnmekki1 Ginn2 画像をPCに取り込もうと思って来たら、ここにも上からぶら下がっているクモがいる。お尻が白いから、ギンメッキだね。

                                                

Gomigumo ついでに障子にいるゴミグモも仲間に入れてやろう。

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