いきなりグラっと来た。大きい。あわてて机の下にもぐった。ゆれが小さくなったので、火を消し、そこで、テレビ、テレビ、と急いでNHKをつけた。津波情報、しかも予報は高い波。空振りであってほしいね、と画面を見ていると、予報時には水が押し寄せ始めた。それからの早いこと、流される車がまるで走っているかのよう。すさまじい。津波の恐ろしさをライブで教えられた。それにしても災害にあわれたかたがたは気の毒としか言いようがない。
仙台は雪が降っている。停電が拡大しているという。ここでも余震が続いているので、ストーブをとめたままなので、私の部屋も寒い。しかし仙台の雪景色を見たら、寒いなんてぼやいていては申し訳ない。
ここは震度4だったようだ。それにしてはものも落ちなかった。おんぼろ屋なのに。
息子は熱海にいたが、道路が通行止めになるといけないからと急いで帰ってきたという。135号線には稲村あたりで落石があったそうだ。ほどなく東海道線も道路もストップになった。真鶴に来ていたお客さんたちは間に合ったのだろうか。以前、交通マヒしたとき、お客さんたちのため情報センターを開放したことがあった。今回はどうだったんだろう。
真鶴や近隣の情報が知りたいと思ったが、こういうときどこにアクセスしたらいいんだろう。海の状態でもと思ってアクセスしてみたが、魚座のライブも小学校のライブも流れなかった。
和美さんが来て言うことには電話も携帯も通じないという。幸い停電はしていないので、テレビはかけっぱなしで見ていたが、ここが災害地になったら、情報は得られないということだ。テレビで隣近所声をかけ合って、と言っているが、高齢者たちは隣近所に声をかけに行けないなぁ。
原発で放射能漏れの危険性があるから、と近隣住民に避難勧告が避難指示になった。「地震大国で原発は危険ではないか」という疑問に電力会社はいずれも「安全対策は十分にしているから大丈夫だ」と豪語してきた。やはり自然災害には勝てないんだね。住民に被害のないことを祈るのみ。