ヒマ人の筈なのだが、ここのところ雑用で忙しい。でも、仕事はためないでひとつひとつ済ませている。もっとも人が相手のものは、おいそれとはかたずかない。そのままにすると忘れてしまいそうなので、机の上に用事とそれに必要な連絡先を書いて、終わったら捨てるようにしている。結構、事務屋だねぇ。
水曜日、陶芸に行くと、仲間がポリ袋を持ってきて「これ、卵のう?」と聞いた。庭で足にかかったものだそうだ。「あ~、卵のうだ」と言って見ると、オオヒメグモの卵のうに似ている。よく見ると、卵のうから子グもがわんさと出てきている。「孵っているよ」
孵ったばかりのクモの子なんて見たことがない、と他の人たちものぞいている。1mmにも満たない、それはそれは小さなクモが卵のうにびっしりとくっついている。いっぱしに離れて独り歩きしているのもいる。孵ったばかりの子どもたちは固まっているんですよ、それを「まどい」と言うんです、なんて説明している。「種類はわかんないよ」と言って、その袋をもらってきた。
下駄箱の上は、片付けの途中で、一時避難で持って来られた、陶器や木彫などが並んでいる。そのひとつ、コブラを形どった物入れに卵のうを入れた。ポリ袋は私が作ってニワトリが落として壊した、ネコの置物の耳にかけておいた。
翌日見ると、コブラの開いた口に、子グモがいっぱいぶら下がっていた。
金曜日、思い出してカメラを持って行って、子グモを探した。クモはもうばらばらに散って、それぞれが網を張っていた。小さいので網の形も見えない。マクロ100をつけて写真をとったが、小さすぎてダメ。コンバーターで2倍にすることはできるが、三脚を持ってこないと無理。で、もう少し大きくなるのを待とうと止めた。
同じく水曜日、旅仲間の一人が、入院して、旅行に行けない、キャンセルしてほしいと、他の人を通して連絡があった。そこで、まず、航空券のキャンセルをしようとJALに電話をした。1ケ月半前なので、手数料で半分かかるが、入院しているのなら、医師の診断書があれば、全額返済してくれるという説明があった。で、医師の診断書をもらえるかどうか連絡したが返事が来ない。翌日、診断書をもらうと言うので、その旨JALに電話をすると、診断書が届いたら、FAXの送り先を教えるという。その診断書も金曜日の夕方には届き、すぐJALに電話し、FAXを送ると、折り返し、電話があり、全額返済できると言われた。やれやれ、ほっと。宿泊先もキャンセル完了。
ガス屋さんにも、来週からの素焼き、本焼きの日程を電話した。中圧なので、どこでも扱っているわけではない。圧がさがると、ガスがあっても、温度が上がらないのだ。そこで念のため、必ず次に使う人が電話をすることになっている。
先週金曜日、初めて新しい窯で本焼きした。最終的に上が1240℃、下が1214℃までしか上がらなかったから、生焼けではないかと心配していた。それだけ上がっていれば、大丈夫だとは思ったが、一応電話をして、窯出しの様子を聞くと、大丈夫だったようだ。よかった、よかった。
一週間に一度しか外に出ないから、選挙の掲示板がもう出来ているのに気がついた。来週からか。にぎやかになるけど、毎度のことながら「お願いします」だけじゃなく、何をしたいのか主張を言ってもらいたいね。悪口言いたいんだけど、やめておこう。
がたがたしていたので、毎週木曜日、たのしみにしている「コズミック フロント」は居眠りばかり。でも、プラネタリウムの話だったのは覚えている。