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ショック

2023-06-02 14:22:31 | 日記
夕べ9時からのテレビ。「どこへ?消えた1万人の子どもたち〜隠された「児童移民」の闇〜」というタイトル。見ていておぞましくてはきけがしてきた。しかしこれは実話だ。1940年代から60年代まで、というから私とさほど変わらない子どもたち。日本も敗戦で辛い思いはしたが。

イギリスのこの事実は知らなかった。
孤児院から連れ出された子どもたちは、推計10万人を超えるそうだ。それをあぶりだしたのは、ソーシャルワーカーの女性だった。たまたま面接した40代の女性が、私は誰なのか、親は誰なのか、家族はいるのか、と問いかけた。そこからルーツ探しが始まり、養護施設は、親たちに養子に出すと伝え、子どもたちには親たちは死亡しと伝え、集められた子どもたちはオーストラリアに労働力として送られた。子どもたちを捨てたのは、国の政策だったわけだ。

・・・・・・・
イギリスの黒い歴史と言われた「児童移民制度」における虐待や強制労働を、政府相手に告発した社会福祉士、マーガレット・ハンフリーズを直撃!
 2011年10月29日  20時29分
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ジム・ローチ監督とマーガレット・ハンフリーズ
 イギリスの黒い歴史と言われ、世界中でもヘッドラインの記事として扱われてきた英国の「児童移民制度」。この制度を題材にし、英国からオーストラリアなどの連邦諸国に移住させられた孤児たちが過酷な環境で働かされた実態を告発した社会福祉士のマーガレット・ハンフリーズの実話を描いた新作『オレンジズ・アンド・サンシャイン(原題) / Oranges and Sunshine』について、ジム・ローチ監督とマーガレット・ハンフリーズが語った。
 同作は、イギリスのノッティンガムに住む社会福祉士として働くマーガレット・ハンフリーズ(エミリー・ワトソン)は、英国政府が1896年から1970年代にかけて、13万人もの貧困家庭や親の麻薬依存症、そしてアルコール中毒などを理由に親から引き離された児童や孤児が、福祉の名のもとにオーストラリアやニュージーランドの施設に送り込まれていた「児童移民制度」を告発し、後に英国の首相を正式に謝罪させていく過程を描いた衝撃の実話作品。監督はイギリスの巨匠ケン・ローチの息子、ジム・ローチがメガホンを取っている。
 マーガレット・ハンフリーズが執筆した「児童移民制度」での虐待を明らかにした本「からのゆりかご(邦題) / Empty Cradles」を出版したのが1994年だが、映画化されることにマーガレットは抵抗があったようだ。「確かにそれは心配だったわね。フィルムメイカーにアプローチされ、あなたの回想録を映画にしたいと言われても、(これまでの)歴史を扱った映画は失敗作がゴミのように山積みだもの。(過去の)犠牲者はそんな映画に苦しめられてきてもいるわ。したがって、この映画を誰が製作するのかが問題で、それだけは明確にわかっていたの」と語り、さらに「その製作する人物は、社会的な認識、良識、同情を持ち合わせ、それらの価値が彼ら(フィルムメイカーたち)が働く映画界での価値よりも重要であることを、まず理解していなければならないと思っていたわ」と述べた後、このほかに彼女が気にしていたこととして「わたしはこれまで、人生を通してひどい裏切られ方をした人々(過去に児童移民だった人々)と仕事をしてきたわ。だからわたしが映画にかかわれば、彼らはわたしが裏切ったと思わないようにもしなければいけなかった」と語った。さらにマーガレットは、ジム・ローチ監督がアプローチするまで、数多くのフィルムメイカーが彼女に映画化のオファーをしてきたそうだが、すべて断ってきたそうだ。


 オーストラリアやニュージーランドの施設に送り込まれた児童たちの多くは、ろくな教育を受けない環境下で育ったようだ。「僕らが会った児童移民を強いられた人々のほとんどが、わずかな教育か全く教育を受けていなかった。そのため、その多く児童たちは、大人になって手作業の仕事や肉体労働に従事している人が多かったんだ。そして、彼らのほとんどは独学で勉強した人ばかりで、しかも送られた里親のもとを離れてから、ようやく勉強できた人たちも結構居たんだよ……」と抑圧された環境で多くの児童が暮らしていたことをジム・ローチ監督が明かした。
 どのようにして、過去に児童移民だった人々たちの信頼を得て、マーガレットは彼らからプライベートな話を聞き出したのか。「わたしのように、25年間もソーシャルワーカーとして同じ人(過去に児童移民だった人)たちをお世話してきたようなケースは稀なの。現実では、そういうことはまずないわ。彼らとの仕事で何が重要かと言うと、信頼を得ながら(彼らを)理解していくこと、だから、わたしのこのプロジェクトは“チャイルド・マイグランツ・トラスト”と言うの。特にこのプロジェクトを始めた当初は、信頼を確立しなければ何も進まないとも思っていたわ。だから、わたしは実際にわたしの夫や子どもをイギリスに残してまで、オーストラリアに長い間滞在しなければいけなかったの。つまりそのジェスチャーは、わたしも一人でここ(オーストラリア)に来て、彼らとお互いに信頼しあえるまで、長い間ともに暮らすことになるということを彼ら(過去に児童移民だった人々)に示していたの」と相当な決意と覚悟で信頼を得た彼女は、イギリス政府と対立し、英国首相の謝罪までこぎつけていく。
 


「ホームチルドレン」「児童移民」も検索してください。
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定例会傍聴

2023-06-02 11:23:28 | 日記
昨日に引き続き6月定例会を傍聴した。「こんな質問しかできないの、飽きた、飽きた」とぶすぶす言いながらも、ちゃんと傍聴した。昨日は一般質問がメイン。それ以外には人事案件。人事案件は質疑もなく全員賛成。町長の退職を求める請願が出され、議案に採択されたが、総務委に付託。内容も相も変わらず、文章も下手。提出者は相も変わらず薮田さん。そういえば薮田さんたち、裁判所へ告発したっけな。それどうなったんだろう。こんな請願出してくるってことは?今日も質問はほとんどなし。昨日と同じく、午前中で終わった。

補正予算の中で知りたいことがたくさんあったんだが、議員たちは町民の声を直に聞いてないから、質問してくれない。そこで課長たちに電話して聞いてみた。それぞれ丁寧に答えてくれた。教育委員会だけは、課長が電話にでられなかったので、伝言しておいた。

気になっていた町道16号線(旧丸山線)の側溝工事。大道まで直したので、補修費は800万円かかったそうだ。でもさ、反対側も補修してほしいんだけど、いつになる?お年寄りたちに、毎度のことながら、知らない人にも聞いてみた。こちらの方が歩きやすいですよ、というと、小田百から出てきて、車通りが多いから横断は怖い、こっち側にわたるより、そのまま道伝いに上った方が、足場が悪くてもいいということだった。それも伝えた。反対側も今年度の計画に入っているから、今年度中には補修できるという返事。よかった、よかった。通行者になり代わって、ありがとう!と礼を言っておいた。
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