日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

スポーツと脳

2005-04-13 12:18:46 | スポーツ
「経熱も冷める反日運動」にトラックバックくださった社長の本音日記さんありがとうございました。
そしてだいぶ前のエントリー「鏡とにらめっこ」にトラックバックを頂いたな~んちゃってFPのひとり言さん、くくの心さん、ありがとうございました。
いまだ、トラックバックが上手くできないため、ここでお礼を申し上げます。

「社長の本音日記」を拝読させて頂くと、現在進行形の中国での反日活動の実態がわかるような気がします。
確かにデモに参加している中国の青年達は口々に「日本製品不買」ということを叫びますが、彼等の持っている携帯電話やデジカメなどは日本製であったりしますからね。
そして、今回の件で一番拙い対応をしてしまったのは中国政府でしょう。

「な~んちゃってFPのひとり言」さんと「くくの心」さんのお二人は、「一流の顔」という書籍についての内容です。
個人的にこの本で印象的だったのは「つくり過ぎない」ということでした。
この春、高校生となった女の子達も夏休みが過ぎたくらいからお化粧をして登校するようになるかも知れません。
今日日、幼稚園とか小学校低学年向けの化粧品が売られている時代ですから、当たり前のことかも知れません。
でも「つくりすぎた顔」は、個性をなくし、その人らしさを壊してしまうモノだ、ということも知って欲しいですね。

さて、今週発売の「AERA」に「サッカー脳VS野球脳」という特集が、トップに組まれています。
二大人気スポーツですが、どうやらプレーをしている時に使われている脳の場所が違うようなのです。
サッカーのように試合中監督の指示よりも、選手個人の状況判断が優先されるスポーツは「前頭葉」を使っているらしいのです。
それだけではなく、敵となる相手とボールを出すチームメイトの位置的関係を平面(=ピッチ上)だけではなく、俯瞰的な立体イメージが必要であるがために、「前頭葉」をフルに使わなくてはいけないということなのです。
それに対し、野球のように1回毎に攻守が入れ替わり、ポジションの移動が余り無く、試合中でも監督の指示を受けやすいスポーツの場合は「職人的技巧」が求められるため「前頭葉」の活動よりも他の場所の脳の活動が求められるというのです。
むしろ、投手が投げたボールに対して0.何秒という速度で「どんなボールなのか?」ということを判断するためには「体がその動作を覚えるまで繰り返す」というトレーニングが効果的となるということなのです。
だからといって、「イメージ力や創造力、判断力が身に付くサッカーの方が、優れたスポーツ」とはいえません。
逆に野球は「集中力」がつくといわれています。
スポーツそのものには、優劣は無いのです。
むしろ、子どもの頃は様々なスポーツを経験することの方が、バランスの取れた「脳」になるといえるのです。

この特集で面白かったのは「脳の違いによるハローワーク」という適性職種があったこと。
ひとつのルールに従ってする仕事だからといって、野球脳派とはいえないようです。

何事も決め付けたモノの見方をしないためにも、スポーツを活用するという方法はあるようです。