日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

夕方5時のマクドナルド

2008-03-06 23:22:23 | ライフスタイル
久しぶりに、近所のマックへ行った。
平日の3時過ぎ。店内がすいているつもりで行ったのだが、人が多いのにビックリ。
我が家の近くのマックは、ドライブスルーや遊び場がある郊外型店舗。
以前この時間帯で多く見かけたのは、「お誕生パーティー」の親子連れだった。
それが、仕事時間中では?と思われるサラリーマンが、ノートPCを持ち込んでいたり、テスト期間中と思しき高校生がノートと参考書を広げ、友だちと勉強なのかおしゃべりなのか?していた。

そんな店内の一角に「予約」の案内があった。
時間は4時15分~。
何事だろう?と思いながら、空いている席で仕事(といっても、ノートに「アイディアマップ」を書ていた)をしていた。
予定の時間頃、次々と幼稚園児とその母親らしき親子がやってくる。
「こんな時間に、お誕生パーティー???」と思ってみていたら、どうやら「お誕生日パーティー」ではなく、幼稚園かお稽古事の発表会の打ち上げだったようだ。

そんな光景を見ながら、一種の違和感を覚えた。
夕方4時過ぎ(実質パーティーが始まったのは、5時近く)に、子供連れでマックでパーティー(というか、食事会)ということに、違和感を感じたのだ。
今のお子さんたちは、様々なお稽古事で忙しく、当然それに付き添うお母さんたちも忙しいのは分かるのだが、夕方5時近くというのは「おやつ」の時間ではない。
どちらかといえば、夕飯に近い時間帯だ。
まさか、このパーティーで食べるハンバーガーが夕飯代わりになるのだろうか?という、コトを考えてしまったのだ。
その団体さんの近くのテーブルには、幼稚園と小学校低学年と思われる子供とお母さんらしき人が、同じくハンバーガーを食べている。
こちらは、どう見ても夕飯のように見える。

子供の生活時間が大きく変化しつつある、と言うコト知ってはいる。
特に、生活時間帯が朝型から夜型になり、幼稚園や小学校低学年でも朝から活動できないという子供が増えているとも聞く。
その弊害は、想像以上に深刻だという話もあるようだ。
そんな子供の生活時間を大きく狂わせているのは、もしかしたら親なのでは?と、考えてしまったのだ。

もう一つ気になったのは、最近盛んにいわれる「食の安全」ということだ。
マックに問題があるというのではない。
ただ、お手軽なファーストフードで済ませても構わない、という発想に「大丈夫?」という気がするのだ。
何もかも手作りがベストだとも思わないし、忙しいお母さんたちには無理な話だという事もわかる。
なら、時間に余裕のある時に近くの公園(実際、近くに公園がある)で、持ち寄りのランチをしても良いのではないだろうか?
見栄を張る必要も無いだろうし、何よりも子供たちと一緒になって持ち寄る食べ物を作るという時間が、より意味のあるパーティーとしてくれるのでは?と、考えるのである。