日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

連休の高速道路渋滞に思う

2009-11-23 22:28:28 | 徒然
今日が今年最後の、3連休最終日となった。
昨年は、友人と一緒に京都へ紅葉を見に在来線で出かけたのだが、行く先々で人が多かった。
唯一人が少なかったところは「霊鑑寺」くらいだった。

そして今年、高速道路1,000円が実施されたこともあり、各地の高速道路では大渋滞となったようだ。
これでは運転をするお父さんは、疲労を抱えたまま、明日からまた仕事に励むと言う状況なのでは?と、テレビのニュースを見ながら思ってしまった。

連休になるたびに、映し出される高速道路の大渋滞の映像を見ながら、時々思ってしまうことがある。
それは、休日どうしても出かけなくてはいけないのだろうか?というコトだ。
「連休=クルマでチョッと遠出=家族サービス=お父さんの役割」というコトなのだろうか?
個人的には、年に何度かある3連休のうち1回くらいは、電車で出かけても良いのではないだろうか?

確かに、一家揃っての遠出となるとクルマで出掛けたほうが、経済的には安価だと思う。
その分、遠出できる機会も増える、と言うのも分る。
だが、その「クルマでお出掛け」では身に付けなくてはいけないコトを、忘れてしまっているように感じるコトがある。
それは「公共性」というコトだ。
「公共性」というと大上段に構えた感じなのだが、決してそのようなコトではなく、例えば、騒いで、駆け回ってはいけない場所での過ごし方だとか、自分と家族以外の人たちとの接し方といった、ある種の「社会性」のようなコトだ。

ファーストフード店やファミレスなどで、大騒ぎをする子供たちの姿を見るたびに、親が叱らないだけではなく、自分と他人との関係と言う当たり前の事が分らないのでは?と言う気がすることがままとしてある。
「他人の目」の意識が無いというか・・・。
考えてみれば、クルマで移動すれば移動中どれだけ騒いでも、誰にも迷惑を掛けることはない。
しかし、電車で1,2時間移動するとなると、そういうわけにはいかない。
ワクワク楽しい気分を持ちながらも、静かにしなければ他の乗客に迷惑をかけてしまうからだ。

もっと、子供の頃から積極的に電車などで「社会性」を身に付けさせるコトも、大切だと言う気がするのだ。
そして、日ごろ仕事で疲れているお父さんにも、本当のお休みの日になるのでは?
クルマの運転では見落としてしまう、車窓の風景を見ながらイロイロな話をすると言うのも、電車での遠出の楽しみだと思うのだ。

何も新幹線に乗って、出かける必要はない。
各駅停車の遠出も、なかなか楽しいモノがある。