今年のヒット商品

昨日、日経トレンディの「今年のヒット商品ベスト３０」の発表が、あったようだ。
「今年のヒット商品ベスト３０」

このようなニュースを聞くと、年末も近いと言う印象がある。
上位商品を見てみると、今年の生活者の気持ちと言うモノが現れているようだ。
その中でも１位の「食べるラー油」は、昨年秋頃から売れはじめ、今年になって大ヒットした商品。
いまや、全国各地で「地元オリジナル・食べるラー油」が発売されている。
それだけではなく、「食べるラー油」に続け！とばかりに、「食べる（ご飯などにかける）調味料」が注目されはじめている。
現在の注目商品は、山形の「しょうゆの実」らしい（山形の新しいお米「つや姫」紹介HPより）。
「食べるラー油」のヒットが発端になって、「地方食」が注目されると言うのは、日本が元気になるきっかけとなるかも知れない。

この「食べるラー油」とはチョッと違うのだが、同じく上位につけた商品が「プレミアムロールケーキ」だ。
コンビニの「プチ贅沢商品」として、女性だけではなく男性の間でも人気になった商品だ。
だからと言って、「デフレ傾向」がおさまったわけではない。
どちらかと言えば「メリハリのあるお金の使い方」傾向が強くなった、と考えるべきなのかも知れない。
もちろん、いつもいつも窮々とした「節約生活疲労の反動」ともいえないわけではないが、多くの生活者のささやかな楽しみを与えるモノが、今年のヒット商品になっているような気がしている。

個人的には「体脂肪計タニタの社員食堂」と言う、料理本が「影のヒット」だと思っている。
今年の春ぐらいから書店の店頭に並びはじめ、一時は増刷が間に合わない状態になっていた。
「社員食堂は日替わり定食のみ」と言う発想に、驚きながらも理由を知れば納得、と言うチョッと逆転の発想が、時には必要なのかも知れない・・・と、感じさせてくれたからだ。
もちろんメタボが気になる方にとって、参考になるレシピアイディアが満載となっている。