日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

いよいよ、韓国製テレビがお茶の間に?

2010-11-26 13:35:46 | CMウォッチ
先日、「大手有名メーカーVS新興メーカー」と言うタイトルで、テレビのことをエントリした。

その時「韓国のサムソンやLGが、世界では一般的になりつつあるが、日本では見かけたことがない・・・」と言う内容のコトを書いた。
それから程なく、LGのテレビCMが流れるようになった。
というコトは、本格的に日本の市場へ参戦してきたと言うことか?

それにしてもLGのテレビCMを担当している、代理店はなかなかタレント起用が上手なようだ。
確かLGの携帯電話のCMには、蒼井憂さんを起用していたと記憶している。
そして今回のテレビでは、「ゲゲゲの女房」で水木しげるさん役をやった向井理さんを起用している。

そのテレビCMを見ていると、イラっとくる方もいらっしゃるようだが、おそらくLG側としては、下手に「LGのテレビは、コンナに凄い!!」と言ってしまうと、日本の市場から反発を招きかねないと考えての、回りくどい表現で誤魔化しているような気がする。
ただ、テレビCMという限られた時間の中で、あのような回りくどく、一体何が言いたいのかわからないテレビCMというのは、受け手としてはイライラするだろう。
それが逆効果になりかねない、と言うリスクはあると思う。
その意味で、LGのテレビCMが成功しているとはあまり思えない。

ただ、LGが積極的に日本市場へ進出しはじめた、と言うコトには変わりない。
とすれば、LGのライバルはいわゆる大手有名メーカーだろうか?
それとも、いわゆる新興メーカーだろうか?
LGのHPを見ると、既に3Dテレビなどもラインナップとしてあることを考えると、やはり大手有名メーカーをライバルとして、考えているような気がする。
テレビCMでは、日本の企業を立てつつ、「本当は自分たちのテレビは、こんなに凄いんです」と、回りくどく言っているが、コト家電については日本人の「日本製志向」の強い。
リビングに置くなら、日本の大手有名メーカー製。
寝室などのプライベートスペースだったら、LGの様な韓国製テレビか、日本の新興メーカーのモノ・・・。
そんな選択が十分考えられる。
そうなると、日本の新興メーカーは韓国製のテレビがライバルと考えるべきなのかも知れない。