日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

ヨン様の次は、「乙ゲー」?

2010-11-11 12:10:00 | トレンド
テレビを何気なく見ていると、やたらと目に付くCMがある。
いわゆる「携帯(電話)ゲーム」と呼ばれる、ゲームのCMだ。

「携帯(電話)ゲーム」と言っても、様々。
かつて人気のあったゲームの復刻版(?)もあれば、ネットワークゲームのようなモノもある。
ただテレビCMを見てみると、今年の春~夏頃までは若年層を対象にしていたように思われたCMが、寒くなってから大人向けと言うか、インベーダーゲームなどを体験した世代~テレビゲーム第一世代(30代後半~40代前半)を対象に移ってきたように思える。

私自身は、テレビゲームもPCでのゲーム、ネットワークゲームなどを一切しない。
「しない」と言うか、「やったことが無い」。
それは興味が無いからだ。
ただ、テレビCMを見ていると「こんなコトに興味があるのか・・・」と、勉強になる。
元々このようなゲームの対象は男性だったように思うのだが、最近では女性向けゲームもあるようだ。
例えば「キャパクラ嬢ゲーム」のテレビCMを見ていると、「今と言う時代だな~」と言う気がする。
一昔前なら、多分「若いお嬢さんがキャパクラ嬢になる」と言うコト自体、抵抗感があったように思うからだ。
他にも「男子高校に、女子が一人(ゲームをする人)が転校する」と言う、恋愛ゲームもある(と言っても、テレビCMを見ただけだが)。

そんな「女子向けゲーム」が、最近人気らしい。
「女子向け」と言うコトで、「乙女ゲーム」とか「乙ゲー」と呼ばれているようだ。
そして、30代~40代の女性が「乙女ゲーム」にはまっているらしい。

「ゲーム恋愛」と言うと、どこかオタク的で非社交的な男性のイメージが沸くのだが、「乙女ゲーム」にはまる女性達は、非社交的と言う感じではないようだ。
イベントなどでは、ゲームに登場するキャラクターの声優さんに歓声を上げ、携帯電話のカメラでパシャパシャ・・・。
その姿を見ると、まるで数年前、ヨン様に胸ときめかせた女性達のようだ。
秋葉原アイドルを応援する「オタク」さんたちと似ていないわけではないのだが、その元気度となると、女性のほうがパワーがあるような気がする。

ヨン様の次は「乙女ゲーム」と言うコトなのか?
そんな気がする、大人の女性達のゲーム熱だ。