日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

機密は何故、もれるのだろう?

2010-11-30 15:57:34 | 徒然
今朝の新聞各紙がトップ扱いにしたニュースがある。
ご存知の「ウィキリークス」による、米国機密公文書の情報漏洩だ。
つい先日、日本では「テロリスト情報」が流出し、その情報を元に、本の出版が決まったことも記憶に新しい。

日本で流出した「テロリスト情報」については、テロリストとはまったく関係のない、イスラム系の人まで対象者となっていた事が分り、ご当人が大変憤慨されているのをテレビのニュースで見た。
その意味で、自分の知らないトコロで自分がテロリストでは無いにしても、要注意人物として挙げられて、監視の目に晒されているとすれば、とても嫌な気がする。
まるで、70年以上前に戻ったような感じだ。

本の出版については、「今更どうよ・・・」と言う気がしないわけではない。
ただ、自分の知らないところで「監視社会」となっているのだとすれば、それは薄気味悪い社会だと言える。

そして今回の米国機密情報の漏洩だ。
この漏洩した情報が元になって、今日の新聞各紙のWEBサイトでは、様々なニュースが出ている。
日経新聞などは、日本が「北朝鮮の拉致問題」に固執していることに懸念を持っていると、報じているが、朝日新聞では「北朝鮮は駄々っ子」と中国は思っているという本音が、記事として取り上げられている。

情報化社会になり、情報管理も厳しくなってきているはずなのに、何故か「情報漏洩」が最近多い。
日本の「テロリスト情報流出」は、ファイル共有ソフトを介したモノだったようだが、そもそもファイル共有ソフトを仕事場で使うPCにインストールしているコト自体???だ。
一層のことなら、使用を制限する必要があるのかも知れない。

それでも「機密情報」は、どこからか漏れるのだと思う。
それは「ここだけの話・・・」と言って話される内容に限って、一夜にして千里を走ってしまうことがよくあるからだ。
まして、インターネットと言う情報網があるのだ。
一夜で千里どころか十万里くらいは、軽く走ってしまうはずだ。
とすれば、情報化社会で情報管理されているはずであっても、人の行動はあまり変わっていないというコトなのかも知れない。