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日本でもブレイクするか?「フェイスブック」

2011-01-19 13:33:33 | トレンド
先日、アカデミー賞の前哨戦といわれる「ゴールデングローブ賞」の発表があった。
主要部門を総なめしたのは、「ソーシャル・ネットワーク」だった。
ご存知の方も多いと思うが、映画「ソーシャルネットワーク」には実在する人物がいる。
それが「フェイスブック」の創設者・マーク・ザッカーバーグだ。

実際の映画を見ていないので映画についての評はしないが、アメリカではインターネット利用者の2/3が「フェイスブック」に登録をし、その半数以上の人がほぼ毎日「フェイスブック」をチェックし、何らかのアクションをしている、と言われている。
その「フェイスブック」の波が、いよいよ日本にも上陸しはじめているようだ。
まるで映画の公開にあわせたように、一部の週刊誌などでは「フェイスブック」を取り上げている。
ちょうちん記事だとは思わないのだが、多くは「フェイスブック」のメリット記事が多い。
肯定的な記事が多いのは、ビジネス利用ができるなど、これまでのmixiなどのSNSでは出来なかった「人脈作り」が出来たりするためだろう。
それだけではなく、先のチュニジアで起こった暴動・政変の影には「フェイスブック」の影響があったといわれている。

とはいっても、決してメリットだけではない。
SNSの代表的なmixiなどは、紹介者が必要(現在は、不要)であるにも関わらず、実名ではなく、「ハンドルネーム」と言うニックネームで登録するコトでプライベートを完全に明らかにしていない。
その程度で、プライバシーを保護しているとはいえないかも知れないが、少なくとも実名を公開しないコトで、利用者の気軽さやプライバシーについての安心感的なモノがあるのではないだろうか?
それが「フェイスブック」の場合、実名公開を基本としているため登録する側にはそれなりにリスクがあると言うコトを理解し、納得した上での登録・利用が必要となる。
もちろん、実名を公開すると言うことは、その発言に対しての責任が明確に発生するし、それだけに気軽さは無くなる。
時には、事件まで起きているようだ。

それでも、アメリカをはじめ世界のネットユーザーは「フェイスブック」を利用し、ビジネスだけではなく趣味仲間を募ったりして、「人脈」を作っている。
果たして、この日本で「フェイスブック」が流行するのか?
とすれば、どんなカタチで拡がっていくのか?
とても興味がある。