日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

女子会、ツィッター・・・「口コミ」ツール?

2011-01-21 13:22:41 | ビジネス
3週間ほど後には、バレンタイン・デーがある。
今年は、月曜日と言うコトもあり「義理チョコ復活か?」とも言われている。
と言う訳でもないのだろうが、今年のバレンタイン商戦は昨年暮から既に始まっている。

一部百貨店や大手スーパーでは、既に店頭にバレンタイン向けチョコレートが並んでいる。
この様な「イベント先取り販売」が、年々早まっているように感じるのだが、「どうなんだろう?」という気がしないわけではない。

ところで、今年のバレンタイン商戦に意外なモノが注目されているようだ。
それが「女子会」。
先日、名古屋では「女性限定(?)バレンタイン用チョコレート試食会」が行われ、テレビのニュースになっていた。
この試食会で用意されたチョコレートは、いわゆる「高級チョコ」と呼ばれるモノ。
一粒400円とか500円するような、国内外の有名パテシェやチョコレート専門のショコラティエのチョコレートやホテルのチョコレートを自由に試食できる、と言うイベントだったようだ。

この時点で既に「バレンタイン商戦」の第一陣が始まっているのだが、このような「試食会」を開催した側には、「女子会」による「口コミ」を期待しているようだ。
実際、インタビューでは「次の『女子会』で、みんなに勧めてみたい」と答える参加者も、数多くいた。

「口コミ」による効果として、最近期待されているのが「ツィッター」だろう。
一つのテーマを立てることで、次々とフォローされそれが大きな動きとなっていく・・・と言う効果を期待し、様々な場面で「ツィッター」の「T」のマークを見ることができる。
それは映画の公式HPだけではなく、企業HPなどでも多く見られる。
多くの企業にとって「ツィッター」は、一つの広告宣伝のツールとしてみていると言う証拠だろう。

それに比べると「女子会」というのは、ここ1、2年のこと。
「女子会」そのものは、広告・宣伝のツールではない。
どちらかと言うと、「元同窓生の異業種交流会」であったり「趣味の集まり」だったりする。
その意味では「女子会」はビジネスとは、無関係な存在だと言える。
むしろビジネスとは無関係だからこそ、企業側としては「上手に使いたいネットワーク」なのではないだろうか?
「商売臭さがない」分、良くも悪くもその情報は一気に広がる。
下手なマス広告を打つよりも、効率面も含め魅力的なだろう。

ところで・・・「女子会」はあるのに、何故「男子会」と言う動きは起きないのでしょう?
拙ブログに来られる男性諸氏のみなさま、その理由をよろしければ教えてください。