北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

Weblog北大路機関 2009年運営方針構想 マクロ視点からの連載記事を充実

2009-01-03 23:50:24 | 北大路機関 広報

■2009年版Weblog北大路機関

 本日で正月の三が日も終了、ということで、Weblog北大路機関は2009年、どういった指針で進めるかということについてひとつ。

Img_9502  現在、F-X問題に関する一視点を、同盟関係なども交えた“日米同盟を考える: 航空自衛隊 次期主力戦闘機(F-X)候補”というものを順次上げていて、続いて、航空母艦保有の是非や、国際平和維持活動と日本、というものを同盟の視点から議論する予定。本年のWeblog北大路機関は、安全保障面の記事では、従来の自衛隊関連行事などに加えて、連載記事に新しく重点を置いた構成とする予定。

Img_0842  Weblog北大路機関として、考えてゆかなければならない問題は、よく問われることでもあるのだけれども、自衛隊とは強いのか?という問いだ。これは、そもそも、今日の日本そのものを見れば問いの答えにもなりそうなのだけれども、“強い”という視点の定義から、日本という国のこれから、についても含め、より広い視点から見てゆくことは必要なのかな、と考えているところだ。

Img_7925  そこで、より広い視点からみてゆくことも必要なのかな、と。例えば、国際貢献任務、これはもちろん、自衛隊が参加するものから国家としてより大きな定義の下で行うものまでを含めてであるが、憲法問題や国際公序の視点までもを包括し、日本は何処へ向かうのか、ということを、特に一般論としては議論されない、軍事という視点も概括した上で理論を展開していく必要があるのかな、ということ。

Img_4439  さらに付け加え、これは、此処が議論の場所としては多分違うのだろうけれども、学問と研究対象としての軍事はどのように扱われるべきか、ということ。国際政治から公法研究に至るまで、視点に軍事的な知的背景があれば、というよりも、無ければ事象と論理が合致しない分野も出てきてしまうのだが、好奇心に依拠した個別研究(つまりヲタ)で無ければ、得ることができない分野でもあるので、これは改善の余地はあるのか、海外の文献紹介を含め考えてみるべきなのかな、と。

Img_2942  実際問題として、Weblog北大路機関に求められているものとは何なのかな?と。もちろん、毎日更新しているものだから読んでもらっているという事は前提として、他方で、大学の学部生の方で読んでます、といってくださる方が少なからずいろいろなところで会うので、応える為にも、いわゆる他の軍事を扱うブログや政治を扱うブログとは異なる内容にするべきなのかな、と考える次第。

Img_0821  平和とは何か、という視点から、という軸のもとで、国際関係学や平和学が踏み込まない視点に対応するというかたちが、これまでに挙げた構想を実現させるのには必要なのかな、ということ。つまり、ハーバーマスやリットバーガー、ナイなんかは個別に読んでもらって、Weblog北大路機関では理論と実情を埋めるためのツールの一角度を供することができるような、ということ。

Img_9241  とりあえず、F-Xに関する“日米同盟を考える: 航空自衛隊 次期主力戦闘機(F-X)候補”を完成させる、というところですね。一方、Weblogに掲載した写真は、自衛隊装備では少なく無い種類の装備を撮影することができたので、思い切ってHP化してみては、という声も時として聞く。興味はあるものの、時間も無いので、これは、今年も一応検討事項には挙げる、というところか。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文および写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする