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三菱重工海上自衛隊向け新造哨戒ヘリコプターSH-60K-8430号機

2009-01-22 22:18:39 | 先端軍事テクノロジー

◆30機目のSH-60K

 海上自衛隊向け哨戒ヘリコプターSH-60K新造機が飛行試験を行っている様子を写した写真が入手できたので掲載したい。小牧で生産された機体で試験飛行を行っている様子だ。

Img_2265  三菱重工小牧南工場では、空中給油受油プローブを装着した航空自衛隊向け救難ヘリコプターUH-60Jの588号機が飛行試験を開始したとのことであるが、写真は、同じ小牧南工場において生産されているSH-60K。ちなみに、UH-60Jの588号機は、空中給油受油プローブを装着しない状態で飛行試験も行うとのことで、時間がでてきたら、久しぶりに小牧の公園から撮影したい、と考える今日この頃。

Img_2260  さて、このSH-60Kであるが、機体番号が“30”と記されているため、8430号機、つまり新造されたヘリコプターであるということがわかる。8430、つまりSH-60Kも製造されて30番目の機体ということになる。海上自衛隊哨戒ヘリコプターの航空隊は、整理統合の結果、現在八個ある航空隊は五個航空隊へ集約され、結果、調達数は50機程度になるといわれているので、調達も後半に差し掛かってきた。先代のSH-60Jが103機導入されたことを考えるとずいぶんな縮小のようにみえる。

Img_2259  調達が順調なSH-60Kであるが、このほかにも航空機の順調な話題がある。聞くところによれば、神戸の新明和工業では、US-2洋上迷彩塗装の三号機となる9903号機[量産初号機]が初飛行を迎えた、とのこと。嘉手納基地には米空軍のF-22A前方展開が実施されており、航空関連では話題が多い日本の空である。

HARUNA

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コメント (4)
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