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ウクライナ情勢-NATO高官発言"ウクライナ軍の反撃再開は2025年になる可能性",ロシア軍ヴォフチャンスク戦線部隊再編制

2024-07-24 07:00:12 | 国際・政治
■防衛情報-ウクライナ戦争
 装備の事前備蓄重要性を示すと共に、いっぽうで装備品は想定される運用体系に最適化されるものである為に泥縄式の装備集約は結局泥沼式の戦闘長期化を生むという実情も感じるところです。

 ウクライナ軍の反撃再開は2025年になる可能性が高い、ISWアメリカ戦争研究所ウクライナ戦況報告として7月12日に公開した内容にはニューヨークタイムズ紙の11日付報道でのNATO高官発言を引用しており、この背景にはウクライナ軍の反撃開始に先立ち欧米からの軍事援助により前線へ兵力が充分配備されるのを待つ必要があるとしました。

 反撃について、ウクライナ軍は前線において現在は守勢ではあるものの、ロシア軍の攻撃に対して部分的な反撃を維持しており、こうした動きを通じて主導権の確保をこころみているもよう。これはせかされる構図で開始しとんざした2023年夏季反転攻勢の反省を活かしている可能性があります、現在は前線維持へ兵力を補充する事の方が優先という。

 前線の概況は、ウクライナ軍ホルティツイア郡報道官のヴォロシン大佐の発言として、ロシア軍は攻撃軸をチャシブヤール周辺からトレツク方面に移していると発言、こうしたなかで戦域情報ではロシア軍はアウディイフカ北東部のノヴォセリヴカペルシャとドネツク州ザポリージャ州の境界線付近ウロザイン集落中心部で前進しているもよう。■

 ロシア軍はヴォフチャンスク戦線などで部隊の再編制を試みている、ISWアメリカ戦争研究所7月13日付ウクライナ戦況報告によれば、ロシア軍はヴォフチャンスクとリプシ戦線で停滞している攻撃を再開する為に、部隊の再編制を実施しており、再編成による新戦力の投入によりこの方面での正面緊迫が増大する可能性が示唆されています。

 ヴォフチャンスクでは第153自動車化狙撃連隊、第138自動車化狙撃連隊を再編制中という。第153自動車化狙撃連隊はモスクワ軍管区第1親衛戦車軍第47戦車師団隷下、第138自動車化狙撃連隊はレニングラード軍管区第6諸兵科連合軍の隷下部隊で、一方でロシア軍はドネツク州ザポリージャ州の境界線付近での攻撃も大幅に強化しているとのこと。

 戦線全般の概況としては、ウクライナ軍はクピャンスク北西のライマンペルシイとスヴァトヴェ北西地域で前進に成功、対してロシア軍はクレミンナ北西のマキイフカやトレツク南東のザリズネ、アウディイフカ周辺部のノヴォセリフカペルシャとウロジャイネにおいて前進しているという。ともに大きな突破作戦などは実施されていない模様です。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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