■防衛情報:ウクライナ戦争
陸上防衛力の意義を2010年代に特集した際に相手国に対して専守防衛のもとでも相手国本土への不確定要素と軍事リソースの分散を強要できる、と説明したもの。
ウクライナ軍は現在ロシア本土クルスク州へ逆攻撃を進行中です。この攻撃そのものは6日に始まっており、ロイターやAFPなどが報じていました、第一報はISWアメリカ戦争研究所8月6日付戦況報告、しかしこの時点ではイラン革命防衛隊によるイスラエルへの軍事行動の懸念やバングラディッシュ政変等の情報に隠れていた構図ではあったが。
ISWアメリカ戦争研究所は8月6日、ロシア国防省とFSBロシア連邦保安局発表として、ウクライナ軍1個大隊がロシアクルスク州スミ市近郊のロシア軍陣地に対して複数回にわたる攻撃を加え、これをロシア国境軍とFSB警備隊により撃退した、と発表した内容を紹介しています。ただ、これはロシア側の発表した情報であることが重要でしょう。
■防衛情報:ウクライナ戦争
占領地と異なり地雷原や防御線のない地域での機械化部隊の威力は凄まじく、これも毎度のことですが自衛隊はもう少しこの部分を参考にしてほしい。
クルスク州逆攻撃について。情報が錯綜していますが、8日時点ではロシア側は完全に不意を突かれたものとおもわれ、12時間で縦深15km幅10kmにわたりウクライナ軍が前進、攻撃は複数旅団が参加し、欧州供与装甲戦闘車を装備する機械化歩兵部隊を含めているとの情報が。未確認情報にはF-16参加の可能性を示すものもありましたが。
ロシア本土への直接侵攻の背景は、憶測ではありますが、一説にはピンポンダッシュ説、つまりロシア側にウクライナ東部攻撃から兵力を引き抜かせる強要、一説にはスジャガスパイプライン測量所を制圧し天然ガス輸出を停止させ戦争遂行資金を枯渇させる説、国境から75km先のクルスク原子力発電所を目標としている説などが指摘されている。
■防衛情報:ウクライナ戦争
防衛線の立ち上げが遅すぎ今回のロシア軍の実情は情報戦での敗北という厳しい現実といえるでしょう。
ロシア領内へのウクライナ軍侵攻について、ISWアメリカ戦争研究所は8月7日付ウクライナ戦況報告において、7日の時点で10km前進した事を確認したとしています。そしてロシア側情報としてスジャとコレノボ間を結ぶ高速道路が攻撃軸となり、ロシア側情報ではコレノボとスジャの郊外で既に戦闘が開始されていると情報を紹介しています。
ロシア軍は国境警備線を突破され、次の防衛線構築に注力しており、ヴォフチャンスク攻撃へ再編成中の部隊2200名とベルゴロド州駐屯部隊4000名を投入する可能性をISWは分析しています。なお、ロシア軍のウクライナでの漸進は7日のISW報告までは明示されていますが、その後停滞しており、ウクライナ軍の行動が影響した可能性はたかい。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
陸上防衛力の意義を2010年代に特集した際に相手国に対して専守防衛のもとでも相手国本土への不確定要素と軍事リソースの分散を強要できる、と説明したもの。
ウクライナ軍は現在ロシア本土クルスク州へ逆攻撃を進行中です。この攻撃そのものは6日に始まっており、ロイターやAFPなどが報じていました、第一報はISWアメリカ戦争研究所8月6日付戦況報告、しかしこの時点ではイラン革命防衛隊によるイスラエルへの軍事行動の懸念やバングラディッシュ政変等の情報に隠れていた構図ではあったが。
ISWアメリカ戦争研究所は8月6日、ロシア国防省とFSBロシア連邦保安局発表として、ウクライナ軍1個大隊がロシアクルスク州スミ市近郊のロシア軍陣地に対して複数回にわたる攻撃を加え、これをロシア国境軍とFSB警備隊により撃退した、と発表した内容を紹介しています。ただ、これはロシア側の発表した情報であることが重要でしょう。
■防衛情報:ウクライナ戦争
占領地と異なり地雷原や防御線のない地域での機械化部隊の威力は凄まじく、これも毎度のことですが自衛隊はもう少しこの部分を参考にしてほしい。
クルスク州逆攻撃について。情報が錯綜していますが、8日時点ではロシア側は完全に不意を突かれたものとおもわれ、12時間で縦深15km幅10kmにわたりウクライナ軍が前進、攻撃は複数旅団が参加し、欧州供与装甲戦闘車を装備する機械化歩兵部隊を含めているとの情報が。未確認情報にはF-16参加の可能性を示すものもありましたが。
ロシア本土への直接侵攻の背景は、憶測ではありますが、一説にはピンポンダッシュ説、つまりロシア側にウクライナ東部攻撃から兵力を引き抜かせる強要、一説にはスジャガスパイプライン測量所を制圧し天然ガス輸出を停止させ戦争遂行資金を枯渇させる説、国境から75km先のクルスク原子力発電所を目標としている説などが指摘されている。
■防衛情報:ウクライナ戦争
防衛線の立ち上げが遅すぎ今回のロシア軍の実情は情報戦での敗北という厳しい現実といえるでしょう。
ロシア領内へのウクライナ軍侵攻について、ISWアメリカ戦争研究所は8月7日付ウクライナ戦況報告において、7日の時点で10km前進した事を確認したとしています。そしてロシア側情報としてスジャとコレノボ間を結ぶ高速道路が攻撃軸となり、ロシア側情報ではコレノボとスジャの郊外で既に戦闘が開始されていると情報を紹介しています。
ロシア軍は国境警備線を突破され、次の防衛線構築に注力しており、ヴォフチャンスク攻撃へ再編成中の部隊2200名とベルゴロド州駐屯部隊4000名を投入する可能性をISWは分析しています。なお、ロシア軍のウクライナでの漸進は7日のISW報告までは明示されていますが、その後停滞しており、ウクライナ軍の行動が影響した可能性はたかい。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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