■山科駅の京阪電車
地下鉄東西線は六地蔵行きのつもりで乗り込むと一部山科駅手前で地上に出てお隣滋賀県は大津市にいく電車が運行されているのです。

京津線を往く京阪800系電車、京津線はその名の通り京都と大津を結ぶ路線で、京都と大津は遠い、という印象を持つ方が居るようですが、実際に京都から大津を見ますと、ちょっと住宅街と谷間を縫う路線を通じて、地下鉄の延長線上に浜大津があり、意外と近い。

京阪電鉄の京津線、友人知人の中には京阪山科駅を地下鉄山科駅と勘違いして、注意書きはあるのだけれどもまあいいやという感じで、乗車したという人を少なからず知っているのですが、この京津線は非常に面白い歴史が有りまして、延伸の計画がありました。

大津から近江今津の方へ江若鉄道計画線へ連接する計画がありましたし、戦前の話なのですが、思い切って東京方面へ延伸してゆく計画、この頃にはあの近鉄の前進である大阪急行もなんとか東京へ向かう計画を立てていた、そんな壮大な計画が京阪にもあったのだ。

大阪から京津線を経由して三条から浜大津まで乗り入れていた時代がある、とはこれまでに紹介しましたところですけれども、京阪、この京津線の三条駅が終点であり、出町柳駅へは鴨東線という路線が整備されたというのは、実は1989年とそう昔の事ではない。

800系電車、この車輛を見るのは京阪が現実路線となた故のいわば、幼年期の終わり、なにかSF小説のタイトルのような良い方ですが、こう切替えていったのかな、とおもうのですが。しかし、京阪電鉄は今世紀に入り、中之島線延伸という、大阪方面だが延伸を果たす。中之島線は、将来的に大阪港へ延伸する計画が在ったと聞くのですが、それはさてさて。

大津と云えば、京都市内の不動産高騰を背景に京都郊外の住宅地、大津京今も、というところで一体化しているような身近な印象があるのですけれども、その堅実な発展を支える背景には、過去の京阪の壮大な路線計画が在ったということも考えると感慨深いのですね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
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京津線を往く京阪800系電車、京津線はその名の通り京都と大津を結ぶ路線で、京都と大津は遠い、という印象を持つ方が居るようですが、実際に京都から大津を見ますと、ちょっと住宅街と谷間を縫う路線を通じて、地下鉄の延長線上に浜大津があり、意外と近い。

京阪電鉄の京津線、友人知人の中には京阪山科駅を地下鉄山科駅と勘違いして、注意書きはあるのだけれどもまあいいやという感じで、乗車したという人を少なからず知っているのですが、この京津線は非常に面白い歴史が有りまして、延伸の計画がありました。

大津から近江今津の方へ江若鉄道計画線へ連接する計画がありましたし、戦前の話なのですが、思い切って東京方面へ延伸してゆく計画、この頃にはあの近鉄の前進である大阪急行もなんとか東京へ向かう計画を立てていた、そんな壮大な計画が京阪にもあったのだ。

大阪から京津線を経由して三条から浜大津まで乗り入れていた時代がある、とはこれまでに紹介しましたところですけれども、京阪、この京津線の三条駅が終点であり、出町柳駅へは鴨東線という路線が整備されたというのは、実は1989年とそう昔の事ではない。

800系電車、この車輛を見るのは京阪が現実路線となた故のいわば、幼年期の終わり、なにかSF小説のタイトルのような良い方ですが、こう切替えていったのかな、とおもうのですが。しかし、京阪電鉄は今世紀に入り、中之島線延伸という、大阪方面だが延伸を果たす。中之島線は、将来的に大阪港へ延伸する計画が在ったと聞くのですが、それはさてさて。

大津と云えば、京都市内の不動産高騰を背景に京都郊外の住宅地、大津京今も、というところで一体化しているような身近な印象があるのですけれども、その堅実な発展を支える背景には、過去の京阪の壮大な路線計画が在ったということも考えると感慨深いのですね。
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