榛名さんの総監部グルメ日誌
今年遥か昔に旅立った祖父が書斎に飾っていた瑞鶴の意味を知ったという出来事があったのですが、その2023年ものこりわずか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/e6/3bcf4c8679795149524d7c6292c78b0b.jpg)
七面鳥ですって冗談じゃないわ、とか、クリスマスにはシャケを喰え、という話題があるようですが。本日はクリスマスイヴ、ダイハードやホームアローンやバルジ大作戦のDVDでも眺めながら団らんの一時を過ごしたいものです。しかしその前にやることもあろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/32/e581a515d785e22fbdc40d399edc99a2.jpg)
錦市場、クリスマスということは要するに正月が近いという事も意味します。既に角松がならび正月飾りの準備をしている軒さきを目にする事も多く、そうかあいろいろあった2023年も、というよりも2024年の準備をしなければならないという頃合いなのですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/cb/94f193efe4424f98345c400d208a9b6a.jpg)
祝蔵舞や神聖や城陽、京都の銘酒がならぶ。実はこれ伏見界隈の友人知人には面と向って云えないのですが、私が一番好みの清酒は伊丹の白雪、酒は白雪やまは富士、の白雪ともう一つは紫崎酒造の銘酒、霧の榛名。だからこういう試飲三種というのは貴重な機会だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/9f/d4f991172cf228e4df12f3b04b22f20d.jpg)
牡蠣三種もり。清酒と共に頂きますのは、冬こそ牡蠣の季節ですよね、とうなづきながらつるりと生で頂く真冬の醍醐味、広島や三重や宮城の牡蠣を厳選して生で頂けるこのお店は、京都の台所、いまは観光客向けのだいどころ、錦市場にあります牡蠣のだいやすさん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/9c/952f732919132434582b4eb5125ba232.jpg)
錦市場、云わずと知れた新京極や寺町という修学旅行定番のアーケード街に隣接して広がる、錦天満宮さんに通じる商店街でして、別にこだわる必要はないのかもしれないけれども、歴史はある市場ですので正月のおせち料理に加えたい数品はここで揃えると粋という。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/41/8e9ef87f38f5169fee9ca73033b161b3.jpg)
だいやすさんは、その錦市場の西端にほどちかいところにありまして、いや先程この生ガキは冬が旬といいましたけれどもここでは、徹底した衛生管理、入り口の管理届く手洗いからはじまりで、こうした管理とともに通年で牡蠣を生でいただけるというお店なのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/d4/63e9f4bd393535576ee9f00f6577da32.jpg)
生ガキって、どんな味、と問われる事はあるのですが、海を泳いだときの潮の香りを蓄えたとでも言いましょうか、しょっぱい中で滋味のような、そして薄皮と滋味とが急き奏されるような繊細な歯応えというような、そう、いろいろなものが折り重なり描く美味しさ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/25/31981678f4e165c72373b04f229adbef.jpg)
岩手産と広島産と、こんなに並べると牡蠣というのは見た目からして個性が有るのですね。こう感じると共に、さて目の前に並んだ牡蠣の日本地図というべき情景から最初に頂くのは、大振りなものか、小ぶりだが殻一杯の身のものか、単純に一番手前のものを頂くのか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/52/72785c362dae956f5e268a4f0d46e5df.jpg)
広島産、呉の対岸の江田島でじうじう焼き上げて頂いた焼き牡蠣の美味しさという体験を思い出すのですが、行儀よく並べられた三種類のお酒と三種類の牡蠣とで、どんな組み合わせで酒と肴をあわせるのかを考えつつ、酒を一口、ああ響く、辛口か、でもうまい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/81/fe06573e7fe737e706c5283a08e306d6.jpg)
城陽を一口ふくんで香りと味わいと喉にこみ上げるなにかを愉しんだその刹那に持ち上げた牡蠣の殻ごとするりと口に含み、せいやと噛んでみる、と溢れるのが滋養というか海のミルクといわれる牡蠣の説明の納得とともに満足感の余韻の最中に今度は神聖をひとくち。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/2d/31372ffdf06654c9f233844e870a0321.jpg)
カキフライを、続いて頂きます。そう、牡蠣三昧というのは贅沢を死に来たのではなく、錦市場で正月ものの情報収集ということで散策、いや、あしをぼうにして歩き回っているのですから栄養補給もたいせつなのだ、そういうことでカキフライを頂く、熱々のまま。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/b0/f157871beb1b9342670b7512672ca2a5.jpg)
フライに揚げられた牡蠣は、目の前に先程まで並べられていたものがそのまま湯気とともに届いていますが、ふうふう慎重に頂かなければくちのなかをやけどしてしまう。が、うまい。そして日本酒と不思議に合う、フライは洋食という印象だが、日本食でもあるのか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/32/55f5afbe8f6b8a1b0b1a20860f587df4.jpg)
だいやすさん。カウンターの席で気軽に牡蠣で一杯やる事も出来ますが、置くにはテーブル席があって、その最深部にはもう一つ、坪庭を眺めながら牡蠣を頂く事も出来る。京都の台所というだいやすさんは、鮨から焼き肉までいろいろ愉しめる錦の穴場的一軒なのだ。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
今年遥か昔に旅立った祖父が書斎に飾っていた瑞鶴の意味を知ったという出来事があったのですが、その2023年ものこりわずか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/e6/3bcf4c8679795149524d7c6292c78b0b.jpg)
七面鳥ですって冗談じゃないわ、とか、クリスマスにはシャケを喰え、という話題があるようですが。本日はクリスマスイヴ、ダイハードやホームアローンやバルジ大作戦のDVDでも眺めながら団らんの一時を過ごしたいものです。しかしその前にやることもあろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/32/e581a515d785e22fbdc40d399edc99a2.jpg)
錦市場、クリスマスということは要するに正月が近いという事も意味します。既に角松がならび正月飾りの準備をしている軒さきを目にする事も多く、そうかあいろいろあった2023年も、というよりも2024年の準備をしなければならないという頃合いなのですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/cb/94f193efe4424f98345c400d208a9b6a.jpg)
祝蔵舞や神聖や城陽、京都の銘酒がならぶ。実はこれ伏見界隈の友人知人には面と向って云えないのですが、私が一番好みの清酒は伊丹の白雪、酒は白雪やまは富士、の白雪ともう一つは紫崎酒造の銘酒、霧の榛名。だからこういう試飲三種というのは貴重な機会だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/9f/d4f991172cf228e4df12f3b04b22f20d.jpg)
牡蠣三種もり。清酒と共に頂きますのは、冬こそ牡蠣の季節ですよね、とうなづきながらつるりと生で頂く真冬の醍醐味、広島や三重や宮城の牡蠣を厳選して生で頂けるこのお店は、京都の台所、いまは観光客向けのだいどころ、錦市場にあります牡蠣のだいやすさん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/9c/952f732919132434582b4eb5125ba232.jpg)
錦市場、云わずと知れた新京極や寺町という修学旅行定番のアーケード街に隣接して広がる、錦天満宮さんに通じる商店街でして、別にこだわる必要はないのかもしれないけれども、歴史はある市場ですので正月のおせち料理に加えたい数品はここで揃えると粋という。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/41/8e9ef87f38f5169fee9ca73033b161b3.jpg)
だいやすさんは、その錦市場の西端にほどちかいところにありまして、いや先程この生ガキは冬が旬といいましたけれどもここでは、徹底した衛生管理、入り口の管理届く手洗いからはじまりで、こうした管理とともに通年で牡蠣を生でいただけるというお店なのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/d4/63e9f4bd393535576ee9f00f6577da32.jpg)
生ガキって、どんな味、と問われる事はあるのですが、海を泳いだときの潮の香りを蓄えたとでも言いましょうか、しょっぱい中で滋味のような、そして薄皮と滋味とが急き奏されるような繊細な歯応えというような、そう、いろいろなものが折り重なり描く美味しさ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/25/31981678f4e165c72373b04f229adbef.jpg)
岩手産と広島産と、こんなに並べると牡蠣というのは見た目からして個性が有るのですね。こう感じると共に、さて目の前に並んだ牡蠣の日本地図というべき情景から最初に頂くのは、大振りなものか、小ぶりだが殻一杯の身のものか、単純に一番手前のものを頂くのか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/52/72785c362dae956f5e268a4f0d46e5df.jpg)
広島産、呉の対岸の江田島でじうじう焼き上げて頂いた焼き牡蠣の美味しさという体験を思い出すのですが、行儀よく並べられた三種類のお酒と三種類の牡蠣とで、どんな組み合わせで酒と肴をあわせるのかを考えつつ、酒を一口、ああ響く、辛口か、でもうまい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/81/fe06573e7fe737e706c5283a08e306d6.jpg)
城陽を一口ふくんで香りと味わいと喉にこみ上げるなにかを愉しんだその刹那に持ち上げた牡蠣の殻ごとするりと口に含み、せいやと噛んでみる、と溢れるのが滋養というか海のミルクといわれる牡蠣の説明の納得とともに満足感の余韻の最中に今度は神聖をひとくち。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/2d/31372ffdf06654c9f233844e870a0321.jpg)
カキフライを、続いて頂きます。そう、牡蠣三昧というのは贅沢を死に来たのではなく、錦市場で正月ものの情報収集ということで散策、いや、あしをぼうにして歩き回っているのですから栄養補給もたいせつなのだ、そういうことでカキフライを頂く、熱々のまま。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/b0/f157871beb1b9342670b7512672ca2a5.jpg)
フライに揚げられた牡蠣は、目の前に先程まで並べられていたものがそのまま湯気とともに届いていますが、ふうふう慎重に頂かなければくちのなかをやけどしてしまう。が、うまい。そして日本酒と不思議に合う、フライは洋食という印象だが、日本食でもあるのか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/32/55f5afbe8f6b8a1b0b1a20860f587df4.jpg)
だいやすさん。カウンターの席で気軽に牡蠣で一杯やる事も出来ますが、置くにはテーブル席があって、その最深部にはもう一つ、坪庭を眺めながら牡蠣を頂く事も出来る。京都の台所というだいやすさんは、鮨から焼き肉までいろいろ愉しめる錦の穴場的一軒なのだ。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)