福丸地区は古墳の数が凄く、集中している。
弥生時代の終わりか、はたまた古墳時代の始まりか、それとも邪馬台国全盛時代か。
そのようなところに立つことが出来るのだから凄いよ。
白く見えるものが花びらではない。真ん中の丸い緑色のものが花なのである。２０～３０の花が集まって花を作る。
草花ではなく樹木である。名前を御知らせしておかねばならんな。 山法師 と言う。弁慶を思い出していただきたい。
この名前には納得かな。花は熟すと赤くなり食べられる。
ヒメコ塚古墳石室を見る。
古墳の三分の一が台無しだ。向こうに職員の車がある。我輩はすでに立ち入って写真を撮っているのだが、「入るぞ」と事後承諾を得ている。「かまいませんよ。自転車ですか」「うん」「すごいですね」「いつ壊すのか」と会話が続く。
スサノオ古墳を後にして次に向かう。
八旗八幡に来た。藪の向こうが古墳のように見えるだろうがそうではない。小学生の女の子に職質された「こんなところでなにをしてるんですか」「自転車で古墳巡りをしてるよ」「古墳があるんですか」「うん、この神社にあるよ」
もう少し自転車を強調すればよかったな。「自転車でですか」と言わせたかったのだがな。
願光寺裏の古墳を後にして福丸へ向かう。この藪の中にあの古墳がある。案内板どころか何もないので行き着かない方もおられたのではないだろうか。ここに行き着くまでの道はセメントで道普請されているし、目の前の道は舗装すらされていない。
鑑みるにこの付近は私有地であろう。だから何もないのかもしれないな。
福丸１号への道はない。「ここから行ったら近いよ」畑の中を通り抜けてここに辿り着いた。この古墳も畑の中だ。
私有地にある。しかし、この地域の方はこだわらない。まったく持って知らない人間がうろうろしても文句は言わない。
自分の土地でもないのに許可してくれる。まあ暗黙の了解だろうな。
