田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

疫病から子等を守る 六天様 コロナも託そう

2020年04月19日 | 日記

4月19日(日) 夜半 雨 晴れ 冷たい風

春一番の集落のお祭り 子守り地蔵尊 六天様

事の起こりは幕末 西方の上小地方で流行病の知らせ

峠を越えてきた修行僧が地蔵尊を建てて 流行病を防げと

今のコロナと同じ 地域の女衆がお地蔵様を建てて子を守ったと

明治の半ばにも天然痘がはやり 同じように母親たちが地蔵尊を建立

その倣いで白衣に帽子を新調 コロナ騒ぎで直来は中止と聞くが

白衣をつけて天空を扇げば梢を揺らす風はまだまだ冷たい

陽だまりでは タチツボスミレ や カキドオシ が春を謳歌

辺りを一巡するが松枯れの倒木が多く 山が荒れた

里山整備事業も目を見張るものがなく 淋しい

直来はヤメだが幟旗をたてて来訪者迎える

初陣はお母さんに連れられた保育園の姉弟

家で話を聞かされて来たのか手を合わせ 頭を垂れる

大きい方は明治のもの 小さい方は幕末 集落に伝わる話

一対の地蔵尊 集落を上り詰めた頂上 今の流行病も託したくなる

伝統を守り 時代に伝える難しさ 直来が中止のためか コロナ か寂しい

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