田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

秋の装い色濃く 色づく鹿たち

2013年10月31日 | 日記

10月31日(木)  晴れ   眩しさは湿り気のある空気で押さえられる  冷たい風

朝の慌ただしい諸々が一段落 晦日の鹿柵見廻りにでた

二日前の日曜日に完全遮断徹底補修を施した鹿柵 既に2箇所がやられている

秋たけなわの里山 鹿たちは発情期 鉄柵などお構いなし

ウマブドウは毒があるとかで鳥も獣も敬遠している

ロケーションの好い散歩道も今は訪れる人はいない

ぼんやりとした朝の風景 いつもと何が違うのか 晩秋は霧が多い季節

鹿柵から外れて久しぶりに山を歩く

山繭だろうか地面の低いところにあるが雪は大丈夫か

坂道にあこがれて山に住みたいと移り住んだことを思い出す

遠くで数頭の犬の声 猟期の前 鹿の追い上げの訓練でもしているのか

 

勿体ないほどの秋を独り占め つぎはたっぷりと時間をとって歩こう

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集落に伝わるお堂 歴史を省みれば忍びない

2013年10月30日 | 日記

10月30日(水)  濃霧   曇り   昼から 青空が広がる

夜半の雨も濃い霧で朝を迎えた

集落外れのお堂 屋根が朽ちたことから 向後 使うことはないと 取り壊しが決まった

花灯籠 のぼり旗 葬列に必要な品々を納めるお堂 

その謂われを語るものもなく

忌み嫌われる場所とされる 嘗ては集落の念仏講があったと聞く

光徳寺貫主の読経につづき役員の焼香で全てが清められた

 

安置されていた厨子に納められた仏像

台座には宝暦10年と記され木彫の上に金箔が貼られている

由緒ありげな253年前の仏像と初めての対面 一同合掌

柔和な笑顔の木彫像 語りかけられたことばが 風で舞う落ち葉に消された   

壁に貼られた寄進碑名を見ると昭和34年屋根改修事業とある

お堂の脇 大きな石塔に風化した文字に花道場とある

後ろには出家した者を葬った丸い墓石が3つ

古老の言い伝えには少し離れたところに寺があったという

宝暦10年中山道の裏街道「大内道」が脇を通る

奇しくも朽ちた屋根のために解体 見つけた版木には屋根改修とあるのは偶然か

解体の日まで 歴史的なことを調らべろと 仏の言葉を聞いたような気がする

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モノ降りは承知の上 庭仕事の愉しみに

2013年10月29日 | 日記

10月29日(火)  晴れ  生暖かい昼前  予報どうり昼からは雨

朝の低い気温に躰が慣れてきた

10月も終盤となり辺りの木々も色づき

俺の心も次は冬と認識してきたようだ

冬までに庭の片付けが課題だが 今日も午後は雨と云う

花束から挿して花開いたバラ 

今どきは香りがないバラでブーケとの注文があるそうだ 

枝を払い幹を倒した白樺

焚き火で剪定枝の枯れたものを燃やすには午後からの雨は好都合

湿り気のある空気でマッチもツキが悪い

こう言うときは火打ち石ならぬ鉄とマグネシュームを擦り合わす 

昔の写真フラッシュ 花火でもマグネシュームにはお世話になった

焚き火の番もそこそこ

ウツギの花に来ているホシホウジャク

見事な飛びっぷり ホバリングの名手

正面からみると蛾でもなく蝶でも蜻蛉でもない

羽の動きは雀のようににも見える

密を吸っては飛び去る 何処へ運んでいるのだろうか

3種類各一本づつ

接ぎ木の幼木だからと ・ ・ ・ ・ 植えて八年

今年は花は沢山ひらいたが実を付けたのは3、1、1と合計5箇

昨年より多い 去年は早く取り過ぎ渋くて観賞用になった

今年は霜がおり 津金寺の鐘の音が聞こえたらにしよう

 

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道普請 鹿柵補修 水路付け替え 息が合う集落の作業

2013年10月27日 | 日記

10月27日(日) 快晴   風は冷たいが  爽やかな一日

 集落の道普請も晴れ間を待っての作業が3つも重なる

稲刈り前からポチポチやっていた鹿柵の全面的な補修作戦

破られたドア、飛び越えて壊したフェンス、正面から突き破られた柵

どれも全てを片っ端から頑丈に補修を施した4人組

 

別組6人衆は本格的な土木工事

集落を囲む山の中腹を巻く農道 路肩の水路が広がり落ち込む軽トラが多発

2台のユンボ 大小のダンプ 昨日の台風で溜まった水を汲み上げるポンプ

水路を堀上げ パイプを敷設 ダンプで降ろすバラスをユンボで均す

鹿柵も道普請も終えたのは昼をとっくに過ぎた1時半

 

昼飯も急遽買い出しにでた弁当を掻き込み次の作業

先の台風で畑に通う道にU字溝が壊れた

水の勢いは激しいもの ここもU字溝をパイプに敷設替え

集落の住人での作業 自家用ユンボや自家用ダンプ

彼らの職業はこれが本職ではないのがスゴイ

大深山の10人衆 おつかれ様でした

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台風も大過なく 井戸巡りの講座に向かう

2013年10月26日 | 日記

10月26日(土)  雨   昨日からの雨も僅かに台風の影響を受ける 午後には 薄日がでる

雨台風とのことで警戒を緩めないように肝に命じ

夜半の雨音を気にしながらも いつになく寝入ってしまう

雨樋の点検、雨水桝の確認、井戸ポンプの状況把握 全ての順調を認識しつつ

中央公民館に着くと 講座が始まっていた

「町内の井戸めぐり学習会」井戸とは云っても江戸時代の話

講師は現代の水道のことから遡り

古文書「蘆田八箇略誌」「立科山略伝」等々

今様の蓼科山も明治までは立科山 これも町の大切な水源地

蛇口をひねれば水と云う この有り難さを思い知る昔の話

文書も版木を刷り込み更に 読み砕いてワープロで表記してくれる

僅かな時間ながら久しぶりに中身の濃い話 水の大切さを再認識

主催は町のボランティア団体 「蓼科の水を考える会」

文字は変われど時代を通して お山の恩恵に与る

 

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深まる秋 台風を前に庭木の剪定

2013年10月23日 | 日記

10月23日(水)  曇り   冷たい風  雨が降りそうな重たい雲

庭仕事の休憩に焚きが嬉しい季節になった

湯を湧かしコーヒー それともココアにするか まだ寒さは差ほどでもない

庭木の剪定している手元にモズのハヤニエ 驚かされる

空気の冷たさが秋の深さを感じさせるが まだ10月 信州の秋は短い 

台風が近くまで来ている

井戸のポンプが冬場の凍結を防ぐために地中に設置してある

樋も掃除した ポンプの周囲の排水路も工夫を試みた

雨が待ち遠しい気持ちを抑えながら天気予報が気になる

 

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樋の大掃除 落ち葉と雨降りが待ちどうしい

2013年10月22日 | 日記

10月22日(火)  曇り のち 晴れ  午後には 厚い雲に覆われる

朝の重たい雲も太陽に照らされ青空が広がる

鳥たちの騒がし声に近寄ると 秋グミの色が鮮やかになっている

二日ほど前 極端に寒い日が続いたことで甘さが増したのか

囀りでもなく地鳴きでもない ただただ騒々しい

不用意に一つつまんで口に放り込み 鳥たちの騒ぎが理解できた

このところ大雨がつづく

雨が降ると樋から滝のように幅広く雨がこぼれる

幾筋の水の流れに縦樋の掃除をしてないことを悔やむ

然らば 暴風を前に山の木の葉も近寄らせぬと防除の網を張る

縦樋を全て分解点検を施し組み立て 僅かの狂いは雨降りで様子を見よう 

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陽の光を求める木の実に応じて 濃霧なら太陽が僅かに顔をだす

2013年10月21日 | 日記

10月21日(月) 濃い霧  晴れ間はなく僅かに暖かさは戻る 夕方には霧雨

夕べの雨は朝方には硝子戸を打つ音も静かになった

濃い霧が鎮守の杜も集落の家々の姿を消した

秋の深まりには早いが これも異常気象の現れだろうか

秋色の美しさに比べわくら葉には少々哀れを誘う 

 

薄霧に 光のしずく うめもどき (哉)

 

 あかまんま 野菊のきみの 道しるべ (哉) 

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集落を囲む山々が雲に隠れた 寒さを誘うように

2013年10月20日 | 日記

10月20日(日)  雨  時折激しく降る  晩秋を超して初冬

低く垂れ込めた雨雲が集落を取りまく山々を隠す

いつもの年より1ヶ月は早いストーブの出番

気怠そうなオレンジの炎を見ていると躰の動きが止まる

何をするでも無く ただ 只 怠惰な俺が 炎に映っている

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赤い実 青い実 幸せの鳥は 何処に

2013年10月18日 | 日記

10月18日(金) 曇り   薄日が射すが 風は冷たい

薪の積み替えはスクワットの連続 冬支度のアスレチックとする

腰と背筋がキシむ それならと 草刈り機で腰の回転運動

草むらから突然マムシ草の赤い実に驚かされる

裏山との境 ツリバナの赤い実 草刈機にはじかれたアオツヅラフジの実

鳥たちはこの実を冬の蓄えとして腹にため込むのか

 

草たちの顔見せで作業が止まる

少し長居をすると背中の汗が冷たさで急かす

山裾の秋は駆け足で目の前を通り過ぎようとしている

裏山をゆっくり歩き草木の冬の準備を確かめたい

あと一月もすると秋から冬へ姿をかえるだろう

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霜注意報 寒いほど元気づく Ecoな 生ゴミ堆肥

2013年10月17日 | 日記

10月17日(木)  晴れ  台風一過 青空に眩しい太陽 空気は冷たい

サンSUNと輝く太陽 ツワブキを応援するようだが風も空気も冷たい

空気の冷たさに敏感さを見せる段ボール箱の生ゴミ堆肥

覆いを取り除きスコップで拡販すると湯気がモウモウと昇る

表面は微生物の塊のような白い綿埜 湯気とともに僅かに香るぬか漬けの臭い

霜注意報にワクワクするように新しい生ゴミを投入した

言い訳がましいが 何かと追われる 日々を過ごした

己の安請け合いに起因する身の程知らず

何を優先するかなどとは烏滸がましいが 自らを滅して勤める

発行日を半月過ぎ  たてしなエコ・クラブの会報が仕上がった

  

お時間の許される方は そっと覗いてみてほしい

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アメニモマケズ 井戸の ポンプは強い

2013年10月16日 | 日記

10月16日(水)  雨   東からの風  昼前には雨も風も収まる

井戸のポンプが前回の台風と同じことで止まった

災害は忘れた頃にやってくる と言うよりも覚えていながら対策を怠った

水中ポンプを投げ込み一気に水を汲み上げた ソコで見たものは

大きな発見 ポンプを据え付けている底から水が湧いてくる

ポンプを投入したまま地中の水位が下がるのを待つ

ポンプは地上より高いところに設置するのが常識だよ

そう言われたが ここでは冬場に-17℃にもなるので凍結する

ここは寒冷地 +15℃はある井戸水がポンプの中では氷るという

専門家は底から水が抜けるから大丈夫と言った

ソコから水が上がるってことはナイと思ってのことだろう

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自然とのつきあい 強かさも 優しさも 己の写し絵

2013年10月15日 | 日記

10月15日(火)  曇り  重たい雨  昼前から降り出す雨  夜には激しくなる

日没で作業が途中になったログタワー しかも 台風が来るといいう

10年来の大型 肩すかしを食う山裾地域も素直に備えた

脚 腰 背中 と痛む躰にカツをいれ 寝床からログタワーの仕上げ

雨が降る前にシートで覆い いつものように暴風雨が軽微なことを願った

自然に逆らうことはムリとムリを承知しながら 身構えるのは強欲か

汚い 美しい 酷い 嬉しい 全てを受け入れる俺的な自然

昭和39年に手にした 自然手帳 何時の日か俺の手元から離れた

そのご 43年に大判でイラストも見やすくなったが持ち歩くのが不自由

更に49年カバーの色が青から紫に変わり お気に入りの本

俺が蝶や蜻蛉 花や草そして何の変哲も無い景色や山裾の景色に惹かれたこと

俺の原点とする『自然手帳』の串田孫一さん 尾崎喜八さん

日曜日のFM東京 音楽にも通じるものがあった

ヴィバルディーが多かったように記憶しているが ラジオを良く聞いた

近頃 その思いが強くネットで古書を探した ・ ・ ・ 

39年が始めかと思っていたら昭和31年に小型のハードカバーが発行されていた

あとがき には

『自然手帳』という断片は言わば「私の観察記録の余白に書き付けたようなもの」とある

出会いから40年 新しいであいで更に10年遡った

奥多摩の低山を逍遙したのは高校生のころだ 

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蜂の子育ては育児蜂

2013年10月14日 | 日記

10月14日(月)  晴れ   冷たい空気   夕方には空気は一段と冷えた

 薪割りのためにシートを開くと ・ ・ ・ 

大きなアシナガバチの巣 ここ山裾では既に蜂はいない

見ると一匹だけ蜂 そして まだ巣の中にいる2匹

母ハチだろうか 盛んに口で巣立ちを促しているようだ

新しく母ハチとなる子なのだろうか 冷たい風に頭をだしては引っ込める

沢山の兄弟たちは既に巣立ちをしている 秋が早かったのか 頑張れ

昨日のつづき チェンソー 薪割りの機械に力を借りる

毎日少しずつ すこしづつやるのが田舎の仕事と教わった

ここに住まって13年 都会を経って10年 まだ田舎の仕事が身につかない

急いでやるから身につかない 神様はもう一度やり直せと

斜めのログタワーを前に 月明かりではムリ 明日の心としよう

 

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薪割りは 初夏の男仕事 半年遅れでは言い訳にもならない

2013年10月13日 | 日記

10月13日(日) 晴れ  秋らしい朝の気温  夕方の風は冷たく感じる

薪割りのイメージは暖をとることから冬が一般的だろう

俺としては夏の残り仕事 あと半月もすれば霜月にあせる

台風で倒れることを案じた白樺は来年の暖とした

朝から唸りを上げ続ける薪割り機 大きすぎる材を数回に分けて割る

薪割りは明日も それは朝の出足が遅かった ・ ・ ・ 

朝の光にArugoの影あそびを待ったが

彼はどこで学習をしたのだろう

テ アシ シッポ アタマ どの影にも関心を示さない

ひなたぼっこを覚えたことで 影は消えたようだ 

 

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