雨かと思いながら目を覚ましたが・・・・・
ありがたい雲がだんだんと切れて青空が広がった。
朝飯を済ませて直ぐに畑にでた。
今日の作業は冬用の葉物野菜の種を蒔く予定だが、午後は『たてしな歴史研究会』の事務処理をしなければならない。
ほうれん草を一畝とチンゲンサイなどを巻く予定だ。
ホウレンソウの畝は既に作ってあるので今年の春に採った種を蒔くだけになっている。
しかし、「日本ほうれん草」これはこの町で代々育ててきた種を譲り受けた物で今年で3年目になる。
種には棘があり太陽光線が届かないと発芽しない云うので、蒔いたあとは切りワラを軽く振っておいた。
次の作業に入るために道具を取りにいくと工具箱の上で、もの凄く腰がくびれて手足が長い蜂に出くわした。
図鑑と照らし合わせてみると“ミカドトックリバチ”と高貴な名前を冠にしている。
とっくりの中には蛾の幼虫を仮死させて積めて卵を産んで上の穴を閉じるという。
どうりで長い針を巣の穴に差し込んでいたが・・・・
蜂に向かってシャッターを押し続けていると目の前を横切った黒っぽい蝶がいた。
直ぐに追ってみるが止まらない。
南の端の白樺まで一直線に飛んで止まっては移り止まっては移る動作を繰り返している。
やっと白樺の皮がむけた二股のところに止まると翅を広げた。
今度は翅を閉じてくれない・・・・・翅の文様を見るのに広げた姿と閉じた姿をカメラに納めたいのだ。
初めて見る蝶で“スミナガシ”と言い、信州は彼らが住むには寒すぎるようだ。
これも温暖化のために見ることができたのだろうか?
“スミンガシ”がいる直ぐ上の枝に昨日もいた“サトキマダラヒカゲ”が止まった。
この蝶こそ忙しく飛び回りなかなかジッとしていてくれない。
止まっては浮かび又止まると何回も場所を変えて繰り返していた。
遠くでMが『ゴハン・ごは~ぁん』と呼ぶ声が聞こえたような気がするが・・・・
幻聴だろうとチョウを追う。
目の前の低いところに“クロヒカゲチョウ”だろうか数頭が固まっている。
地面におりて朽ちた葉に上で歩き回ってるのもいるし、葉の上に止まるのもいる。
太陽の光のかげんで模様が異なるように見えるが・・・蝶の文様と種類は難しい。
蝶の姿が目の前から消えたのでひとまず撮影はおしまいにしよう。
かと云ってこれから畑をやるには時間が遅すぎるので農機具を片付けて午前の作業はおしまいとした。
今日の予定の四分の一くらいしかできなかったが、“スミナガシ”や“サトキマダラヒカゲ”など見ることができたのだから◎としよう。
空は高く久し振りの青空に白い雲が綺麗だ。
浅間山の夏の風物詩白い入道雲が一際すそ野の広さを見せつけている。
夏の最終日に青空が広がり清々しい東信州が現れたのが嬉しい。
午後はEPSONから届いたプリンターのインクを充填しスピーディー且つ正確な印刷物が整い宛名書き終えた。
夜には封筒詰めも終えて明日郵便局へいくだけに整った。
プリンターのインクのことは近いうちにこの場にUPしたい。