12月31日(土) 快晴 無風 暖かい一日
夏の終わり頃から暖冬と云われていたこの冬
11月半ばに番狂わせの雪 その後は冬らしくない
生ゴミを投入するコンポストも寒さよけをしたが中は乾燥
大晦日の恒例の行事獅子舞 厳重な寒さよけはいらないほど
6人の子どもたちで各家を廻るのも 足元が乾いているのは嬉しい
獅子のご年始の口上は保育園児の初めての大役
囃子唄を口ずさみ梵天をちぎれるように振る 小学4年生
獅子頭は小学6年生 両手に持ったカラフルな梵天を巧みに振る
囃子の華 大小の太鼓を叩くのは中学1年生 獅子と息を合わせる
12軒を廻り集会所でご苦労会 役員諸氏の大人 共にお疲れさまでした
12月30日(金) 快晴 冷え込む朝 穏やかな一日
大晦日前日 緊張感を持たせるつもりか寒さに加えて雪
僅かに舞っただけだ それでも朝の景色に寒さを増す
裏山の梢から秒刻み早足で朝の光が降りてくる
身体を膨らまし羽毛を振るわすジョウビタキ
小刻みに枝を移るのは嬉しさからか
明日の日没は新旧の境 獅子のご年始の挨拶
大人は風の神の梵天と獅子が持つ梵天つくり
太鼓と獅子の動きを合わせる高学年組
低学年は囃子に合わせる風の神
太鼓の音に正月が早足で来る
12月28日(水) 雪 午後には 晴れ 寒さが厳しくなる
夕べは雨脚が強く音をたてていたが朝方に雪に変わった
その雪も僅かに雲の流れに合わせ 景色を塗り替えたほど
降る様は見ていないが 平たく湿り気のある雪が地面を白く見せた
午前中は流れ雲から溢れるように舞った雪 風の冷たさか溶けるのが遅い
北の窓から見る裏山の何時もの景色 僅かに雪が残るが何かが違って見えた
モズ! 春から秋に見せる猛々しい姿はどこへ置いたのか
羽毛を膨らませ ススキの穂でこしらえた縁起物のミミズクのよう
それでも僅かに地面の音を聞き分けるのか 盛んに首をかしげる
耳で聞き目を追い草むらの何かを察知 丸くても猛禽類の風貌を見せた
一瞬 落ちるように消え 足で何かを掴み下の枝に戻って キィと声を上げた
12月25日(日) 晴れ 一面の霜 寒い
まだ暗いうちから目が覚め 寝付けない
暗闇に目をならし 柱の時計は 薄暗く 5時前
まだ 起き出すには早いが ストーブに火を入れ暫し微睡む
明るくなるに従い田や畑が白く 雪が降ったように霜が広がる
田舎らしい静かな夜明け 直線のない空との境 心地良さを独り占め
今朝の嬉しさは最大級のプレゼントにトリツカレタ
一本調子の口笛のようなアオゲラ 幹を螺旋に歩くコゲラ
彼等は庭や散歩をする山道で姿を見たりドラミングは耳にする
しかし アカゲラは一度だけ 白樺から飛び立つのを目にしただけ
今朝 庭のヤマボウシで病幹を叩き 虫をゲットするまでを見せてくれた
12月19日(月) 温かい 昨日よりも暖か 無風 穏やかな一日
午前中 夏からため込んだ畑の残渣や剪定枝を燃やした
昨日刈り取った笹の葉や枯れ草を火種に気がつけば昼
昼は うどん定食 DEMAE ならば文句も言えまい
メシの後 3年間ホッタラカシのアジサイの剪定
幾つも株が増えているのは七変化の表れ
時間が取られたのは 黒竹の剪定と古株潰し
低いところの葉を落とし間引きに剪定 地均しを施す
石積みは春から秋の花を片づけ 石の隙間に手間が掛かる
手間よりもキツイのは中腰でホウキ 熊手 小さなカマ キツイ
4時30分水路の水は既に氷 東の空は夕焼け返し 昼と夜の仕切り
12月18日(日) 快晴 無風 暖かな一日
年越し前の仕事として庭の片付けが残っている
春までにやれば良いと“もう一人の俺”の声に流された
バイカウツギの植え込み廻り 枯葉や笹 ススキまでが繁茂
見れば地面近くにカマキリの卵が幾つもある 今年は雪が少ないのか
作業を始めると慌てて姿を見せたのはテントウムシ 大切なアブラ虫の天敵
笹を刈り 枯葉をかき集めていると ? ハテナ ヤッパリ キタテハ蝶
越冬する蝶 2月のまだ雪がふる季節の晴れ間突然姿を見せる
前に白樺の落ち葉を寄せた処で見たが ここでは始めて
落ち葉が積もっているわけではないが陽当たりは良い
“春までにやれば”の声 もう一人の俺は虫の化身か
12月16日(金) 雪 冷たい風 午後 青空が広がる
昼過ぎ 雪交じりの風が治まったのを見計らい地廻り
このところ 日課になっている 鹿のくくりワナの点検
フェンスを張って里に近づくなとしても 突き破り作物を喰う
県も町も 鹿の食害には躍起になって 頭数削減を奨励している
ワナを掛けたフェンスの隙間 昨日より広げられているように見える
11月半ばから猟期 猟銃禁止となっているここ
銃があってもなかなか捕らえることはできないと云うが
ワナを掛ければ地廻りが日課 鹿が掛かっていても困る 俺
見廻り役を買ってでたが 雪が降れば4 駆の軽トラでも難しい
急勾配をだましダマシ 雪が積もれば 運動不足の 俺のアスレチック
12月14日(水) 曇り 午後から 晴れ 静かな一日
夜半には音をたてて降った雨も朝には止む
朝の挨拶のように来る鳥 寒いのか丸く膨らんでいる
仲間に呼びかけるようにお腹を振るわせてジュジュと啼く
左右に首を振るのを見ると360°は回転しないジョウビタキ
警戒心が強いヒヨドリ ガラス越しの俺の動きを察知して飛び去える
昨日の雨 遠望する山々では雪になったようだ
浅間山から上州荒船山 雪を被り威容を誇っている
昼に鹿のくくりワナの見回りに出かけるのをつづけてる
有害鳥獣進入防止柵を押しのけて入る鹿に ワナを掛けたが
足形は増えているが彼等も学習 おいそれとは近づかなくなった
12月6日(火) 晴れ 午後には 冷たい風 夜 寒い
太陽が西に傾く午後 アズキナシの枝にモズ
寂しげに何を想うのか 彼のシーズンを迎えるのに
モズは枯れ木で と云う唄のとうりだが猛禽の様は口先だけ
地面で僅かに動く物影に視線を送る姿は流石 猛禽類だろうか
俺が目をそらすと それに合わせてか ツンと云う音もなく飛び去った
モズの飛び去った訳か 枯葉をかき分けながらキジが現れた
草の実を冬鳥に残すため 秋の草刈りをせずにおいた
警戒心が強いのか 臆病なのかは定かでないキジ
派手な色柄故 身についた仕草 致し方ないか
ガラスに映る己に襲いかかる闘争心を持つ
12月2日(金) 晴れ 暖かい 午後には 風が冷たく感じる
冬の始まりは恒例の 風知草の刈り込みとしている
いつもは強い西風になるが 今年は温かい小春日和
新調したノコギリカマ ザッザッと小気味よい切れ味で快調
3箇所で驚かされたのはヘビ 発見の瞬 ヌケガラではなかった
足場の悪い箇所 思わず仰け反り落ちるところ ヘビとは相性が悪い
春から秋まで一年の3/4 爽やかな風情を楽しませた風知草
稲科だが笹のように強い茎を持つ 虫たちの冬越しに最適な場所
チョウや越年蜻蛉が追われ テントウムシは動きが速くピントも外れる
午後は冷たい風 休憩は焚き火に身を任せるが 煙は早く作業に戻れと
冬じまいのアスレチック 俺的記念日 日々のスクワット 健康と天候に恵まれる