5月22日(金) 曇り 午前中は薄日が射す 午後 雨でも降りそうな冷たい風
早朝から起き出して昨日種を蒔いた畑に行ってみた。
夕べの強い風で霜よけに使っていた枯れ風知草が辛ナンバンの苗にまとわりつき山のようになっていた。
折れているのでは・・と思いながら上から少しずつ取り除いていくとセーフ、風知草は枯れると藁より軽いのが助かった。
作業を終えて錦木の植え込みに虫が付いていないか確認しました。
既に花を着けているが葉とおなじ色なので花が目立たないが、この後できる実は発芽率がよく下には沢山の実生がある。
《背景の蒼い花は“ほたるかずら”です》
この錦木の並ぶ下にはホタルカズラ、花苺、ミニ・ムスカリが多いが、昨年からどこからか仲間入りした白い花が咲きだしました。
去年は一株だけだったが今年は少し離れたところにもう一株咲いてます。
図鑑「信州野山の花」を見ると“タガソデソウ”ナデシコの仲間だという。
名の起こりは古今和歌集『色よりも 香りこそあはれと思ゆれ 誰袖ふれし宿の梅ぞも』からと云います。
そう言えば錦木を挟んだ表側には十二単もさいていますから、さながら平安の一角とは言い過ぎですね。
高貴な花のサミットのような庭の仲間として相応しいかは解らないが
紫の六弁の中に萌葱色をあしらったニワゼキショウも隣に咲いています。
錦木の木陰に咲くこれらの花は十二単以外は植えたわけでもなく、風が読んだのか小鳥に運ばれたのか・・・
兎に角、この木陰の小さな世界を見るのが楽しい。
朝飯を終えた後は明日のウォーキングの資料を整え午前中に役場と公民館、社協へ行く予定にしていた。
マップの資料作りに手こずり予定を午後に変更してアポを取り直した。
午後には役場へ行き「町づくり研究会」の環境フェア準備会の発足を促し、行政側としては6月中頃議会が終了する頃には意見を纏めるという。
我々町民サイドも実行に向けた準備会を設け役場・町民双方でより良い案を立て第1回環境フェアを実現したい。
この後は町長にも面会し環境フェアの遅れを取り戻さなくてはならないこと、図書室の整備計画など話しあった。
また、この町だけではなく、広域地域の問題とされる望月警察署がなくなり、佐久広域に集約され今の警察署は大型交番となるという。
このことに関して町長は地域の多くの人がパブリックコメントを投稿しなくては良い方向にはいけないと訴えていた。
地域の生活に安心安全を多面的にもたらす警察署は必要欠くべからざるものだろう。
投稿先:長野県庁HP「長野県警察の組織再編整備計画(案)に対する県民の意見募集について」
http://www.pref.nagano.jp/police/zentai/pubco/pb_keimu/spc.htm
予定より時間を食ってしまったが、社協へ寄りボランティアの在り方について局長と話をしてから図書館で最近出版された「立科町の地名」に目を通した。
俺が欲しいと思っていたのは江戸時代から伝わっている地域の地名「狐久保」「いちご屋敷」などその名称と謂われが知りたい。
役場が発行した本は基本台帳(手書き)がコピーされているが明治時代のものからが掲載されてた。
帰りに集落の宇山諏訪神社へ寄ってみた。
ここには超大木の杉や欅が林立しているが、中でも橡の大木は沢山の花を着けるので美事だ。
しかし、天候が曇りしかも午後4時過ぎでは全体の樹の写真は諦めた。
樹の下まで行くと花に来ているハチの羽音だろうか“ぶーん”と云う音が絶え間なく聞こえた。
神社脇の田では植えられたばかりの早苗が僅かな風になびいている。
水は透き通り静かな田舎の心地よさを感じさせてくれた。
神社をでて車を止めた公園では昨年の晩秋に植えたツツジが咲きだしていた。
植えた翌日に雪が降ったので諦めていたものも蕾が開き始めている。
小さい花を2週間前の雨の降る月曜日に老人会が植えたものだ。
手作りの公園誰ともなく手をかける集落の先が見える公園でもある。