4月24日(火) 晴れ 初夏のような暖かさ 風も僅かな爽やかな一日
早朝から起き出してたが頭はまだ春の暖かさになれていない。厚めのシャツを着こむと直ぐに熱すぎることを感じた。外に出て見ると既に春を通り過ぎた気候になっている。
こうなるといそがしくなる。今年こそは、時系列で庭に咲く花を写真で残したいと思っている。どこに何の草が花を開き、陽当たりの加減によって花の時期が替わることを書きとどめる。更には、そこに添える文字を17文字か31文字で決めろと心の奥で囁く輩がいる。
家の裏側に凹みの部分で今年は大分株が増えたアズマイチゲ、寒い冬を落ち葉で守られた株だけが先に花を開いたようだ。
この花は花びらを二重に重ね合わせているのが多いが、中には更に間に一枚の花びらを加えているのもいる。シベの先端が幾つもの粒があつまり丸く見えているが、これに虫が振れると花粉を落としてくれるのだろう。南のところでは、既に花は終わっていて、次に咲くのはこの花の仲間ヤブイチゲが辺り構わず自己主張を始める。
東廻りで庭に向かうところでは、蕗が花を開き、五月の連休の終わり頃には軸を高く伸ばしてタネを飛ばす準備をはじめる。自然界の輪廻ではないが、蕗が花を開くと、ヨモギが芽をだす。もう少し大きくなると、葉を摘んで草餅の材料になる。これも山菜の一つ天ぷらで食卓に上げるのも良いし、夏の盛りに背の高くなったところを切り取り草木染めの定番となるものよい。
山菜と云えば目の敵のように見つけてはちぎり袋に入れる人がいる。蕗の薹をフキッタマと称して蕾が開く前、雪解けを狙って顔をだしたのを採るのが巧いそうだが、俺は花を見る方を好む。蕗の花も小さな花が集まり丸い球の見せるが、更にそれが幾つも集まる。その繊細で可憐な花はタネを風に乗って離れたところで芽を出すことが、代々伝えられているようだ。
小さい花が集まって一つの花に見せる、春一番で食卓に昇るナズナ、濃い緑が冬の野菜のないときには貴重な緑になる。これも可憐な花だ。
冬には葉を地面にぴったり貼り付けて根を寒さから守る。その葉が幾重にも重なり合うことで零下20℃近くの低温を遮断する。その小さな葉を見ると僅かに産毛のようなものがあり、重なり合うときに空気を含ませる知恵が備わっているようだ。次の冬には、口に入る前にもう一度観察をしてみよう。
どこから来たのか覚えがないが、春と同時に花を見せて呉れるツルニチニチソウ。葉がでるときに巻き上げて尖った形をしているが、その中に花が隠れている。霜に焼けたような葉もあるが、厚ぼったい葉で花は守れて楚々と開く花は美しい。花びらの表面には細かい粒が陽の光を受けて輝きを放っていたが、写真には取り込めなかった。まだまだ、咲き続けてくれるので次の機会にチャレンジしてみよう。
庭の南、陽当たりのよいのと沙羅の落ち葉に守られたのか、早くから芽をだして霜に伐たれた。一時は花が開くまでには到らないかと思ったが、この所の暖かさで復活を成し遂げた。ChristmasRoseと云われているが、原産地では12月の末に花を開くのだろうか?
花の咲く時期で名が付けられたのか、花の可憐さと美しさから喜びを表す意味なのか?俺は後者を選びたい。花を覗き込むと、その美しさは格別だ。この濃い臙脂色の花びらと中のゴールドのシベの取り合わせが美しい。更にはこの花が少しうつむき加減なのが可憐さを醸し出す。うつむき加減の鬱櫛は他にも例えることがあるが、近頃はお目にかかれないのが残念だ。
この処、ブログを書くのが遅くなっている。昨夜は地区の集会所で会合があった。会のタイトルは長いが「平成24年度 国道254号宇山バイパス建設促進期成同盟会総会」という。町輩出の県会議員2名、地区輩出の町議員2名、県建設事務所長以下4名町長、役場建設課職員数名に地域の役員など総勢40名近くが集まった。総会もさらっと終わること無く、異議申し立てと云うわけではないが、提案事項が多く、活発な会議で有意義な物だった。ユン美会議の後は懇親会なる宴会となるが、これが相当な酒宴であり、準備は前期役員、片付けは新役員と云う。結局は片付けに一時間がかかり家に戻ったのが午後10時だった。
備忘録ということで始めたが、翌朝だからまだ記憶があるが、鶏のように三歩あるくと忘れるにちかく、三日たてば完全に忘却の彼方へとなる。実際に鶏に聞いたわけではないが、我が家では鶏肉が多用されていることからも、確実に備忘録はその場でしか通用しなくなるかも知れない。