田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

月見草 なにを想うて 待つきみを

2013年07月31日 | 日記

8月31日(水)  晴れ  太陽の照りつけ  夕方には僅かに涼しさが戻る

日中の蒸し暑さもだいぶ収まり、街路灯や家々の明かりが目につき始めると外もだいぶ過ごしやすくやった。数日前に月見草の花が咲く瞬間を見逃したことがあるが、今日は花を開くだろうと予測できるつぼみを見つけておいた。僅かに天空の雲が夕焼けに染まり直ぐにグレー色に変わる頃、月見草のつぼみを覆っていた緑より花の白が目立つようになった。

花を開くきっかけは何にを相図にしているのか?玄関脇に置かれた小さな鉢の脇にカメラを抱えて座りこんだ。日本の花的に扱われている月見草、月を迎えるように花を開くとすると、今日の月の出は深夜にならなければ顔を見せない。

だいぶ長い間待ったような気がするが、突然つぼみが膨らんだように見えた。慌てて覗き込むと僅かに額となる緑の縁が絡まったように白いつぼみが開くのを押さえている。その瞬間のコトだがガサッと音がしたか、花びらが開いた ・ ・ ・ 開いたと云ってもまだ形が整わない不整形な花だが東の空を見つめているようだ。劇的なドラマもなく花が開いてしまったが ・ ・ ・ 気がつくと俺の足には蚊に刺されたのか、二つの赤い腫れにがかゆみが残されていた。

7月末の水曜日、毎月の俺的定期行事となっている病院通い、今朝も9時過ぎに家をでて町の図書室へ本を返してから向かった。診察は相変わらずの混み様だと想っていたが、予想より1時間も早く俺の番が回ってきた。待つことを期待して読みかけの本を2冊鞄に忍ばせていたが、ページの進み具合が少なく残念な気がする。

うれしいことは俺が会計を待っている間に町内の友人M氏が来院していて、午後の診察だと云うのでゆっくりと話し込んだ。嬉しいと云うのは病院で知人や友人と合うと話題は決まったビョウキの話となる。ところが今日の話は病のことは全く口からでずに、お互いの趣味としているPCの話で盛り上がった。彼の手の動きはマウスを持ってキーボードを叩く、その指の動きがミスタッチなく話の進むに従って動くのがよい。お互いにいつまでも元気で趣味に明け暮れることを願う。

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ホシミスジ産卵 涼しさを押しのける西北西の風 

2013年07月30日 | 日記

7月30日(火)  曇り 太陽が雲を押しのけて地上を暖める 午後は 予想しない暑さ

俺がパソコンの打つ脇の窓でチラチラスイスイ影を見せるのがいた。思い切って窓をのぞき込むとシモツケに来ているホシミスジ蝶が葉の中に潜り込んでは石の上に止まって休む、この繰り返しをしているのでカメラを手に外にでた。外は家の中の涼しさとは違いムッとする熱気が地面の草から萌え上がっている。

カメラを覗き込んでいるだけで汗がでてくるが、ホシミスジがシモツケの若葉に止まると胴を丸め尻の先から卵を産み付けている。いままでこの状況を見たいと数回がんばって待ったことがあるが、今回はしっかりとカメラに収まった。産み落としているトキにもっと近くに寄って卵と蝶を一体にカメラに納めたかったが、邪魔をしてはいけないと遠慮を申し上げた。蝶が石の上に移ったときに近寄ると直ぐ脇で蜂の羽のうなる音がする。注意をしながら覗き込むと胴が青の縞模様のあるルリモンハナ蜂が石積みの奥からワンワンでてくる。羽音を立てて向かってくるのは威嚇しているのだと聞いたことがある。」この場を去るのがよろしいようだ。

ルリモンハナバチの羽音が追いかけてくるように耳に残っているが、近くインクグサでは先日「ちょっと立ち寄っただけだ」と言い逃れたカメムシが数匹いた。仲間を連れてきてここを定宿にしているのだろうか?昼前だが畑に行くと地面からは太陽に熱せられた湿度120%以上あろうかと感じる熱気が立ち昇っている。ニンジンの花殻はタネが詰まっているのか絨毯のように堅く締まった状態になっている。堂々としたバッタ 殿様と云う風格が感じられるが何故かユーモラスな表情に交換が持てる。カメラを向けると胸を張りだしてポーズをとったかのように目をキラリと光らせた。

畑の隅で咲くキキョウ、一つだけ花びらが開ききらないのがあるので近くへ寄るとハナクモが花びらの尖った先端を利用して蜘蛛の巣を張っていた。小さなクモだが彼の噴射する糸でキキョウの花が開くのを押さえられるのだろうか?直ぐ下には昼顔の花にもお案じクモがいた。この種のクモは蜘蛛の巣を張ることをしない種類と思っていたが ・ ・ ・ 

 

カメラを持って庭に出てしまうと予定が狂う

それでなくても朝の予定を午後に回した

昼飯前に書類を仕上げ午後一で出かけよう

夜にも会議があるが ・ ・ ・ 

図書室への返却は明日の予定としよう

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タニシ ドジョウ イモリ 子どもたちの田んぼの生きもの調査

2013年07月29日 | 日記

7月28日(日)  晴れ   風の涼しさ 午後には雨

夜半の雨音に少々寝不足気味 早朝からの「町を美しくする日」恒例の草刈りを済ませ、一息ついたつころで、地区の農地水保全会が主催する「田んぼの生きも調査」に出向いた。

8時30分定刻には参加する小学生とお父さんお母さんが勢揃い、近くの調査をする田んぼに流入する水路まで歩いた。近頃は子どもが田んぼの中を歩いている姿は珍しいと近所からも顔をだしてくる。調査の指導は(株)信濃公害研究所 宮沢 誠氏 挨拶では生き物大切なことを、子どもたちに難しいことをやさしい言葉で説明するその巧みさに聞き惚れた。 

タモとトレーを渡し調査の仕方の説明と注意事項が終わると、直ぐに子どもたちは田んぼの脇に流れる水路に散った。田んぼは今、水を干す時期となっているので湧き水が豊富な水路を中心にタモを探る。直ぐにあちこちで歓声があがり、それまで静かだった田んぼの空気が一変する。タモですくい上げた生き物を丸いバットに入れてセンセ~と云う声とともに駆け寄って、珍しいもの見っけた!! 斜面を駆け登って来る。

 宮沢先生が「これはレッドデーターブックに載る大切な生き物だ ・ ・ ・ 」と 詳しい説明よりも生き物の大切さを説く言葉に子どもたちも首を振って頷く姿がうれしい。子どもたちの集めた生き物を一つひとつ皆が手に持っている図鑑を見ながら説明していく。一時間の生き物集めもあっという間に終わり、集まった生き物を一つ筒観察用の容器に入れて説明する。田んぼ防風林が具合良く木陰を作ってくれた涼しさのなか、一日の作業を終えた。

 

生き物を田んぼに返し片付けを終えてから集会所に向けて皆で歩く。農村環境保全事業としても楽しみながらイベントを終えたことに感謝したい。

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蒸し暑さと涼しさ 激しい雨に 草も一呼吸

2013年07月27日 | 日記

7月27日(土) 晴れ   太陽は出ているが青空は見えない  夕立で一瞬に涼しくなる

夕方になって地区の区費を集めに出かけようとすると頭の上でバラバリッガッツンっと雷が鳴った。前触れの稲光が光ったようには思えないが ・ ・ ・  やがて大粒の雨の本数が増えとてもじゃないが出かける状況ではない。しばらく雨と雷を観ていたが、数年前にテレビ、パソコンなど電化製品が一発の落雷でだめになったことを思い出し、慌てて数カ所のコンセントを外した。

昼のテレビのニュースでは南から湿った空気が入り込み大気が極端に不安定になっていると報じていた。確かに、外にでたときに涼しい風と湿り気のある空気が風向きによって違うように感じた。ひとしきり激しく降った雨も直ぐにやみ、南の山並みから上がる入道雲が西からの夕日に染め上がられ薄紅色の空気に溶け込んでいる。いつもの入道雲と異なるのはモクモクとわき上がった雲の先端から細く捻れるように上に引き上げられて雲の形がトゲトゲに代わり、やがては空全体のぼんやりとした空気に混じり合っている。雨に打たれた庭の花は昼間の暑さにぐったりした姿から、少しだけ背筋を伸ばしたように見えた。

夕立が降る前のことだが、畑の水やりが必要かと見に行くと、ニンジンの花殻にはカメムシが潜り込んでいる。レンズを近づけると大きなムシが来たのか後ずさりしながら、姿を現したのはブチヒゲカメヌシだ。カメムシを掴むときは肩をつまむとアノ臭いニオイはでないと云うが ・ ・ ・ 俺にはその勇気がない。畑の脇で咲くインク草にもカメムシ、“俺は立ち寄っただけだにぃ~”と直ぐに飛び去った。カメムシもいろいろいるが、彼らはそれぞれ好みの植物が異なるらしく、イタリアンパセリの小さな実にとりついているのはカメムシ科のナガメだ。沢山の仲間が雌雄合体しているが中には一匹で右往左往しているのもいた。臭い仲間ながら彼らにもイロイロあるのだろう。

 

明日の早朝は「町を美しくする日」で草刈りやゴミ拾い

次は 田んぼの生き物調査

大勢の子どもたちが楽しみにしてくれている

天気は暑さも押さえた快晴になってほしい

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モノフリが多いことが心配のタネ 

2013年07月25日 | 日記

7月25日(木)  晴れ   予報を外れ 太陽が照る 夕方には激しい雨

盛夏 ・ ・ ・ 盛夏と云う言葉どおりの季節だとは思うが、手紙の書き出しが止まる。早朝起き出して、地区の防災会議の案内文の遅れを取り戻そうという魂胆が巧く進まない。午前中の作業は名簿確認と文面の見直し、昼までに郵便局へ運び込むことが俺的な手順となっている。

昼飯は軽く済ませてから町の図書館へ向かう。次の日曜日に開く「田んぼの生きもの調査」小学生が中心のイベントだが、このところ不安定な天候のために雨に備えることを怠ってはいけない。雨降りでも集会所で過ごそうという夏休み事情、なれない紙芝居や大型絵本のことを司書嬢に相談するために出向いた。出たり入ったりの一日だったが、風は涼しいがいったん止むと熱い日中。遅い午後になって黒い雲が夕暮れを早めるかのように押し寄せ、同時に太い雨粒を落としてきた。

朝には緑の螺旋状のつぼみに僅かに白い筋が入っている程度の月見草。つぼみが花に姿を変えるのは明日の晩だと確信していた。

ところが ・ ・ ・ 夕立が通り過ぎたとき、俺が出かけようとすると玄関脇で白く光っているものがある。慌ててカメラを撮りに行き、パチリ、俺としてはツキミソウの花が開く前を写したかったが思わぬ誤算だ。雨粒を花びらの縁に光らせながら一夜の月を待つ、明日の朝にはほの香にピンクに染まった姿を見せるのだろう。

(一昨日 朝を迎えた月見草)

夜になって図書室から借りてきた紙芝居やら大型絵本を開いて見た。これを読むのは意外に難しい。難しいと云うよりもオタマジャクシや蝶、カブトムシたちの会話を読み聞かせるとなると俺では無理が解る。材料だけを持ち込んでお母さんたちにフリり分けるのも手だろうか?そんな思いを否定する言葉が聞こえるのは気のせいだろうか。

何はともあれ、日曜日はモノフリりだけは止めてほしい。

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草むらの中に 秋を見つけた

2013年07月23日 | 日記

7月23日(火) 晴れ   涼しい朝  午後からの張り出した雲に 雨を願う

小さなポットに蒔かれたバジルが発芽して既に3週間くらい経っているだろか?畑に定植をしてやることが遅れている。これもできない理由が直ぐに口からでて手足を動かし行動に移すことを遅らせていた。

今朝は口が開く前に畑仕事の身支度を整え、周りの草刈りから初めて、バジルを植える畝に段ボールで作った生ゴミ堆肥を薄く蒔き、小型の耕耘機でかき回した。昨日の雨で畑には十分な湿り気があり、植え時は? イマデショウ~ と聞こえたような気がする。20株のバジルを植えるだけでは身支度がもったいないと、草刈り機のエンジンを響かせた汗をかいた。

字で書いているとスムーズに作業が進むのだが、実際の作業はこうは行かない。畝を作るには繁茂している草を刈り取り、カンリキの刃を逆回転させて草の根を絡とる。これが結構大変なのだが、それ以上に俺の作業にちゃちゃを入れてくるのが困る。トンボだ!!今年になって初めてマジマジと見た。図鑑を見るとハラビロトンボとあり、平地では5月ころから姿を見せるようだ ・ ・ ・ 確かに羽の付け根から下は扁平な胴体をしている。次にはアキアカネだろうか?まだ赤とんぼの仲間だとは思えない色つやをしているが、尻を高く上げて縄張りの意思表示をしているようだ。

トンボを見るとまだ盛夏となる前のなのに秋を感じてしまう。俺の世代ではトンボは秋、イチゴは初夏と決められたように思っているが、イチゴは冬、トンボは春から姿を見せる時代に変わっているようだ。時代の変化で今年は特に蜂が少ないと云う。確かに我が家のラベンダーに来る蜂は少ない。花も咲き始めているのに、いつもならクマバチが集団でくるが、ことしは数えるほど、しかも、同時に3頭以上を見たことがない。

何事も自然の流れに任せるのが良いと思っていたがそれを実証してくれた花がある。家人Mが、毎年のように大切に種をとり次の春に蒔いていた赤い星のような花。昨秋、彼女は骨折をしたために、この手の花たちは外のプランターにほったらかしにされた。しかし、赤い花は芽をだし緑の涼しげな葉を広げながら蔓を伸ばして赤い花を開きだした。

 この花の名を忘れたが、そっと野におけ  ・ ・ ・ とでもいうのだろか

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花の開花も少し遅れて 朝晩の涼しさ 

2013年07月20日 | 日記

7月20日(土)  晴れ  爽やかな夏 朝晩の涼しさは窓を閉めるほど

朝は低く雲が垂れ込め、東の山並みの上に僅かに青空が見える程度だった。窓を開けると湿り気のある冷たい風が流れ込む。夜半に雨でも降ったのだろうか?

予定では久しぶりに草刈りをすることになっているので降られては困る。いつもより早めの朝飯を終えて直ぐに外へでた。涼しいうちに草刈りを済ませないと午後の予定に支障がでる。梅雨の間草を刈ることをしなかったために伸びきった草はエンジンの回転を上げないと借り切れない。ざっと済ませて休憩は風通しのよい裏山との境の石積みに腰を下ろした。

ここにはシモツケと紫陽花が一月遅れの花を開きだした。今年は花の数が極端に少ないので花を見る目も愛しさを感じる。ここで咲くシモツケは日本原産種かそれとも中国産のモノだろうか?小さな花が寄せ集まって一つの花として見せるのは紫陽花も同じだ。 

この時期に和の風情を見せてくれる蒼色の花は暑い夏に涼しさを倍加させてくれる。7月の下旬に入ろうとするときに花を開きだした紫陽花、最期はドライフラワーとなって霜がおりる11月頃まで楽しめるのがうれしい。

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たてしな町環境フェア エコな暮らしを 野菜で表現

2013年07月17日 | 日記

7月15日(月)  夜半の雨 さわやかな一日 エコ日

小さな町で環境フェアをやることは大変だよ!! 

そんな言葉を聞いたのは5年ほど前の役場の町長室でのことだった。当時、俺たち「たてしなエコクラブ」は佐久環境フェアやアースデイin佐久などに参加していた。この町でも環境フェアをやろうと立ち上げ、仲間づくりをした。始めは、福祉のイベントと合同で「ふれあい村環境フェア」と名打って始めたが、それなりに賑やかなイベントとなったがやはり単独で、しかも、町行政と住民の主催で開きたいという仲間の思いも強く、今年で3年目を迎えた。

このイベントの素晴らしさは 立科町ならではの『協働のまちづくり』を絵にかいたように、住民と行政(役場 町民課環境保健係))がバランスよく協働で運営委員会を立ち上げている。また、出展団体として長野県の環境部門などが参加しているし、近隣の東御市、上田市、佐久市からも参加してくれているのがうれしい。

俺も実行委員の一人だが、相変わらず関りのある団体は「ごみ減らしま専科」「たてしなエコクラブ」そして、今年は俺の住まう「大深山集落」もパネル展示で、日頃の農村環境保全活動と里山の自然環境をアピールすることで参加した。エコクラブはフェアの北の玄関に陣取り、子供相手に牛乳パックでプランターつくりやコマ回しなどで大活躍をした。牛乳パックのプランターは評判が良い割には苗が育つまでに時間がかかると敬遠する人がいたがTVクルーには絵面が良いためかマニュアルが作れるほどに撮影してもらった。

 

俺的な反省だが、前日の山歩きと企画側としてスケジュール管理など気をもむことが多かったこと、いろいろな分野に首を突っ込みすぎているために、皆中途半端になったような気がする。

今となっては来年の企画を考えるなどとおこがましいことは口外できないが ・ ・ ・ 

来月の児童館の環境学習には大いにはりきたい。

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水の神様も 郷からの訪問に 満面の笑みで迎えた 

2013年07月15日 | 日記

 7月14日(日) 高原の涼しさで 一日を過ごす

予てから念願だった、地域の稲作や農事に必要不可欠な水がどこから来ているのかを見に行こうという企画が実現した。ここ立科町の水は町の南端にある標高2530mの蓼科山中腹から湧き出している。

郷から山に向かい直線距離で20数キロとなるが、等高線に沿わせた僅かな工場を流れる水は開水路 隧道と50キロ余を流れて稲作や農耕になくてはならないものとなっている。一行は水路に沿った道なき道を6km余り歩を進め日頃の感謝を言葉にしながら歩いた。水源では乾いた喉を潤そうと手を水に入れると“ツメタッ”と言う声がい挙がった。確かに手を水に入れると数秒も浸していることはできないほどの冷たさだった。ひととき冷たい水に親しんだあとは一同日頃の感謝表し、御神酒、塩を奉奠、二礼二拍手をして次の塩沢堰弁天神へ向かった。

塩沢堰は日本疎水百選にも選ばれた著名な用水だが、惜しくも水量は地元高原の水道水に利用されているので趣はいまいちのところがある。ここでも同じように御神酒をあげ二礼二拍手と感謝を捧げる。水路の脇には俺たちが来るのは待っていたかのように九輪草の最期の花が姿を見せてくれている。水面に映る陽の光は木々の枝葉の間を通り抜けて地上や水面に落ちる貴重な光の玉のようだ。

昼飯は女神湖の湖岸で摂り、いつもながらのゆったりとした雰囲気が観光地といえども地元の者の余裕を見せる。昼休憩を少し早めて次の参拝地、和見堰へ向かった。和見関までは標高差もあり、蓼科山の7合目となるが、今は道も良く大型観光バスも十分に通れる道となっている。登山道入り口から少し歩いたところで湧水を見る。ここでも水道水源に利用されているいるので、かつてのように沸き出ると言う表現までにはいかない。水源はフェンスに囲まれているが、水神様は昔と同じところに鎮座していた。ここでも御神酒と二礼二拍手と重ねて最後の水源ということもあり、一同深く頭をたれた。

一瞬のことだが俺が祠の方を振り向くと御神酒をいただいた水神様たちが現れたのにはたまげた。一瞬のことだが笑う門には福来たりと神様たちの日頃の生業を垣間見たような気がした。

 

蓼科山を後にする前に、7合目登山道入り口で記念写真 ・ ・ ・ あとは車上の人となり御神酒の勢いで郷に向かい、予定を30分過ぎた4時に到着、全てが想定内で収まった楽しい研修となった。

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朝の涼しさ 草刈り機の爆音に 窄める肩

2013年07月13日 | 日記

7月13日(土) 曇り  雲からは雨がこぼれ落ちるが 蒸し暑さ

このところの猛暑 高原という名がついた町でもかつてないほどの熱波に朝から覆われている。しかし、都会のコンクリートジャングルから比べれば緑が多く、地面のほとんどは草の生える土のままだ。更に我が家の周辺は草刈りを怠っているために草の緑も色濃く、膝下の丈まで繁茂している。

この草刈りを為ないという言い訳がましいが ・ ・ ・ だからケケが花を開いてくれた。 ケケとは山裾周辺で云うノカンゾウを称しているが、この花は少し形がおかしく八重咲きのようだ。春先には芹がびっしりを生える山の絞り水が流れる水路、しかし、この暑さで僅かに溝のそこを光らす程度な水では芹よりも草の方が居心地がよさそうだ。草刈りを為なければ毎年このような夏の花が姿を見せてくれる。

早朝から草刈り機の爆音で目を覚ましたが、窓を開けてみると涼しい風が入ってくる。これでは朝の田んぼの見回りも草刈機を使いたくなるだろう。俺も ・ ・ ・ と一瞬、人様のエンジン音につられてその気になるのだが、直ぐに次の予定が脳裏を過ぎる。

明日のイベント「宇山堰探訪」の打ち合わせなど携帯で済ませ、次には大型観光バスが入れない道6kmを高齢者を歩かせるには忍びないので、ワンボックス車を同伴することで解決ができた。予算も当初の中でクリアできると云う。地域のイベントを集落をまたいで役員が連携することに力強さを感じる。

昼前には友人M氏のPCストレスの解消に向かった。PCのストレスは誰にでもあることながら、新しいパソコンはソフトという表現がアプリに変えられたり、操作が簡略化されたことが、却って前のやり方ができなくなるなど ・ ・ ・ 機械を作る人と使う人の違いがストレスに現れるのだ。何はともあれ彼の所望する写真編集picture managerを以前のバージョンに変える作業を終えてホッとした。

ほっとすると云えば、我が家を取り巻く草だらけの中で、ひときわ目立つ紫の花、キキョウの清々しさは朝の涼しさを思わせる。また北側の日の当たらないところでは五色ドクダミが僅かに葉の縁だけに紅を見せて花を開いていた。太陽の光が当たるとろにでれば、名を体で表す如く、緑と赤と黄色を色濃く見せる。

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予定は決定 空いた時間を有効に

2013年07月11日 | 日記

7月11日(木)  雲は多いが晴れ  湿度の高い一日

夜明け前から寝苦しさで目を覚ましていたが、外を見ると田んぼの色が漆黒から緑に変わっている。この時間帯は5時には少し間があるのだが、野良ではすでに草刈りの残渣を燃やす煙が東隣の集落からも帯状に流れるのが見えた。

午後は集落の仲間と環境フェアに出店する写真やコメントを纏めると予定になっていたが、彼は夏風邪だという。俺の性分から追われないと作業が進まないところ、農村環境オンパレードと云うことで、俺はこのBLOGに貼り付けている蝶や花の写真を纏めた。彼は農業者らしく生産物の成長段階をシャメ撮りしていると聞いている。

午後の予定が空いたところで ・ ・ ・ このところ友人M氏のOff13の設定を思い返したり、俺のPCでシュミレーションしてみたが、結局は2代前のsoft7?または10を入れることで解決ができそうだ。しかし、これはLicenseKeyの問題があるのでやってみないと判らない。さて ・ ・ ・ しばし、彼との相談が必要と思うが、俺自体普段使っているものがOffi7なのだがら心ともないことしきりなのだ。

久しぶりに午後の追われない時間を過ごしていると、西日が山陰に遮られたころ、玄関先でAlgoを遊ばせていたMが芝にネジリバナが咲いていると声をかえてきた。この花とフデリンドウは気ままなヤツで待っていると姿を見せない。今年は芝刈りを6月はじめにやっただけなのでネジリバナも頭をチョン切られることがなかったのだろう。一カ所に4本の花軸が立ち花の姿も色もよい。

 

花の姿に喩えてれば、藤の花は「親はヒネクレ子はハナタラシ」と良い表現はされない。このネジリバナよく見ると親がネジレヒネクレているようだ。ヒネクレねじれた親からも可憐な花は親を踏み台にしてしっかりと上に登っている。てっぺんの最後の花まで開くのを見届けたい。 

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つゆ知らず とは言えないが 夏日の訪れ

2013年07月10日 | 日記

7月10日(水)  晴れ   蒸し暑さのなか風さえ吹けばさわやかさを感じる

6月の慌ただしさから、雨の降る天気を覚えがないほどの日々、いつの間にか月が変わり夏日を迎えた。

一週間前は湿り気と言うより寒さを感じるほどだったが、今年はストーブを焚くことはなかった。太平洋側の気候が近づいただけで、ここ信州の郷でもイッキに猛暑を迎えた。畑のジャガイモは花も見せず収穫は全く期待していないのだが、それでも頑張れサインをだして青空と白い雲に合わせて花を見せてくれた。

6月の後半からは来月に開かれる地区の学習会や町の環境フェア実行員会など、相変わらず滅私奉公という趣味の領域に埋没している。地域の日頃の活動を見ても農村環境保全につながり、住民の意識は環境活動とは思っていないが、立派な環境活動であり、しかも、集落の人の和(輪)が保たれている。そんなことを表現するために町の環境フェアに集落で参加した。今回は農産物の販売までは至らなかったが、資金を得るためにも必要な活動分野だと考える。先ずはポスターとお楽しみ対応で参加することになった。

集落の活動もアリだが、地区の活動は一日違いで前日の14日日曜日に行われる。こちらの日程は4月の頭に決まっていた。3年前に始まった町の環境フェアとは比べられない、安土桃山時代に起源を発するといわれる壮大な歴史絵巻に裏付けられる水の物語になる。地域の名を冠している「宇山堰」これを紐解き、現地を訪ねるという学習会が企画されている。

クリックして大きな画像でご覧ください。

同時進行でモノが進んで行くが、今年の梅雨明けは少し寂しいことがある。それは草だらけの畑ながら、相変わらず花を見せてくれたニンジン、しかし、虫が少ない。いつもの年なら人参の花が咲くのを待って畑中のカメムシが集まって自己アピールのパートナー獲得合戦が繰り広げられる。ここでも春の遅い雪の影響がでているのだろか?

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