1月31日(木) 晴れ 湿り気があるのか薄い曇が広がる 暖かな一日
昨日は一日、俺の医者通いで終わった。いつもより待ち時間が多かった。今日になって右腕の筋肉注射のあとに重さと痛みを感じる。
ヤッツケ仕事を午前中に済ませ、遅めの昼飯を摂り、昨日戻って来た俺の軽トラに荷物を戻しシート掛けを済ませた。薪運びと薪運びとゴッタクの片付けも勢いに任せた。暖かさに誘われて久しぶりに裏山に向かった。雪が溶けた地面には丸薬のような黒く丸い球が沢山おちていて鹿の糞だと直ぐに判る。坂道の途中にある三本杉、根元は一本だが上に行くにつれ三本に別れている。ここには墓があり一つは丸い石、他には石塔が2本建っている。年代を見ると寛永7年と一つの柱に見える。昇りきると地面は土なので雪も溶けているところはなく、鹿除けのフェンスが道沿いに張られている。このフェンスは一昨年に設置されたのだが、昨年に105ヶ所を補修した。このフェンスができてからは散歩道としては余り利用しなくなった。
俺が散歩道として好まないのはフェンスによって道から外れたところで花が咲いていたり虫がいたりしても、おいそれと中へ入れない。其れよりも景色を見たときもどうも一庫裡行かないのが俺的な理由だ。フェンスの無い通を選ぶと長和町に続く峠の頂に着く。ここには子守地蔵尊がいてSalaが無事に手術を終えたこともこの地蔵尊のお陰だと掌を合わせた。
家に戻る通に向かうとここでは鹿が強かさを見せていた。フェンス沿いは内外共に獣たちの足跡が多い。ニホンジカと大きな足跡はカモシカ、それにキツネと思われるリズムカルな足跡、小さく丸い2列の足跡はタヌキだろうか?それにしても、獣たち、多くは鹿の仕業だがフェンスを破り里と山とを直線的につなげている。彼らもそれなりに理由があるのだと思うが、3月になれば再び補修されることになる。しかし、いつまでこの繰り返しが続くのか?鹿は毎年数を増やしているが、ネットの補修は農水省の補助金で行われているものだ。
獣たちにとっては厳しい環境だが、散歩には素敵な通だ。初夏から秋はそれなりに緑の葉や花が楽しませてくれるが、俺はこの季節、冬が好きだ。太陽が山陰に入ると急に足下から冷たさが昇って来る。この時間帯からは獣たちと住み分けになるのだろう。