田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

朝の一滴 暑さを和らげてくれる至福

2011年06月30日 | 日記

6月30日(木) 晴れ   午後からは曇が広がる  夕方 雷

昨夜は草刈りで虫に刺された腕が腫れ上がり気怠さが肩まで来ていた。寝付けないまま朝を迎えてしまったようだ。

昨日に続き今朝も眩しい程の陽射しに促され外にでる。庭を一回りと思い黒竹の脇をすり抜けようとすると枝葉の先には丸い水滴がついていた。夏の湿り気のある無風の朝に現れる現象、ワレモコウやブドウの葉も同じように夜の内に葉脈に吸い上げる水分があふれ出ている。

一枚の葉に顔を近づけると葉の縁には小さな水玉がついている。それが徐々に下にさがり先端では丸く飾り玉のように陽の光を受けていた。明日からは7月七夕の笹飾りにするには具合が良い。

しずくを落とさないように身体を小さく丸めてすり抜けると我が家の畑にでる。焼き肉は滅多にすることはないが、サンチュがないと寂しいと二株だけ植えた。レタスの仲間だから虫に食われることはないと確信していたが、どうやら鹿が食ったらしい。まだ、一枚も収穫をしていないのに ・ ・ ・ この手の野菜は次の芽が脇からでてくる。二番手だが夏の盛り、焼き肉でも予約をしておこう。

俺の野菜作りは肥やしはやらない、薬も撒かない、ただただ種を蒔いただけの畑だ、草は生えるが野菜よりも大きくせずに頭を刈るだけにしている。虫もつくが人様の口に入るくらいは残してくれると共存を信じている。

しかし、ブルーベリーやプルーンなどには害虫が着くが、それを食べに来る鳥たちもいることを彼らに知らせたい。一回りの庭での観察で蓑虫が多いのが気になる。調べてみるとほとんどが蛾になるもののようだ。

歓迎しかねる虫たち  ">

スズメは屋根の瓦をずらすとか、稲を食うとか云われているが、バイカウツギで増えすぎたアブラムシを食っているようだ

ミスジチョウの群 ">

午後には雨が降り出し、夕方には雷がなった。朝の松本方面での地震、それほど大きくはなかったようだが、局地的に被害があるようだ。

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夏の先取り 梅雨の行き場がなくなるほどの猛暑

2011年06月30日 | 日記

6月29日(水) 晴れ 風も暖まるほどの暑さ 夜になっても涼しくならない

目覚めて直ぐに裏山に散歩に出た。急な昇り坂を一気に進み頂上に咲いていたガマズミを見る、花は既に終わっている。梅雨も終わり夏を思わせる気候、花たちは身を以て表している。何時もの散歩道を反対側から歩くと、昨年はススキで覆われていた耕作放棄地に今年はハルジヨンが一面に白い花を開いている。 

 

キツネたちの散歩道もクサに紛れて見えない。僅かに道の脇にはランプの花、ヤマオダマキが咲いている。ワレモコウの宝石をちりばめたように見える葉を探すが ・ ・ ・ 見えない。

太陽のスポットライトを浴びる葉の上ではヒメウラナミジャノメチョウが身体を温めているのか動かない。 レンズを近づけると眼だけをギョロッと動かした。

少し先に歩くとここでも、笹の葉に止まった白い蝶が翅を中途半端に開いたまま、ジッとしている。少し上に白い卵のような物が見えるが、彼女が産み付けたものか? 

 

庭に来ているキタテハは山の散歩道にも現れた。スーッと来てパッと止まり、二三回翅を開いたり閉じたりを繰り返し、広げたまま動かなくなった。何を考えているのか?周りにはこの種の蝶は少ないが、どのようにして仲間を探すのだろう? 

散歩道は開けた場所から頭上を木の葉で覆われるところに来ると、蝶に代わり、小さな虫が多い。中でも和風な姿のヤマトシリアゲだろうか?家の中に飛び込んでくれば直ぐにビシャッと潰されてしまうが、山出見る姿は神々しさを感じる。

草の中を覗き込みながら歩くが、探さなくても直ぐに見える花は黄色か白の物が多い。ハナチダケサシも目立つ花だが咲いている場所は以前、蛇に出会った場所、近くまで行くには少々気後れがする。

朝の散歩も2時間と決めているが、帰りのコースを思いつきで歩き出し、家戻ると既に朝飯の支度は済んでいた。

夜7時の会議に出かけるときには、まだ夏の空気が漂い、涼しい風はない。東の空には夏雲が強い西日に照らされていた。 

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どなたの化身かと聞くのだが 手を取られては致し方ない

2011年06月28日 | 日記

6月28日(火)  晴れ 爽やかな風 梅雨は明けたと思わせる 信州の夏

昨日からのつづき、草刈りで始まる一日だった。身支度を調え燃料を調合してイザって云うときに俺の軍手の上にヒオドシチョウが止まっている。

 

 

カメラを近づけても逃げないし、口吻を糸の一本一本に寄せてミネラルを吸い取っているようだ。しかし、翅の裏文様はどこかで見たことがある。スカートかワンピースの裾文様 ・ ・ ・ 柄から見ると地味なのでだいぶ年をとってからの知り合いだろうか?どなたかの化身ですか?と聞いても答えることなくスーッと舞い上がった。 

 

ひとしきり天井の梁や積み上げた薪に止まりながら今度は俺の右腕の作業着に止まった。汗をかいてはいないが、口吻を生地のメに差し込んでくるが荷札の針金でつつかれるような感触があった。やがて元の軍手に止まり口吻をクルクル巻いたり伸ばしたりしている。

仕方なく作業の前にイチジクの木を見に行く。ここでは小さな実?がついているが、今年の収穫は少なそうだ。葉の陰にはカミキリムシの仲間が沢山いる、いそがしそうに上に下にと歩き回っているものや、カップリングでこれまた、忙しくしている物がいる。彼らは木に悪い影響を与えなければ良いのだが、もう少し様子を見ておくことにした。

直ぐ脇のブラックベリーの葉の上ではこれまた、カミキリムシかブルーの金属的な輝きをした虫がいる。彼らも今が交尾の時期、これから夏には子孫を増やし来年に向けて卵で越冬すうのだろうか?

結局午前中の草刈りは僅かな時間しか出来なかった。昼飯を終えて北側の上の土手の草刈りを始めると、小さめで濃い黄色をした蝶が止まることはないが行ったり来たりをくりかえす。飛んでるタイミングを狙ってシャッターを押したが ・ ・ ・ 僅かに姿をとどめているが数少ないと云われているツマグロキチョウなのだるか?

草刈りも夕方近くなると虫が多くなる、コナシの実がなる木のところで今日は止めとした。

明日は一日外仕事 ・ ・ ・ 夜も会議となっているが、無駄な時間でないことを願う。

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華麗なる振る舞い 花植もベテラン揃いで

2011年06月27日 | 日記

6月27日(月)  曇り   昼からは 断続的に雨 涼しい風が吹く

8時作業開始と連絡を受けていたが、公園では既に作業がはじまっていた。毎年恒例の第二弾公園の花壇の整備、花の苗を植える。 

この集落も高齢化がニョジツに表れ、しかも男性は僅かなものでその中でもこう言う行事に参加するのはいない。いないと云うと俺はど~なの? と云うと立派な後期高齢者予備軍であり、会話も昔の話題となれば充分についていける。

ついて行けないのは花を丁寧に植えることで、具体的には苗をビニールのカップから引き抜き、白い根が廻っている底を親指を突っ込んでグサット広げる ・ ・ ・ その手際の良さと、そのときのオンナシ(女衆)の話題には入れない。もっぱら水くみや花壇の周りの草刈り程度となる。それも充分な注意ができずに山からの湧き水をバケツで汲むとき、バケツと共にカメラを水の中に落とした。しかたなく、携帯のカメラを使ったが充分に写真として耐えうるものと実感!! 携帯電話を尊敬する程になった。 

ひとしきり賑やかな花植作業を終えてお茶の時間、こう言うときの買い出し役は俺にぴったりの作業だったが、買う物はワタシが決めると助手席に婆様を乗せローソンへ走った。

俺は早めに切り上げて、気になっているカメラを乾かすために分解した。草刈り機を振り回したあとだからか小さなネジにねじ回しの先が入らない ・ ・ ・ 

外ではMが花植をしているが、婆様の年代には少し間があり、畑の土を使うと言う技はなく、培養土なるもので植え替えをしていた。 

畑の西端にある卯木、今年もしっかりと花を開いたが、間近で見るとどー見てもムクゲに見える。この木は中は空洞、卯木の葉なのだが、ムクゲの花、不可思議なことがあるものだ。 

分解すれば水分が蒸発するものと、安易な考えでいたが、午後遅くになって再び組み上げて電源を入れたが “アウト” レンズが浮かび上がってこない。カメラが水に浸かったのは俺にとっては瞬間的な事、この“瞬”にも間があるのだろうか。

 

機能は壊れても形はそのまま

俺なんぞは形は多少の変化があるもののそれなりに ・ ・ ・

デジカメが偉いのか 俺の方が勝っているのか 

しばし ・ ・ ・

考えが纏まるには“瞬”がかかりそうだ。

 

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草刈り機の爆音が響く 日曜日 田舎のシンフォニーと云うが

2011年06月26日 | 日記

6月26日(日) 曇り   雨が落ちてきたが梅雨は中休み 蒸し暑い一日

曇り日は白い花をカメラに収めるには最適と庭に出たが、以外にもツユクサには明るすぎたようだ。白だからトキワツユクサと云うわけにはいかず、花びらの形が三角ではない。園芸種のものを誰かにお分けてもらったものが大きな株になった。 

こちらはオオムラサキツユクサとされているが、花が開き始めたときはムラサキが濃いが少しで経つと色が褪せる。シベは小鳥の羽毛のように僅かな風でも震えていた。 

5時を過ぎると遠くで草刈り機のエンジンが呻りだした。ヤケにパワーを上げているが、日曜日ともなると田舎の風物詩、微妙なエンジン音の高低が山に響きハーモニーとなって聞こえる。この響きが徐々に数が増えて混合油のエンジン音、ガソリンのフォーサイクルのエンジン音と微妙な聞き分けができる。集落でも草刈りのストロークが長いHさんが草を刈りだすと直ぐに判るのはワーンワーンという音で180°以上草刈り機を振り廻す姿が目に浮かぶ。

我が家では毎日が日曜日ということで、今日は草たちも安息日としている。草刈がはじまれば、いち早く刈り取られるのは下の写真ウシハコベだろう。一昔前は家畜の餌に子どもたちが刈り取って持ち帰ったと云うが、今では刈払われて次世代の草たちの栄養となるのが運命だろう。 

家の脇では昨年蔓延りすぎて間引かれたヤチヨソウが、僅か数本だけ花を見せた。こう言う姿をみると間引いたことに罪悪感さえ感じさせられる。 

畑の隅で異常な増え方をしたムシトリナデシコ、花の盛りは過ぎたようだがいろいろな蝶が来ている。いつもはシロチョウの仲間が多いように思うが、今日はコヒョウモンがじっと翅を広げていた。縄張りでも監視しているのか何となく緊張しているように見えた。翅の後ろから見える白い線がが更に緊張を高めるようだが。 

そんな緊張とは関係なく、ガラス戸の内側では、早く俺たちも外に出してくれとSalaとAlgoのツーショット。 

リビング前のウメモドキ、毎年のように花はたっぷりと咲くが実が成らない。ウメモドキは花よりも赤い実が見応えがある木なのだが ・ ・ ・ 

午後はエコクラブのスタッフで仲間のHさんを見舞いに行った。手術をして3週間が過ぎ、今月末には退院できると云うが、退院してからの手当が大変のようだ。早く回復して秋のイベントにはいろいろなアイディアをもらいたい。

4時を過ぎて家に戻ったが、裏山を見上げるとオニグルミが花から実へと変身していた。緑の実しか見なかったが赤みを帯びたとがった形が「鬼」を連想させたのだろう。

蒸し暑い一日も日が落ちると辺りは静寂に包まれ、風も涼しくなった。浅間の頂は曇か噴煙かに僅かに隠されている。この時間帯は街灯も星座のように見える。

常夜灯 蛍に見せる 夏浅間 哉々

一句を詠み 二句三句と 四苦八苦 徒歩穂 

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虫たちの楽園 ブラックベリー

2011年06月25日 | 日記

6月25日(土) 晴れ   曇り 雨  繰り返す天気

天気予報では曇り、しかし、朝から陽が出る。外は風が涼しく 朝飯を摂っているときには草刈りをする算段を考えていた。しかし、洗い物を終えて生ゴミをダンボールコンポストに入れていると雨が降り出した。

予定は直ぐに変更、すると急に安請け合いした広報誌の原稿を送っていないことを思い出す。結局は午前中パソコンに向かってしまった。昼飯にはまだ間があるので、外に出て花を開きだしたブラックベリーを観察する。ここには蝶も多いが小さな虫も集まる彼らの天国のようだ。俺が畑の端につくと既にキタテハが来ている。しばし、見ていると2頭3頭と飛び交っては花に戻る。

 この白い蝶はモンシロチョウとは違う ・ ・ ・ 翅の付け根に僅かに黄色い印のようなものがある。しかし、蜜を吸いながら翅を広げることはしてくれない。

花から花へ移るときに僅かに翅を広げる。瞬間的なことだがシャッターが遅いようだ。後に図鑑を開くとスジグロシロチョウと書かれていた。

ブラックベリーを見廻していると不思議なものが見えた。蓑虫?枯葉?しかし動いている。風に揺れているのかと思ったが ・ ・ ・ 

虫たちの楽園 蓑虫の引越し

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だいぶ長い間見とれてしまったが、再び雨が降ってきた。慌ててカメラをTシャツの下に入れて下屋に逃げ込んだ。ここではMが育てている鉢植えが並んでいるがオキザリスが所狭しと咲き誇っていた。

 俺も外にでたいとガラス戸にへばりつきながらのオキザリイヌ

 一端部屋に戻ったが夕方になって、虫たちの楽園を訪ねた。すると数年前にはハルシオンで見かけた“キスマーク”を背中に着けた虫がいた。その名もアワフキカメムシと云う、なんとも言い訳のつかない印を付けられて泡を吹いたのか!! どう見てもそれほどのモテようには見えないが・・・・

ブラックベリーの花のないところでは大型のカメムシが何か格闘をしているように見えた。片方の背中にはオレンジ色の物を付けているが蜘蛛でもついているのだろう。辞典で調べるとオオトビサシカメとあった。虫ほどに小さくないのでカメで終わっている。

だいぶ夕暮れに近づいてきたが、山側のシロハナヤマブキが気になって見に行ったが、既に花は終わっていた。僅かにこれから開こうとしている花があったので近づくと向こう側になにかが動く。レンズを近づけると垂直に立った。虫だ ・ ・ ・  

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わずかな時間だが虫たちを観察するのが楽しい

 

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猛暑を迎えたと云うが 風が心地よい山裾

2011年06月24日 | 日記

6月24日(金)  晴れ   強い風  夕方には風も収まる

朝飯を摂っているとストーブの煙突でカサカサと音がする。また、雀の落下 ・ ・ ・ 彼らは巣を作ろうとのぞきこむのか?それとも覗き込んだとき誰かに押されたのか。姿は見えないが上に昇ろうとして羽をふるわせるブルブルと云う音が聞こえる。

やがて焚き口に降りてきたが外の明るさに驚いたように何度も硝子に当たる。それに合わせてAlgoが近づくので奥の方に避難することを繰り返す。

灰だらけで長い時間過ごすと死んでしまうので、何時もの救出セットを取り付けた。

瞬間的に袋に飛び出してきた雀、小雀かと思ったがしっかりした中年雀のようだ。彼らはストーブのタールの臭いに危険を感じないのだろうか?煙突に雀除けの金網を着けていたが、一冬でタールがたまるので外したままにしてある。

外に逃がしてやったが、昼前に再び飛び込んできた。顔を見ると朝の雀と同じように灰だらけになっていた。煙突の暗闇を通過して明るい所へでる快感 ・ ・ ・ 遊園地と思われても困る。

近頃は“スズメの学校”は禁止されていると云うから、彼らは危険を学べないのだろう。これは「先生がムチをフリフリ」と言う歌詞が良くないそうだ。そして、メダカの学校は「だれが生徒か先生か」判らないのが良いと言う ・ ・ ・ 近頃は先生と生徒が友だち言葉で話すのを見る。大人になれば自然と言葉を使い分けられると云うが、その使い分けを知るのも、就職予備校で授業料を払わないと知ることができないのだろう。

話が飛んでしまったが、我が家に飛び込んだ雀、二羽とも元気に、外へ飛び立ったのはよかった。

夕方には風も収まり、東の浅間は蒼いシルエットで頂を僅かに曇に隠しながら夕闇に消えた。

 

 

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夏至 一年の当たり前の日 だた通りすぎるには寂しい

2011年06月22日 | 日記

6月22日(水) 濃霧   快晴  午後からは曇が広がる 夜 雨

昨夜の予報では快晴マーク、夏至の朝陽を待ち望み午前4時に起きた。信州では4時29分が日の出となっているが濃霧だった。朝陽が出たのは7時すぎ頃だっただろうか。

夏至の頃の定番としてグリンピース入りご飯が食卓に昇る。それを知ってか友人 I さんが届けてくれた。夏至と同じ日の出・日の入り時刻は、昨日・今日・明後日と3日間同じになっているから夏至はこの三日間ならいつでも良さそうだ。

日の入りは19:09分となっている。7時30分でも曇り空ながら、残照が明るさを保っている。今時の庭は白い花が多く、夕方になるとその美しさが一際目立つようになる。地面に点線の文様を描くヤブイチゲ、湿り気のある香が梅雨時を楽しませる白花浜梨、道路までの道沿いは梅香卯木が品格のある香を漂わす。そして天空の星空のように見えるヤマボウシ皆それなりに存在感をもたらしてくれる白い花たちだ。

友人が帰るころにはまだ暗闇には間があり、白い花はそれほど目立つわけではないが、太陽光のライトが橙色に灯るのが好きだ。家々の白壁がこの時間帯だけは自己主張をするように目立っている。

太陽が高く昇った頃、北側の石積みでは蝶たちが身体を暖めるのか集まってくる。クロヒカゲチョウも翅を傷めながらしっかりとした姿勢を見せている。

咲き出した更紗卯木の花で蜜を吸うトラガも蛾の仲間ながら、カラフルな色合いから蝶の仲間入りをさせたい。

シモツケの花が咲き出したがその周りを旋回しながら止まろうとしないミスジチョウ ・ ・ ・ 数えてみると三~四頭いるようだ。

この蝶 ホシミスジ です

宙返りではないが反転しながらの飛翔も巧いもので、四頭が絡みながら組んずほぐれつ飛び交っている姿には闘争心は見えない。この木の下にはトカゲが潜んでいて蝶を捕まえたのを見たことがある。カマキリほどではないが、要注意のことを蝶たちは知っているのだろうか?

蝶の特技なのか滑空が上手い。巧みな技を持って急旋回、急上昇とぶつかり合うようなことはしない。

夜になり常夜灯に照らされたヤブイチゲの花が可憐だ。陽が落ちると花を閉じる種があるが、この花は夜中もこの姿を見せているのだろう。 

電力消費削減で常夜灯を消しているが、ヤブイチゲの明かりでタヌキもハクビシンも足下は安心のようだ。

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自然の恵み 分け合うことが良いのは判っているが

2011年06月21日 | 日記

6月21日(火)  晴れ    一時雨  午後には青空が広がる

夜半から降り出した雨が朝まだ暗い時間にも降り続いている。夜が明けていないのにホトトギスが激しく啼き叫んでいるが、明るくなるにつれて、ヒヨドリも金切り声を上げていた。朝飯を摂っているときも硝子越しに黒い影が何度も横切り、それに合わせてヒヨドリの仲間を呼び寄せるようなキーキーと云う声が聞こえた。

その声が気になって庭にでて驚いたのが、彼らの目的はサクランボを見つけて仲間を呼び寄せたらしい。今年は冬に鹿が花芽のつく枝を食いちぎり、皮をむいて痛めつけた。10数個しかなかった実の多くはヒヨドリに食われたようだ。 

葉の陰や枝が重なって彼らに見えなかった、完全な形のサクランボは4個だけだった。あとは軸だけが無残にも枝についていたり鳥がつついたままの実が残っているだけだ。 

庭に虫や蝶、鳥 ・ ・ ・ と生き物が来るのは良いが人の分まで食べ尽くすのは困ったものだ。その点、蝶は花の蜜を吸い、卵を産み付けたとしても幼虫が生まれればそれなりに天敵も現れる。モンシロチョウもムクゲの葉にとまり動かない。触角まで白いことを検めて知った。 

我が家の庭に長逗留しているのはウラギンヒョウモンチョウ。どこから来るのかは知らないが4~5頭は飛び交っている。地面の近くで咲くヤブイチゲに止まり上空を見張っている。彼らも縄張りがあるのか急に飛び上がって飛んでくる同じ仲間の蝶に絡んむ。 

翅を閉じたときは裏側の文様が美しい。このときは逆光だったが陽の光が当たるの白い部分が浮き上がって見るのが美しさを倍加してくれる。

正面から見る顔は厳つく、戦闘機のような雰囲気を持っている。翅の文様から猛獣のイメージがあるが、実際は柔和なのだろう。

モンキチョウもなかなか花に止まってくれない蝶dが、今日はムシトリナデシコで、だいぶ長い間 蜜を吸い続けていた。

葉の陰ではひっそりとクロヒカゲ蝶が休んでいた。何時もは不器用な飛び方で人の周りを飛び腕や足に止まる。カメラを構えても近すぎてピントが合わないことが多い。風が強かったのでちょうど良い休み場だったようだ。 

長逗留している蝶には赤タテハやベニシジミ、ツバメシジミなど多いが、今日は風が強かったために草陰で避難したようだ。 

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キッチンの不具合 電気を使う器具はこれからどうなる

2011年06月20日 | 日記

6月20日(月) 曇り 薄日が射す 午後から雨 夕方には止む

 

3週間くらい前から IHクッキングヒータの具合が悪くH14と云うサインがでる。このサインの意味を調べるのにネットで取説を探し頁をめくって見つけると「修理にだしてください」となった。そうなると直ぐには直らないことが分かるとサービスセンターに電話をすれば良いのだが ・ ・ ・ 

結局は「H14」の意味が分かったことで納得してそのままになっていた。今朝になって本格的な故障となり急遽電話で修理をお願いした。すると午後には来てくれるという。最低でも3日は待たなくてはならにと覚悟を決めていたのがゆるんだ。

全体にばらし始めるのを見ているとワクワクしてくる。ヒーターがこんなにコイルを巻いてあるもので暖まるとは驚き、それでなくても炎がなくても湯が沸かせることは未だに不思議に思っている。最終的に点検をすると魚焼きのロースターの熱源もだいぶ傷んでいると云う。

悪いと思われるパーツとダメになりそうなパーツも替えた。全ての作業を終えたときにあれほど沢山のネジを外したのに一つも余ることなく完了。試運転に湯を沸かすとなんとなく早く沸いたような気がする。締めて42,000円の出費だが ・ ・ ・ 外食を続けるよりも安いと云うMの言葉に、少々残念な気持ちも過ぎった。

電化製品は便利さに増える一方だが、エコを建前に売り出した深夜電力を使う器具に関しては考え物だろう。深夜人が活動していないときに電気を発電するのは原子力発電ならではのモノ、火力発電は電気が必要とのときに発電すればよいが、原発が継続することを条件に開発されたエコキュートなどはどうしたらよいのか。

土曜、日曜と二日間は集落の戸隠講なるものに参加して出かけた。昔からの言い伝えなのか南や東から戸隠へ行くものではないと云うことで、前日は福井の永平寺をお参りし、翌日戸隠へ参拝した。4,5年前には閑散とした奥社も今や、大人の休日とかの宣伝で使われたためか大勢の人で混雑していたのには驚いた。

二日ここを離れただけだが、今朝は久しぶりに庭や裏山を歩いた。ウグイスカグラもラッパ状の花からルビーの実を見せてくれた。 

庭ではツルバラがやっと花を開き、思いの外濃い色なので驚いた。モーツアルトと称しザルツブルグのモーツアルトテウムに咲く花のひ孫くらいのものだ。棚にするか柵にするか花を見てからとしたが ・ ・ ・

似たような花だがこちらはバレリーナと云う種類、友人のお宅のものを一重だもらい挿し木にしたものが大きくなった。 

 北側の石積みではこれまた大きくなりすぎたシモツケ、これも掌に載るほどの苗だったが、少々大きくなりすぎて花が終わったら切り戻しを予定している。

 シモツケの花は濃いピンクが元気にしてくれるが日がつと直ぐに色が褪せる。小さな花の集合体だが一つ一つは豪華な花の形をしている。

 午前中は薄日まで出て蒸し暑さが際立った。ミスジチョウも久しぶりの暖かさに元気がよい。翅の裏側が僅かに水色に輝くように見えるのがスキだ。

 

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似て非なるもの 興味のないものは一派一からげ

2011年06月17日 | 日記

6月17日(金) 曇り  梅雨らしく涼しいが 雨が少ないのがきになる

北側の石積みには雑草が生えるのを防ぐためにジャコウソウを植えた。まだ咲き出したばかりだが、似た花にイブキジャコウソウがあり、どちらも同じような香だが、葉の形がことなる。少し花に興味を持っている人は「タイムが良い香りですね」と云ってくれる。

この二つの違いは花の形はほぼ同じ、色はイブキジャコウソウの方が濃い色をしている。葉の形はイブキが付く方は玉子型を細長くしたようで、もう一方は細くとんがっている。しかし、集落の婆さまは「芝桜咲いたようだね」とどこから見えるのか?それとも他の場所のことをいっているか?我が家に芝桜はない。

同じように婆さまの畑からよく見えるところにムギフウロウが咲き出した。これには「コスモス早いね」云う。ムギが穂が空に向けて立つ頃に咲くのでムギを冠にしている風情のある花だ。

梅香卯木は沢山の花を開きだしたが、昨夜の雨の花が落ちているかと思ったが、皆しっかりと開きカップのような花で水を受けていた。ヒラタアブは一夜の雨宿りをこの花で過ごしたのだろう。

これからは本格的な夏に向かって次々に新しい花が咲くが、昔ながらの花とハーブなど地のものでない花には違和感があるようだ。土地の呼び方にある花なら良いのだが、それに似ていれば、全てそれに合わせて呼ばれる。花はどう感じているいるかは分からないが、小さな花の前でカメラを覗き込んでいるのも、馴染みがない姿ととらえられているようだ。

 

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きのうの続き ハルユキノシタ

2011年06月16日 | 日記

6月16日(木) 曇り 今にも雨が落ちてきそうな一日 涼しい

昨日はユキノシタと示して写真を掲載さたが、今朝になってその生薬としての効能、調理のしかたなど本を見ていて気がついたことがある。

俺のユキノシタのイメージは三枚の小さな花びらにある斑点が紅いと言うイメージだが、昨日の写真のものを黄色い斑点になている。気になってネットで調べてみるとハルユキノシタと「ハル」が着いている。繁茂形が違うのだろうか?いままで毎年のように梅雨時の好きな花として見てきたが、斑点は“赤”と信じてきたし、そのように見てきた。改めてこれから咲く花たちを観察してみよう。

生薬としては利尿作用などがあるそうだが、葉を煎じて飲むらしい。他には山菜としては月並みな天ぷらしかなさそうだ。

もう一つキニナル草はカタバミ、今は畑や庭至る所で見るが、ほとんどは嫌われ者で鎌で根こそぎ削り取られる。しかし、同じハート型の葉で花も同じような五弁、色がピンクと云うか、桃色の可愛い花が咲いていた。しかし、このところさっぱり桃色の花は見ない。黄色ばかりが目立つのか、今年はあの可憐な桃色を探してみよう。

 

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花から実へ 季節の移ろい

2011年06月15日 | 日記

6月15日(水) 薄日が射す 乾いた風が涼しい 入梅はどこへ

渓卯木の赤い花が終わり、ユキノシタの花が開くのだが湿り気がないと寂しいと思うのは俺の個人的先入観なのだろうか?この花が咲き出すときは、梅雨のさなか雨が落ちるなかで花を開くのがスキだ。

この花は咲き出すとき既に花びらが散ってしまったかのように見せる。彼らの事情は計り知れないが、何故に下の二枚の花びらだけが大きいのだろうか?その昔、奥多摩の山菜を食べさせる見せてユキノシタの天ぷらなるものを食したことがある。味は忘れているが、この時期なら試すことも可能だろう。

今日は一日を掛けて、家の周り360°の草刈りを予定している。その前に一回りをして草や木の様子を確認してみた。ブルーベリーはヤケに大きな実を沢山付けたが今年はどのくらい収穫できるだろう。まだ花の形を残した実が小指の先程の大きさになっていた。

木は小さいが、苗木を植えて3年くらい経過しているだろう。冬芽は鹿の食害に遭いながらもそれなりに成長してくれている。周りからも新しい芽が伸びているので、この地を安住の地としたようだ。実が黒く熟す頃はハクビシンなど獣たちの口に入る前に俺が採りに来ると話した。

庭の中央にはサクランボ佐藤錦が僅かな実を着けている。枝先は冬に鹿が食い荒らし先端を折るような悪さをする。花かずも少なく今年は全滅かと思ったが、鳥に食われる前に人間の口にいれよう。

サクランボの脇ではプルーンが沢山実を着けている。この時期は多くの実を見るのだが、消毒をしない主義の俺としては虫たちに先を越されるのは仕方が無いものと思っている。一度くらいは木の上で完熟した実を口にしてみたい。

地面に近いところではフサスグリが、名前のとおりの姿を見せ始めた。これも実が多く着きすぎるのか紅く熟する頃にはカビ状のものが広がる。一度だけジャムを作ったことがあるが、種が多いのとペクチンが強すぎてジャムらしくならなかった。

庭梅は花も可憐ながら実も沢山つける。焼酎に漬け込んだものが未だに棚に並んだままだ。今年はこの実をどのようにするか ・ ・ ・ 食した方も分からないが、それは俺だけではなく、鹿も狸やハクビシンも食いには来ない。獣害のにものだがから、確実に俺が収穫できるのだがそれにはズクが必要なようだ。

ニワウメは見事な実を着けているが、南高梅は数が少ない。花はそれなりに咲いたが、寒さのぶり返しなど受粉の条件が悪かったようだ。

こうやって一回りするだけでも1時間も過ごしてしまった。目的の草刈りは4時まで続け、東北側だけを残してしまった。

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虫たちの 攻防 自然界の営み

2011年06月14日 | 日記

6月14日(火) 晴れ   朝靄も直ぐに太陽のまぶしさに消えた 夏日

梅香卯木のてっぺんの葉にテントウムシを見つけた。先端の若葉にはアブラムシが着いて、あまりひどいなら木酢液でも噴霧しようと思っていた。しかし、自然界の天敵であるテントウムシが来ることに掛けた。周りを見ると黒地に紅い水玉、それも大きな赤が二つ小さな赤球が五つくらい見えるヤツだ。足下には沢山のアブラムシが見える。

ここでもアブラムシにテントウムシが近づくと蟻が間に入る。蟻はアブラムシがだす甘い汁をもらう共生の関係にある。

覗き込むように見ると葉の上側では別のテントウムシがアブラムシを補食していた。しかし、アブラムシの護衛には蟻がその役目を担っているがそのスキをついているようだ。

テントウムシも上から見ると可愛い姿をしているが、正面から見ると大きな顔と目、しかし、これは見せかけの白目に黒い目玉模様を描いた頭部、先端には猫の鼻のような△模様を表しているもの楽しい。

虫取りの攻防は人間から見れば殺虫剤を吹きかければ直ぐにアブラムシは死んでしまうことになるが、テントウムシも死ぬ。次に、虫たちは野菜や他の植物にうつるだけ。アブラムシははトマトやナス、バラの花にも着くようになる。また、オレンジの地に黒の水玉模様のテントウムシは害虫としてジャガイモやナスの葉を食う。害虫と云えども自然界の生き物、虫たちの生き様をしっかりと監視して俺に任せろと云わんばかりに、金色の目の縁を持った雨蛙が近くで見張っていた。

午後は入院している友人を見舞った。ご当人は重い名の付く病に晴天の霹靂。一年のうち100回を越すゴルフで培った体力にモノを云わせ克服してくれるだろう。今日、移ったという病室でも落ち着いた様子、初めての病院暮らし、何事も経験と自負していたが、タオルに透けるその文字は「妻への詫び状」と読めた。 

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気候の変動に身体伴わない 加齢との表現が思い当たらなかった

2011年06月13日 | 日記

6月13日(月) 雨 昼前には上がる 午後は蒸し暑く 夏を思わせた

昨夜からの雨が降り続き夜中には寒さで目が覚めた。このところの暑さで、布団を剥いでタオルケットだけでいた。目が覚めたときは外は暗く雨が音をたてて降っている。羽毛の布団を取り出して掛けたが、直ぐに夜明けになったように思う。

寝冷えをしたのか、寒さを我慢しすぎたのか昼飯を摂っても寒い。外は暑いと云うが家の中にいると寒いのはなぜだろうか?夜に役場で開かれる会議の資料に目をとおした。

家を出る前に東の窓をみると夏を思わせる雲にうっすらと浅間山がシルエットで姿を見せた。夕日のピンスポットが、隣の集落の奥まった数軒を浮かび上がらせたのが美しい。

夏雲に見え隠れする浅間山、夏の雲と浅間山が相性が良いと思っていたが、同じように感じて絵に写した人がいる。そんな掛け軸を見たときの印象を思い起こした。

梅雨休み 掌ほどの 夏浅間

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