田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

月末の作業に追われることなく とは 夢のごとし

2013年05月30日 | 日記

5月29日(水)  曇り   雨  涼しすぎる 一日

余裕をもって迎えた5月、早くも月末になってしまった。年度初めの雑用からやっと少しだけ解放された気分 ・ ・ ・ だが、今週は会議が多くその影響で俺の作業も追われる身に変わってしまった。

地域の作業は補助金で賄われる作業故支払いの書類作りが伴う。作業は昔っから地元の地域のゆいや廓の助け合いでやってきたこと、そのころは補助金などはなかっただろう。しかし、今は全てが補助金農業者でない俺がこの作業をつづけていてよいのか迷うところだ。

期待した雨も降るという状況には至らず、草の葉に僅かに水滴が残っている程度で、畑には雀の涙程もなかった。太陽が顔を出さない一日は、庭のヤブイチゲの花にも精彩がみれらない。例年なら葱坊主の薄皮が剥がれて甘い香りが立つ頃には蝶が沢山蜜を吸いに来る。春先からの不安定な気候、4月の末に振った大雪とそれに続く寒波で、春の虫たちは酷くダメージをうけたようだ。

 

涼しいを通り越し寒さを感じる午後、庭を一廻りすると心なしか我が意を得たりというのはムラサキツユクサだけだ。しかし、昨年数個の柿がなった木に、やけに花が沢山ついている。これほどの花を全て実にするわけではないだろうが ・ ・ ・ 

作業が一区切りしては庭にでて見るが、パソコンに向かうのがどうも集中できない。3月の中頃の作業と同じことをやるのだが、また始めっからマニュアルをみないと忘れている。一度手を付けた作業はしっかりと手順で会得為なければと思うのは、今月も同じ言葉を繰り返す。

 

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続 乾燥  山裾だけではないだろうが 夜の雨予報

2013年05月25日 | 日記

5月25日(土) 晴れ   空気の乾燥で涼しく感じる  カラカラの湿度っも困る

このところ社会性のない生活を送っているせいか、今朝まで曜日が一日ずれていた。昨日が木曜日だと思い込んでいたが、役場へ行こうと確認すると土曜日だ。困る。

雨が降らない。少し前に雨が降ったが全く要は成さなかった。雨が降らないと困ると云うかわりの言葉は「草が伸びない」ソウは言っても、裏山に入る通には二年前に切り倒したアカシアのヒコバエが林立し通をふさいでいる。然らば、草刈をということで昼過ぎ、涼しくなったころを見計らい外にでた。

草刈機を担いで進むと太陽光パネルの表面はホコリか木々の花粉なのか、真っ白になって如何にも発電効率が悪い状況になっている。雨が降れば洗い流してくれる。山との境を切り開いていくと、草を覆うように茶色い乾いた土が盛り上がっていた。昨年は別の場所だったが、今年はニホンアナグマが子育てをここで初めているのだろうか?それにしても、彼の手の力は凄い。スコップで穴を掘ろうとしてしても山の土は硬ってスコップがはじき返されるのだが ・ ・ ・ ・ 真にクマデ、穴熊というだけある。

 

通沿いに流れる水路では芹が繁茂して雨が降ると水の流れをせき止めてしまう程になった。ここも草刈機で全て刈り取ることでスッキリさせた。チョウジソウも湿りかが少ない中、背丈を伸ばさずに花を沢山開いている。白樺の根元に腰を降ろし暫し休憩。

今頃になって初夏の爽やかさを感じているが、信州の気候になれきった身体ではこの爽やかさに感謝がたりないようだ。寒いことばかり気になって、今年は無花果は枯れてしまったとあきらめていた。それでも根元を刈り取った風知草を藁代わりにしてのが功を奏したようだ。株元を開いてみるとしっかりと若葉が開いていた。

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五月晴れも乾燥しすぎ 花も身も持たない 一月前の気候

2013年05月24日 | 日記

5月24日(金) 晴   澄み切った空気 涼しすぎる気温

朝の気温は涼しすぎるほど、長袖シャツにベストを着こんでゴミ出しにむかった。このところの空気の乾きと云うか雨が降らないことで乾燥が進んで余計に寒く感じるようだ。ゴミ出しは集落中央のごみステーションと呼ぶ小屋だが、家からは降り坂だけでいける。帰りの登りは急ぎ足で歩けば息が切れる程の坂になっているが、東京武蔵野から移り住んだときはこの坂に憧れていた。

5月の末に咲き出す花としてはウツギ、卯の花の仲間が順々に花を見せてくれる。今年は寒さ返りしたことと、そのあとは全く雨が降らないことでウツギにとっては好ましい空気ではなさそうだ。更紗卯木の次に花を見せる渓卯木、花が乾燥して可哀想だ。花にしっとり感がないし香も感じない。渓卯木は花の気配もないがどうしたことだろう。乾燥気味でふて腐れているのは南の庭に咲く、ムラサキツユクサだ。一年中咲いているように思うが、春の湿り気を帯びた美しさは皆無の状態だ。

いつもなら南の庭一面にヤブイチゲの埋め尽くされるが、今年は茶色の地面が見えている。よく見れば若い芽がでているが、これも湿り気がないので育たないのだろうか。また、ツーンと云う透き通った香も感じないのが残念だが、これも自然の一頁なのだろう。

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介護犬 癒やしを求める訳ではないが SalaとAlgo

2013年05月23日 | 日記

5月23日(木)  晴  乾燥した涼しい風  日中でも日陰に入ると寒いくらい

日乃出と同じくらいに起きて直ぐにSalaのところへ行くと。先週末から急に後ろ足が立たなくなり寝たきりになったが、彼自身はその自覚がないらしく前足で起き上がろうとする。しかし、その前足も右側にダメージがあるようだ。朝飯を終えてMが出かけると急にSalaは辺りを見廻す。Algoは少し離れたところから見ているが、Salaがいつもの状態でないことは承知している。俺が台所の洗い物などしているとAlgoはSalaの傍らで横になっているのを見るとAlgoはは生まれながらに癒やしを心得ている。

Algoが我が家に来て2年目にはSalaはお気に入りのウインザー椅子を若者に明け渡したのを俺は見た。その頃、Salaが座ってないときにAlgoはやっと飛び乗ることができて、ご満悦だった。初めの一二回はSalaが近づくとAlgoは降りた、そのうちSalaの優しさを知ったのか、Algoは上からSalaを見るようになった。Salaは今月初めの連休のときは、お気に入りのイスに自分で登ることができなくなっていた。ゆらゆらと歩いてウインザーに近づきじっと見ているときは俺が抱えて座らせた。そう云うことが度々あり、AlgoはSalaの状態を知ってなのか、Salaを落とそうとはせず、自分が開いている隙間に入り込むことをしていた。

俺もSalaがこれほど急に悪くなるとは思わなかった。

昨年の夏だったか、ヒザの上が膨らみ、医者で陽性の肉腫、その後、塊は大きくなり摘出したが直ぐに片足を切除しなければならなくなった。そして、今は腰のリンパ節、肺全体、食道まで転移している。

老々介護の練習をさせるために、Salaが身を以て俺に体験させているのだろうか?

後ろ足一本になって退院したときは、彼はカンガルーのように跳んで跳ねることができるから気にするなって、驚く程、俺たちに元気な姿を見せてくれた。

 

6年前 ・ ・ ・  2007年6月の勇姿 Sala

大きなカステラを半分も平らげたSala

黒砂糖の袋を棚から下ろして床一面に振りまいたSala

俺のリタイヤと同時に我が家にデビューしたSala

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待合の 和みを誘う 雀のお宿 巣作り健康講座

2013年05月22日 | 日記

5月22日(水) 晴  蒸し暑さを感じる 夕方は涼しい風

月一の病院通い、これもすこぶる体調がよろしい故の気楽な通院生活、読書とガマンの日と決めこんでいる。しかし、月一とは云えいつもの病院通いの朝とは少し違った。余裕を見て家をでようとしているときにバイクに乗った若い女性が家に向かってきた。俺はいつもの電気の検針女史かと思ったが、少し様子が違う。やがてピンポンとドアチャイム、ドアチャイムが鳴るよりも先に、大きな金切り声で“こんにちわ~”と叫ぶ声。ドアをあけると現代農業から来たという。俺が以前月刊誌を購読していたのも知っているし現在は“ノラノラ”と云う雑誌を読んでいることも心得ている。それでも現代農業の月刊誌を購読しないかとアノ手この手で(言葉です)俺を言い含めようとする。だいぶ時間をとられてしまったので病院へはいつもより15分ほど遅れてしまった。

採血と注射はスムーズに終わり、あとは読書三昧と決めこみ、中庭の前の座り込んだ。ところが本に目を落としていると何かの影が縦に斜めに俺の視野に ・ ・ ・ ・ 上からきて、また上に向かって走る。中庭は四方を建物に囲まれているので風が吹いたり何かものが飛んでくることもない。いい加減に本から目を離してぼんやり見ていると、上から何かが直線的に然も斜めに落ちて来た。植えこみの影で落下地点は見えないが、直ぐに鳥が何かを咥えて1階のガラス戸の上に止まり其処から直ぐに斜めに2階のキャットウォークか、コンクリートの出っ張った穴に入り込んだ。

何回か見ていると雀は建物のコンクリートが剥げ落ちた穴に巣作りをしているようだ。こうなると本など見ているわけにはいかない。雀は中庭の植えこみに落ちている枯れ枝を加えては飛んでいく、しかも休憩をしない。10時30分、11時15分、そして12時40分13時20分、14時15分前、ここで俺の名前が呼ばれたので席を立ったが、雀はず~っと続けて資材を運んでいた。一羽なのだろうか?それとも協働で共働き ・ ・ ・ 働けば健康にヨイ 医者いらずだと雀が教えているのか?

コンクリートの爆裂

高速道路のトンネルではないが

病院の待合時間が短かかった

雀たちの粋な計らいで

待合のイライラを抑止しているのだろう

ヒナが生まれたとき爆裂の穴が大きくならなければよいが

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小諸エコビレッジ訪問

2013年05月18日 | 日記

5月18日(土)  晴  心地よい爽やかな風の一日

昨夜は町内の有志で作るグープの総会に参加した。参加と他人事のようだが俺もスタッフの一人として会のあり方、進め方に今一積極的でなかったことを反省させられた。ヤル以上は前に向いて ・ ・ ・ ・ 議題にそった決まり事を整理して深夜になってしまったことに反省シキリだ。

昼からは案内を貰っていた、小諸エコビレッジを訪れた。小諸に窯を開いている岡本い一道氏の作品展が中心のようだが、この施設のありかたにも興味があって初めてでかけた。

http://www.komoro-ecovillage.jp/

会場は小諸サンラインから少し登ったところ、木々に囲まれた広い原っぱだが、ここを拠点にして、組織化されたグループの活動拠点だという。車からおりて草むらを歩くとなっぜか昔の原っぱを思い起こした。東京武蔵野にもこのようなところは多くあったように思う。眼の前には白いシートで覆われたパオがあるが、これは常設のようだ。また、会場内にはステージが設けられそこで使う電源、パオの中の電灯、開いているブースで使うパソコンなどは全て太陽光発電を利用しているそうだ。

会場に近づくと直ぐにハンチングが似合う岡本氏が迎えてくれた。彼の作陶の大型のものが分厚い板の植に無造作に並べられているのが豪快な趣だ。気に入ったモノを二三手に取るがずっしりとした重さを感じるが、持ち上げると手に馴染み重さを感じないのが凄い。その中でも大きな皿を気に入ったが、これを飾るだけでは意味が無く、素朴な料理を豪快に盛りつけることを思い描くが ・ ・ ・ 

 俺に向かって“連れてけ”って声が聞こえた

確かに ・ ・ 空耳ではないだろうが、今日の所は明日にしよう

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空気の冷え込みか 虫のいない庭 

2013年05月17日 | 日記

5月17日(金)  晴  涼しい風  夜には寒いくらいの空気になる

朝の一仕事を終えてもどると昼までには充分時間があった。裏山の影になり陽が当たらないところで毎年姿を表す鈴蘭、今年ほど花の時期が遅くなったのは始めただろう。五月も中半を過ぎて梅雨に入るまでは間があるが、花は春先から咲き続けているニワセキショウとアズマイチゲからバトンを受け継いだヤブイチゲが咲き出している。

季節の移り変わる不安定な気候なのは判るが、今年ほど蝶が少ないのは困ったものだ。冬から春に変わったころヒオドシチョウやルリタテハなど越冬組の蝶が舞っていたのも僅かで、4月の初めの雪のあとは姿を見ない。今頃は、コミスジチョウが優雅に舞うのが常だが一頭も見ていないし、今日も僅かにベニシジミを見ただけだ。モンシロチョウはキャベツ畑を探しているのだろうが直ぐに通り過ぎていく。

錦木は秋の派手な色模様を想像もできない緑一色の花を着けだした。この花が咲き出すと直ぐに蜘蛛の巣を張ったような毛虫の巣が沢山出来るのだが今年はどうだろうか?菖蒲も花を開きだしたが蝶の姿をみることがない。幼虫がいないか庭を探し歩くとブルーベリーの葉に一匹だけ見つけた。クローバーの花を好むシジミチョウもいたように思うが ・ ・ ・ 今日の寒さではこの虫たちは生きていけないだろう?

 

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草との語らい 庭の草刈も遅々と進まず

2013年05月16日 | 日記

5月16日(木) 晴  太陽はでているが風が冷たい 心地よい作業日より

朝、定刻9時から今年はじめてとなる庭の草刈を始めた。定刻といっても草刈の前に庭を一巡し、5月も中半を過ぎた今年の状況を見た。驚いたのは畑や花木の天敵とも云われるカラスノエンドウが花を幾つも広げて我が物顔をしている。この草は花から種になるまでが早く、エンドウ豆の仲間なのか繁殖力が強くて困る。草刈機のエンジンを掛ける前に先ずはコイツの根を抜くことから始めた。もう一つの点検は昨年、草刈機で振り向きざまに芽をだしたばかりのチョウジソウ(丁字草)をちょん切ってしまった。同じことは繰り返さないと、白樺レストランの入口へ行くと既に花が一つだけだが開いていた。確かに、俺が草刈をするのをこれほど遅らしたことはない。薄蒼いこの色の花が俺は好きで、毎年のように咲くのまっていたくらいだ。ところが俺が一番だと思っていると花の下の葉には既に、ベニヒラタムシ(紅扁虫)が来ていた。後れを取った俺、ピントが甘いのも致し方ないようだ。

草刈を始めるとエンジンの唸りとロッドを140°~160° 左右に振りながら刈って行くのだが途中に木や残したい草が生えているとそうはいかない。細かいところを軸を動かさずに前に進むのは難しい。誰でも経験はあるだろうが、少しでも硬いモノに触れると回転刃がはじき飛ばされて瞬間的に植えてある木や草は飛んでいく。初夏を通り過ぎたような気候だと既にオダマキが花を開いていた。しかし、この花は種をどのように飛ばすのか、意外なところに芽をだしているので要注意だ。

草刈を午前中に片付け、昼飯のあとは果樹の枯れた枝をチェンソーで落としたり蔓延りすぎたムラサキシキブも思い切って風通しを良くした。この手の作業は時間を取られる。中でもラベンダーは全く手入れをしなかったため、古木のようになていた。枯れた枝を落とし、今年の花芽を残すと姿は盆栽のようになった。夏には新芽をとって世代交代の挿し芽をしたい。

 

 

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5月仲間 草たちも夏モード

2013年05月15日 | 日記

5月15日(水) 晴  午後からは風の爽やかさが際立つ 過ごしやすい一日

年度初めの慌ただしさが収まり五月を迎えたが、連休が開けると時を同じくして俺の相方PCの具合が悪くなった。DVDを感知しなくなったのは年の初め、何れは直そうと思っていたが、こんどは無線LANのつながりがよろしくない。

ネットで探索するのは兎も角として、メールが飛ばなかったり着信がない不安があった。いろいろ調べた結果、今の機械を交換することが一番よいとして、ツナガリ具合のよろしい時を狙ってネットショップで購入した。また、パソコン本体も若しもの時の交換分として新しいものをタイミングよく格安で手に入れることができた。

そんなことで春から初夏の草むらの中で起きている微妙な動きを監査することもなく過ごしてしまった。朝に庭に出てみると景色は変わり、亜麻の緩やかにな風に揺れる穂の先には、あのブルーの花が開いていた。同じところ、錦木の植え込みのしたにはミヤマホタルカズラが満開になっている。この花たちは完全に春のなごりから決別している花たちだ。

 俺に好きな花の色は?と聞けば、即応えるのは白だ。白い花、しかし、白でもハナナスのように一日終わってあとは茶色く変色して長くそこへ留まるのは好まない。この錦木のしたに何時の頃からか姿を見せ始めた「タガソデソウ(誰袖草)」、これが清楚で美しさをに溢れている。花が開く前は全くの草、雑草と云って引っこ抜かれても仕方がないような草。時折横から吹き付ける風に花の向きを変えて堪え忍ぶが、風が治まれば直ぐに元の背筋の伸びた姿勢にもどる。美しい花だ。

清楚と云うともう一つはシロハナヤマブキがある。しかし、これは見た目は確かに清楚ながら、子だくさんで実をたくさん着ける山吹だ。毎年、この花が開くと、“七重八重 花は咲けども山吹の 実の一つだに ・ ・ ・ ” の短歌を想い出す。この花は八重でも七重でもない、花びらは四片のものだが、実は4個確実に着けるのが常となっている。

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二度足を踏んだような新緑の芽生え 爽やかな季節到来

2013年05月13日 | 日記

5月13日(月)  本格的な初夏 爽やかな風 過ごしやすい一日

ひと段落した午前中、神社の点検に出かけた。この神社は茅葺きにトタンを被せているが、骨組みは全て柱を縄で縛ってあるだけだ。近頃はハクビシンが中へ入り込み屋根材の茅の中に巣を作ると云う。行事ごとに中を掃除をすると獣糞が目立つので、どこから中へ入り込んでいるのか外側の柱や囲み板に獣たちの爪痕がないか点検をっした。また、廻りのスギの枯れ枝が屋根に載っていないかみたが、先月隣の集落のKさんが竹竿の先にクマデを着けて書き落としてくれたので載っている枝は皆無だった。歴史のある地域の鎮守の杜として大切に守りつなぐのも住む者への義務なのだろう。

町の広報にのる神社 http://www.town.tateshina.nagano.jp/gaiyo/bunkazai/236/000222.html

神社の正面に廻ると、集落の婆さまが畔で休憩していた。田んぼが始まると家にいるものは忙しくなるという。息子が休みの日に代掻きがやりやすいように手で田の淵を均すのだと云うが、水に濡れた土をトンボで中央へ寄せるのは容易じゃないと良いながら畔を回り始めた。俺は更に神社の南側から北側へ回ると、そこにはタチスボスミレが今年も沢山の花を見せてくれている。この境内にはいろいろな花咲くので楽しいところだが、つい通り過ぎてしまっている。

昼近くになってしまったが、家に戻り裏の石積みで休んでいると枯れ葉がこすれる音が聞こえた。シダの生えるところで毎年姿を見せるカナヘビだ。太陽が石を暖めたころ、身体に熱を貯めているのかじっと動かなくなった。

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なまあたたかな一日 

2013年05月09日 | 日記

5月9日(木) 晴  湿り気のある暖かさ  薄い曇に覆われた一日

なまあたたかな空気が気持ち悪いくらいに俺に纏わり付くように感じる。このところ雨も降らないの湿り気を感じると一雨欲しいと思う。サクラソウも気候の乱高下にもしっかりと花を開き続け、増えた株全てに花を着けた。 白樺の下に隠れるようにしていたニワザクラは昨年枝落としをしたためか沢山のヒコバエにも花を着けだした。ニワウメと似ているが、八重咲きの温もりのありピンク色が可愛い。

当てもなく庭を歩いてみたが、毎年冬に鹿の食害に痛めつけられているブルーベリーが花を着けた。枝先は鹿に囓り取られて大きく伸びることはないが、短い枝に花を沢山開いている。壷のような花の先から中に入れる小さな虫はまだ少ないが、あと数日で虫たちが受粉を助けてくれるだろう。

もう一つ嬉しいのは北側の石積みにあるオキナグサ。毎年一つのカブから立ち上がる花が増えている。花が終わった姿がオキナグサの所以だと云うが、濃い臙脂色とシベの黄色の配色がシックで才を重ねた男の美学のように思える。この花を見習、花の時期が終わっても太陽の光を反射させるいぶし銀の髪を持ちたいものだ。

 

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憧れの薪ストーブ 労力を厭わぬと薪集め 

2013年05月09日 | 日記

5月8日(水) 晴れ   心地よい涼しさを感じる風 夜は寒い

東京から信州へ移り住もうと云うときに、先ず思い立ったのが薪ストーブ。雪に閉ざされた冬に家の中で薪の燃える炎、香とその暖かに憧れた。

あれから15年、山裾に住み着いて13年が経過して薪を買ったのは2回と記憶している。初めは移り住んで直ぐに薪集めもできないまま上田のキノコ農園から4トンを買った、次は俺が夏に入院してその年は薪を切ったり割ったりすることが出来なかった。それ以外は全て自分で集めているが、町内のりんご園では初めは伐り落とした枝を貰ってきたが、そのうちに樹を伐ってくれと云うのが多くなり、近頃は丸ごと樹を伐ることが多い。

今回は隣の集落の爺さまからの話だった。しかし、りんご園とは違い平らなところでなく、軽トラを止めたところから少し昇ったところ。3月に切り倒した樹を薪材として運びだす作業が遅れ、少し焦りを感じていた。田んぼに水が入ると進入路の路盤が弱くなり薪を積み込んだ軽トラが何回も通って欲しくないと云う。

午前中は太くて運びづらい樹を半分に割った。材は楢の木のなので簡単に割れるが一抱えもある樹を運ぶのは辛い。昼飯前に運び出し、残ったものは午後の作業とした。

久しぶりの薪運び昼飯を取り終わったら急に睡魔が襲ってきた。ムリをしてはいけないとともう一人の俺が言う。横になるとあっという間に一時間が経ち、慌てて軽トラに乗った。

夕方まで割ってある樹は運び出したが、まだ球切り(薪の長さに切る)の作業が残っている。明日の心とするが、何時が明日になるかを身体に聞いてみることにしよう。

 こう言う作業はいつまで出来るのか ・ ・ ・

憧れの薪ストーブと云うが、石油のバナーが設えるようにもなっている

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GWの最終日 にぎやかな集落 大深山の一日

2013年05月07日 | 日記

5月6日(月)  晴れ   薄曇り   夕方には冷える

ゴールデンウイークも穏やかに過ごし、最終日となったこの日は兼ねてから計画していた集落の春のゴミ拾い。早朝から集会所に全員が集合、通勤や町へ出かけるときに使う道路をきれいにする。通沿いには川があり、その中には農業用のビニールなど風に飛ばされ、雨に流されたものが多くある。また、通の川とは反対側は山となっているため、ここにも大量のゴミが捨てられていた。

三台の軽トラの荷台は回収したゴミで山盛りとなった。集まったゴミ袋を開いて分別作業をして第1弾のゴミ拾いは終了。

第2弾の作業は集落を囲むように張り巡らされた有害鳥獣進入防止柵の補修作業と公園の花木の剪定や新たに植える作業に別れた。また女衆(オンナシ)は集会所の台所で昼飯の準備と3つの作業が同時進行となった。

有害鳥獣と言ってもメインは鹿、網のメンテナンスは昨年晩秋にも行い、更に年明けにも数カ所を直しているが、新たに8ヶ所も壊されている。中には金属製のパイプで作った支柱も折れ曲がる程に壊されている。また、金属製の網がバラバラになる程に壊されているヶ所もあった。これらは鹿道と言う彼らの通り道で、直してもすぐに壊されることが繰り返されている。

 

公園では昨年の春に23本の桜の幼木を植えたが、この冬の間に2本は鹿に皮を剥がされ、枝を食いちぎられて枯れてしまった。この補充をする作業と花木の選定作業を4名で行った。

全ての作業を終えて集会所では昼の宴会となったが、今日の作業には子どもたちも大勢参加したのでメニューはカレーなった。副菜には集落で採れる芹を添えて豪華な春の大宴会となって閉じました。

田舎の小さな集落ならではの年中行事、いろいろあるが、それらを続けることの楽しさの中にこの春に結婚が4組もある。将来に発展するこの集落に弥栄だろう。

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涼しすぎる初夏 穏やかさは時の流れに身を任せ

2013年05月04日 | 日記

5月3日(金) 晴れ  風は冷たい  穏やかな一日

信州の遅い春は梅も桜も水仙、チューリップも一斉に盛りを迎えたが、大雪の影響もあってすぐに去った。春の第2弾は食の楽しみ山菜となるが、山裾集落界隈では人間の好むものは鹿たちの好みと重なる。山のあちこちでタラの木が芽を吹きだす前に鹿たちはその木の皮を剥がして食う。中には皮をはがすだけでなく、頭をそのまま折って食っているのものある。彼らの剛食はアノ棘トゲのあるタラの木の皮をも食すのだ。裏山の境には山から根を延ばしたタラの木が数本あるが、わずかに芽吹きだしたのが一本だけとなった。

実のなる木ではグミが花盛りとなっている。グミも田舎で云う“田植えグミ”本名「ウグイスカグラ」、夏グミ、園芸種となるがビックリグミが次々に花を見せている。下の写真はビックリグミだが、どれも花の形には変わりがない。

五月の連休、初夏といっても朝晩はマイナスの温度となるが、いち早く花を開いたタンポポはもう、子孫を残そうと種を風に乗せる準備が整っている。畑一面に蔓延った黄色の花を見て、集落の婆さまは花摘みはしないのか?とやんわりとけん制してきた。彼女たちは畑に草一本も許すことはできない。

 

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皐月といっても早春の気候 土筆も鈴蘭も春の仲間

2013年05月02日 | 日記

5月2日(木) 寒  一月前にもどった気温  太陽の暖かさと風の冷たさ

朝陽は暖かいが風が冷たい。太陽も高く昇ったので薄着で外にでたが、慌てて風よけのヤッケを取りに戻った。

庭の陽だまりのところではスズランと土筆が一緒に姿を見せている。土筆は4月の中半に目にしていたが、先月末の大雪で皆黒くなって消えていった。スギナの子だけあって根性はしっかりしたもので、再び姿を見せ始めている。スズランもいつもの年は大きいく広がった葉に隠れるように白い花が咲くが、今年は葉が広がる前から花が咲き出している。

西の外れではニワウメが可憐なピンクの花を見せた。この花は必ず花の数だけ実を着ける。小さな梅と言うよりもサクランボを小さくしたような実で、生で口に入れるのは痺れを覚悟を要するが、果実酒にすると酸味と透き通った赤い色で美しく仕上がる。 

朝の庭の一廻り、虫の姿がない。蝶も少し前は姿を見たが全くいない。 シモツケの花の裏側にコミスジの幼虫がいるかと探したが見当たらなかった。アップルミントの花の先に、蜂が来ているように動くものを見た。レンズを花に近づけると、シベだ。カバが大口を開けたように花を咲かせているが、シベは虫が来たら花粉を振りかけようと構えて待っているようだった。

 

風の冷たさで花も後ずさりをしたいだろう。

本格的に春になるのはいつからなのだろう。

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