田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

新年を迎える鎮守の杜の新年仕度

2012年12月31日 | 山裾集落のこと

12月30日(日) 雨   信州の冬としては暖かな雨の一日  夜には月がでる

午後一番で鎮守の杜の正月の準備に掛かった。朝からの雨は粒数が多くなったように感じるが社殿の中に入ると茅葺きにトタンを張った屋根なので雨音はしない。また、奥の拝殿の掃除を見ると僅かながら外の明かりが見えるのが穴が空いているようだ。倉庫から取り出した諏訪社の梶の葉をあしらった紋が染め付けられているが脇に奉納した月日、大正12年と書かれていた。相当に古くなっていっているがマダマダ現役でやっくに立ちそうだ。

雨が降る中一の鳥居から三の鳥居に紙垂を着け、更にご神木にも紙垂を着けた。神殿の正面に幕を張り、賽銭箱をだして落ち葉などを掃き清め作業を終えた。これだけもで一時間くらいは掛かってしまったが、今日の雪は明日の晴で溶けることにしてあとは神様にお任せすることにして作業を終えた。

夜は昨日につづき子ども獅子舞の稽古、子どもたちには一日違っただけで成長の素晴らしさを知らされた。子ども同士の遊びの中で囃子詞の練習や太鼓のリズム、中学生を先頭に保育園児まで、集落の絆、地域の絆がこのようにして仕上がっていくのだろう。小中学生から高校、そして更に上の学校や大学、そして社会人となり地域文化の発信者に育っていくのだろう。

大人は獅子舞で子どもたちが振る梵天を新調するために、半紙を折り、切り分けて紙垂を作る。獅子が両手に持つ梵天は色紙で、風邪の神を払い出す役は白の大きな一本の梵天を使う。紙垂の作り方も代々伝わって来たことで要領がよい。俺は仕上がりを見て、半紙に定規を当てて線を引き、それを数枚作ってカッターで切る。これは大層手間が掛かる作業だが、親から子へ伝えられた更に工夫を重ねて来た面々の要領の良さには感服した。

 

新年を迎える獅子舞は大晦日の日没から始まる。信州の習わしなのか、この集落だけは定かでないが、日没に獅子舞を合図に新年行事がはじまり、神棚に二礼二拍手につづいて、神社の直会と同じように一頻り正月料理に舌鼓を打つという。それから二年参りで鎮守の杜、檀家となっている寺で除夜の鐘を突くのだそうだ。

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年の瀬の恒例行事  思わぬ雪

2012年12月29日 | 日記

12月29日(土) 曇りと霧  ウスボンヤリの曇り日  寒さは感じない一日

今朝は若しやと思ったことが的中した。6時少し過ぎた頃に起きだして外を見ると意外にも大雪。20cmは積もっているだろうか?防寒用ツナギを着こみ外にでたが、雪かきスコップで簡単にと思っていたのが甘かった。

除雪機のエンジンを掛けるのだが ・ ・ ・ 結局プラグを外してミガキ直してやっとエンジンが掛かった。勢いよく雪が飛ぶが、家の前を終えてスロープに差し掛かるころには湿り気のある雪が詰まって飛ばない。エンジンの回転を上げると直ぐに∪ワーダウンする。スコップで人が通れる程度に雪をどかして天気予報の晴を信じることにした。ところがアクシデントは続くもので、軽トラのエンジンが掛からない。ドアを開けてもランプが瞬間だけ灯り直ぐに消える。Mの車からバッテリーをつないで助かった。

軽トラが動かないと困るのは、毎年恒例となっている社協の行事、一人暮らしの高齢者にお節料理を配達することになっている。作るのは女性のグループ、食生活改善委員会の面々だ。弁当箱より一廻り大きな容器二つ一組になっている豪華なものだ。俺は5軒の家を廻り今年の作業を終えた。

夜は集落の新年の行事、獅子舞の準備と練習が始まった。獅子舞は子どもの役だが、今年は保育園に行き始めた子どもが参加することになったので、順番に役が上に廻る。梵天を振って「風の神たたきだせ 福の神舞い込め」と三回繰り返す。このあとはベテランの中学生が獅子舞を披露する。集落内の各戸を廻るのに雪が深いと大変なことになる。攻めて元旦まではモノ降りは困りものだ。

 

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Salaは強い 俺は薪割り 雪が降る年の暮れ

2012年12月29日 | 日記

12月28日(金) 曇り   重たい雲   寒さは和らぐ  夕方には雪

昼飯もそこそこに風の冷たさに対する完全防備で薪割りを始めた。薪は昨年の暮れに切り倒して運び込んだリンゴの木、リンゴは生でも堅いと言われている薪材。春には・ ・ ・ 梅雨に入る前には、夏の激しい太陽の光には割った薪を乾燥させる。そう言う計画は途中で頓挫し軽トラ半杯分が球切りだけをされて残された。乾燥しきった丸太を割るたびにギイギィと悲鳴を上げる。こう言う悲鳴を聞くとここまで放っていた俺が悪かったと ・ ・ ・ 

悲鳴ではないが、Salaがギャ~ンと泣く。手術を受けたあとの抜糸、佐久の医者に朝一で向かい経過の診察の後糸を抜いた。糸だけで無く、肉腫の塊を取り出した後

筋肉内部からでる体液を外にだす管が着けてあったが、これも抜くことになった。傷口が治るのと同じようにパイプも皮膚と一体になっている。これを抜くのに局部麻酔をするのかと思ったらそのまま ・ ・ ・ 流石ガマン強いSalaもギャ~ンと泣く。パイプを抜いた跡は穴になっているので縫うと言ってこれも麻酔ナシだった。Salaの強さに負けた。帰り道、Salaは余程疲れたのだろう。いつもは外の走る景色を眺めているのだが ・ ・ ・ 

 

薪割りも僅かに残るころ、空は何時でも雪が降り出しても良いように低く垂れ込めた。煙突からでる煙も上に昇りすぐに地面に向かう。風は益々冷たくなり指が固まるころにやっと薪割りを終えた。

薪割りを片付けたころ 辺りは白くなった

雪は積もらないで欲しい 明日の予定

俺的なことではないので未定とは云えない

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化粧ガラス 早起きは三文の徳

2012年12月27日 | 日記

12月27日(木)  快晴   檄寒  風も空く穏やかな空気

朝陽が差し込むと今まではこれほど美しくは見えなかった窓硝子が豪華な姿に変わった。寒さが厳しくなるにつれて朝の楽しみが倍加してくる。

今朝は相当の寒さ、空気の湿り気が冷えた窓硝子に見事な紋様を描きだしていく。更に陽が射し込み始めるとその模様のエッジが光りを反射することで美しさが際立つ。

昨夜の天気予報でも朝の温度は-11℃と表していた。雲一つ無い青空故に放射冷却で癒え込みが激しくなる。太陽が昇ってリビングに差し込む頃、いつもなら直ぐに暖かさを感じるが、今朝は暖かさを感じるには至らなかった。

 一日をMの病院行きに運転手としえ付き合い、帰りには買い物で車を走らせた。夕方の食料品の買い出しでは朝よりも空気が冷たく感じた。明日からは寒さが緩むと言うが、なんとなく年の瀬が過ぎていくのに焦りを感じる。

朝から出かけたときも午後の買い物でもカメラをポケットに入れながら、一枚も写すこと無く通り過ぎた一日だった。

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不精者の煙突掃除 だからサンタクロースも入れない

2012年12月25日 | 日記

12月25日(火)  快晴  冷たく強い風が一日中吹く 午後は 極寒

Christmasだからと煙突掃除をする人は聞いたことはない。今年、ストーブを焚来始めてから2ヶ月近くになるが、余り温度を上げないで使っていた。温度を上げないと煙に含まれるタールが煙突の内側にへばりつくと聞。確かに春になって煙突を持ち上げ、カメラを差し込んで空に向かってシャッターを切ると、内径が狭くなっているのが解る。今年はそうなることはしたくないと燃焼管理をシッカリしようと思っていた。煙突の外側に磁石で貼り付けた温度計を300℃以上になるようにリンゴの細めの枝をドンドン燃やす。薪が燃えて少なくなると直ぐに足して1時間くらいこの温度を保たせる。外に出て見ると僅かに薄く黒い煙が、空気に溶け込んでいくのが見えた。

ストーブの煙突を見上げた後、薪運びなどをしていると、浅間山に続く山々には棚状の雲が頂を隠していた。風は強く冷たいが、夕闇の迫る東の空をしばし眺めた。冷たい風も静かに一日を閉じようとするこの時間帯は好きだ。

家の中は既に電灯をつけるほどの時間になっているが、嬉しいことはSalaが手術をした左の後ろ足を朝から頻繁に使って歩いている。昨日まではベッドで丸くなって過ごし、起きたときは伸びをするのだがこれも今日は左後ろ足を床に着けて背骨を伸ばす。今年のクリスマスは彼の再手術が成功して四つの足で歩けるようになったことだろう。真後ろから見ると俺の手のひらの長さくらい切り開きアヒルの卵大の腫瘍を取り除いた。今日の所は20針以上塗った糸が白く目立っているが、明日には抜糸が予定されている。

 

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今年ほど 遠くに想う クリスマス

2012年12月24日 | 日記

12月24日(月)振休  晴れ   太陽   寒い   午後は冷たい風 極寒

昨日の午後、猛烈に左の肩に痛みを感じた。食料品の買い出しでメモにある冷凍食品を探すのに、スーパーで長い間カートを押しながら冷凍コーナーを廻った。其れが原因ではないと思うが数日前から二日おきくらいに肩と背中に貼り薬を貼っている。PCにカジリツイテいたが何度も肩を回し、左の肩胛骨の周りを動かすようにもした。原因はもう一つの原因は、俺の部屋は北側、寒いのでPCの作業はリビングでやっている。ところが、テーブルの高さとイスの高さが合わない。この二つが肩こりの要因だと思うが、夕べは早く床についたにも関わらず1時間おきくらいに尿意を感じて眼が覚めた。

言い訳ばかりだが、肩こりには薪割りが ・ ・ ・ などと何処の誰かが言ったようだが、今朝はそのつもりで早く起きた。ところが ・ ・ ・ また言い訳だが夜半の雪、太陽が昇っても雪が溶けない。少しだけ外にでると猛烈に風が冷たい。これでは「身体をこわしてしまうからムリをするな」ともう一人の俺が声を掛けてくる。

こう言う状況ではクリスマスもサンタクロースも来るわけがない。昨日スーパーで会ったボランティアで顔を合わせるご婦人から「ワンちゃんの手術大変でしたネ」と声を掛けられた。Mも大分良くなったし、Salaもまだケンケンの三本足であることが多いが、四本足を使うこともある。買い物は自分の眼に入ったモノを買うには苦労がないがメモとおりにカゴに入れるのは大変だ。

クリスマスはどの家にも来ると教えられているが、サンタクロースとなると別だろう。我が家では毎年クリスマスツリーを飾るのだが今年は無い。山から樅の木を切って来るわけではなく、地下室に行けば大きなビニール袋を頭から被せられて待機している。今年は樅の木の代わりとなる万両が玄関で赤い実を鳥に食われずに育った。これにオーナメントを着ける訳にはいかないが、正月と兼用とすることにした。

 

万両も  赤と緑で クリスマス 飾りもなしで 靴下もなし(淋)

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農地水保全事作業 外仕事は先送りPCに向かう

2012年12月22日 | 山裾の住む地区

12月22日(土)   小雨まじりの雪    遅めの午後には青空が広がる

まだ暗いうちに眼が覚めて障子を開けると白い。明るくなるのを待つが何時までも暗さが変わらない。雪が降ったのなら障子の白が目立つのだが ・ ・ ・ 冬至を過ぎても、一日では日の長さは微妙だ。

朝飯を摂ってから予定では外仕事を考えていた。外の景色に気が負けて予定を変更、元旦を発行日とした広報誌は編集・校正が終わり、印刷を待つだけとなっている。創刊号ということで総天然色としたので印刷屋に頼むことを考えていたが、バタバタに手間取り、先週になって聞いたところ、年内は忙しくてだめだと言われた。今日の予定が空いたことで、200枚余の印刷に取りかかった。手持ちの安価なプリンター朝から始めて全てが終わったのは午後2時を過ぎた。配付する集落の世帯の数に合わせて袋詰め、あとは役員さんに託すだけとなった。

もう一つ、地域の「農地水保全会」に関係することだが、この事業は農水省絡みで活動の報告書を作成し「県・農地水保全事業協議会」へ年度末に報告することになっている。しかし、この報告書には課題が多くExcelで作るように定められているが難しい。俺もFileMakerで日々の活動報告書や写真帳などを作ったが、この先3月に向けて新たに報告書作りに取り組むことを思案していた。そんなとき仲間の役員さんが農業新聞の記事を教えてくれた。山形県の「農村づくりI T支援研究会」と言うプロジェクトがシステムを作ってくれてCDROMを格安で頒布していると言う。

早々に届いたCDROMを始めてPCに入れた。画面を見ながら取説を読んで見ると至極簡単な作業で最終の報告書ができそうだ。1300円と言うソフトにしては安すぎると思うが、これも農作業の“結”の発想だろう。詳しくは右記サイトをご覧戴きたい。http://unart.jp/it-farm/

 

雪降りのお陰で年末の作業が片付いた

パソコンに一日中齧り付き肩こりが酷い

残された薪割り

薪割りで肩こりを解消できるのか

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SalaもMも病んでいる それなりの生活に戻ろう

2012年12月22日 | 日記

12月21日(金)  ぼんやりとした太陽 雲間に見え隠れする やや寒の一日

Salaは昨日病院から戻った。退院と云うほどに快復はしていないようだが無事に手術を終えて癌の塊を取り出した。身軽になったとは言え、彼の左後ろ足の腿には縫い付けた糸が残っている。また、人でも同じだが筋肉の中にできた癌を取り除いたので、中のキズを癒やす体液が溜まらないようにドレーンのパイプがでている。見るほどに痛々しさを感じるが、Salaもまだ病んだ足を床に着けようとはしない。Algoはそれを知ってか知らぬか、Salaに様子を覗うような仕草を頻繁にする。

家の中はソコソコに暖かさを保っているが、Salaの病院ではカナリ暖房が効いていた。家に戻ってきて寒くてはいけないとストーブをいつもより焚くが、このところの急激な冷え込みで20℃程度にはなっている。窓際に置いたフクシアは敏感に室温を感じ取ったのか硬い蕾が膨らみだした。リビングの天井が吹き抜けのため床と天井との温度差は相当なものだろう。 

曇り日から青空は見ない一日だったが、時折薄くなって流れる雲を透して陽の光がリビングに影を落とす。こう云うときはSalaとAlgoはいつものように一つベッドで外を眺めるのだが、AlgoはSalaの息づかいが気になるのか頻繁に彼の顔に自分の鼻先を寄せている。Salaも来週には抜糸ができると云うが、そのころはケンケンで歩くこともなくなるだろうか?

家には病んでいるモノが多い

重傷なのはSalaだろうか?Mなのか?

Salaは手術をしているしMはコルセットで身を固めている

俺も肩こりと頭痛がつづいている

肩こりや頭痛は気のセイだと言うが

言い訳 ・ ・ ・ は口応えと言われる

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遙~るかぶりに ブログに記す

2012年12月19日 | 日記

12月19日(水) 晴れ  極寒  午後には雪が舞う

水曜日でも月末ではなく月中、いつもの佐久病院へ出向いた。眼科の医者から左目の視野狭窄の進行が著しいので、詳しく検査をしたいということから予約日として今日の午後が指定された。

予約とは云え相変わらずの込みようで、眼科の待合で細かい本を読みながらというのは場違いの感が否めない。待ち時間を有り難く思うのは本を読める時間としてするのが精神衛生には一番と確信している。検査も終えて診察を待つときは両目の瞳孔を広げる薬を点眼されているので本を読むのは難しい。診察室ではいままでの画面に加え大型のディスプレイが備えられ、其処に映し出された俺の眼球を前に先生の講釈が始まった。要するに手術をしていない右目は白内障と緑内障が進行しており来春には手術をした方が良いということだ。2カ年間の経年変化を図で示されると思わず「先生にお任せします」と声を上げそうになり、慌てて ・ ・ ・ 年度末ですか・ ・ ・ などと云って俺のスケジュールもあるよと自己主張を見せた。結果は2ヶ月後の診察で検討しましょうということで話を終える。

帰りは夕方となり車はライトをつけて走る。所用で町中を走ると電飾で飾られた企業の前を通ったが、俺的には好みではない。人工的な灯りをつけて象った数万個の電気を灯す。今風のLEDで自家発電だから・・・と消費電力もたいした事はないと云うが、夜道が暗くて困っているところもあるだろう。そう言う所に毎年電飾分のLEDを灯した方がよほど企業の有効な社会貢献だと思うのは俺くらいだろうか。

昨日の話だが、ことあって昼飯は町内の食堂で摂った。ここで驚いたのはカネノナルキ(ベンケイソウ科クラッスラ属多肉植物シノニムC. portulacea)が満開に花を開いていた。我が家の同じ木は大きさも同じくらいだが、全く蕾すら見ない。夏は外に出し、水もほとんど与えない方がよいと聞き、そのように過ごした。カネノナルキ元金がなければ金も成らないと云うのがほんとのようだ。

数日前のこと、夢酔氏から町内にある県立高校で開いている公開講座で使われた資料をいただいた。それは俺の住まう地区を題材にした「横鳥八景」という本のコピーだった。前に人から聞いていたが原本がないと聞いていたので探すこともできないとあきらめていたが、コピーがあるなら原本は町の図書室にある?と尋ねたところ、図書室の持出禁止とされた書棚にあった。著者は俺の住む山裾集落の手塚氏、また、横鳥村村長も隣の集落で、我が家から浅間を眺めると必ず眼に入るところのお宅だ。

近い将来現在の地区と比較しながら読んでみたい。この本は明治の時代に書かれたものと思っていたが、巻末には昭和26年とある。この本が初版なのか?このときに改訂したものなのか? もう少し深く調べるのも楽しそうだ。

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一日を慌ただしく過ごす スーパーマーケットの買い物には対話が必要だ

2012年12月17日 | 日記

12月16日(日) 晴れ   快晴  暖かく穏やか 夜には寒さが戻る

朝からせわしなく出たり入ったり ・ ・ ・ 選挙だからと言う分けではないが、地域の農業用水のU字溝が壊れたとか、1月の行事の打合せなど飛び回った。

昼前に買い物に行くと云うことで、買い物リストのメモと買い物バッグを渡されていた。店に着いたのは午後1時30分を過ぎただろうか?メモを皆ながら行きつ戻りつ、同じ商品を何度も目にすると云うことは何度も同じ通路を通っているようだ。それも商品が見つからない。ついには店の人に聞くと、丁重に商品の所まで案内してくれる。ところが、そこは何度も見た棚だった。要するに同じ品目でもメーカー、商品名でパッケージが異なるのだ。次には買い物リストに消費パッケージの写真を載せて欲しい。

朝の一時を思うとう昼間の出来事がすっ飛ぶ。快晴のときは朝陽が顔をだすと共にリビングに射し込んでくる。ストーブの薪に着いてくる虫で太陽の光を待ちわびているのはオツネントンボ(越年蜻蛉)だろうか?ストーブの薪と共に部屋に中に入り込んでくる常連の虫はカメムシ、テントウ虫、オツネントンボだ。中でも肉食系テントウ虫とオツネントンボは拈り潰されることなく部屋に置かれた鉢植えに移される。春まで生き伸びられ来春には外の空気の吸えるのかは定かで無いが、彼らの死骸を部屋の中で見ることはない。

 

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Salaの見舞い 健気にも痛みをガマンして・・・・

2012年12月14日 | 日記

12月14日(金)  晴れ  薄い曇が広がる  午後は暖かい南風

午後の診察は4時から、それに合わせて外仕事を片付けて出かけた。病院までは40分近くかかった。Salaに面会をと受付で云うと、Salaのいる部屋までは直線だが奥まったところに置かれたケージに入っていた。俺が行くと一瞬だが照れくさそうな顔をしながら起ち上がりケージに顔をつけてきた。先生がケージのドアを開けながら「気丈な子ですね 相当痛いと思うが声を上げない」と云った。Salaはエリマキトカゲのような“エリザベス”ガードを着けていると思ったら首が後ろに回らないようなガードだけをつけている。前足には点滴のチューブ、手術をした後ろの足には短い管がでていて術後の体液が外に出るようにしているそうだ。

短い時間だったが彼を撫でながら語り掛けていたが、手術の様子など先生から聞いた。取り出した腫瘍はホルマリン漬けにしてあると云いビンに収められているのもを見せてくれた。人間の身体に入っていても痛みが有ると思うほどの大きなモノだった。Salaに、もっと早くくれば良かったネと云いながら、マタ来るよと云うと、急にクンクンと泣きだした。彼も早く家に帰りたいのだろう。

昨日までの庭の片付けに続いて、朝から菖蒲の花柄摘み、次にはエンジン式のバリカンを持ち出して梅花卯木の剪定をした。選定と云うものではなく、機械を腰の高さに構えて一気に植えこみに沿って歩く。これを往復するだけで完成だが、あとは切り落とされた枝を拾い集めるのが疲れる。 

しばし休憩となったが、お茶と云うものはなく、ただぼんやりと空を眺めるだけだ。薄い曇が広がって来たが見上げると意外にも風に流される速度が速い。のんびりとゆっくりとした時間だが、朝よりも暖かくなった気がしたが、身体を動かさないと急に風の冷たさを感じる。

明日はまた雨と云う予報になってる。東南角の軒に障る白樺の枝、これを切り落として今日の作業を終わりとした。まだ、樋の掃除ができていないが ・ ・ ・ 

エンジン式のバリカンを久しぶりに使った

夕方には左の二の腕に痛みが走る

筋肉痛だろうか?

ワヤになった腕 ・ ・ ・

俺の身体ながら他人の腕のようだ

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Salaのことを気にしながら風知草を刈り上げる

2012年12月13日 | 日記

12月13日(木) 快晴  風もなく穏やか 気温は低く冬日の一日

昨日、一昨日と慌ただしく日付が変わり、遅れに後れた風知草の刈り上げに手をつけようと早朝から起き出した。庭の片付け作業をするには最高の天気のようだが、窓を開けて日乃出を待つには寒い。温度計を見たわけではないが-6℃くらいはあるだろうか?太陽が昇ってくるにつれて針葉樹のてっぺんがシルエットで浮かび上がる。この時期、我が家は集落で一番に陽が射してくれる。

朝飯をそこそこに済ませて風知草の刈り上げ作業についた。石の間まで根が伸びて枯れた柚を伐るの苦労する。あっという間に午前中が終わり、半分も進んでいないことにがっかり。昼休憩をしっかりと取りすぎたのか、全ての風知草を刈り上げた時は日没近くになっていた。3時を過ぎる頃は風も冷たく悴んだ指では鎌が持ちにくい。片付けを終えた頃、浅間も頂上だけ僅かに西からの陽で明るくなっていた。

 

Salaは昨日、佐久の上原動物病院で手術を受けた。9月に後ろ足の第2関節上に楕円形の膨らみがあり、丸子の動物病院で病理検査をして貰ったが、良性の腫瘍とのことで様子を観ることで投薬を続けていたが、Salaが足を上げて歩き出したので佐久の病院で見て貰った。ここでは悪性腫瘍で他に転移は無いようなのでできるだけは早く手術をした方がよいとのこと。昨日が手術、Algoは3ヶ月で我が家に来たがそのときからSalaは面倒を見てきた。今日一日だけでもSalaがいないベッドは寂しそうだ。

夕方 動物病院に電話をした

Salaは気丈にも痛みをこらえながら

温和しくしていると云う

腫瘍は神経を包み込んでいたそうだ

全て綺麗に切除できたという

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雪の装い 青空に変わった午後 寒さは増したが

2012年12月10日 | 日記

12月10日(月)  雪が舞いながらも太陽が顔を出す 極寒の一日

夜半の雪 朝には太陽に照らされながら舞うような雪。積もるほどではないが、笹の葉は地面に残る種子でも守っているようだ。裏山ではすっかり葉を落とした木々は雪を載せて立体感を強く見せている。井戸の上だけは地下水15℃、雪をも溶かす地下水の温もり。

生ゴミを段ボールコンポストに入れようと外にでると黒い影がスルッと動いた。猫 常連のネコは生ゴミが微生物により分解発酵するときの熱がお気に入りのようだ。寒くなりはじめた頃、ネコが布の被いの上に乗ってすっぽりと落ち込んだ。今は彼が安心しての乗れるように苗かごを被せて上から布で被っている。今日のような寒さが厳しいときでも、スコップで攪拌すると僅かながら白く湯気が立ちのぼった。

昼前に外に出て見ると未だ雪が残っている。太陽はぼんやりと姿を見せていて錦木のシルエットを雪に映し出していた。雪が降るといつもと異なる姿を見せてくれるのが嬉しい。植木の片付けが遅れていることで、コデマリの花柄に白い花を見せてくれた。雪が楽しいなどと云うと日本海側の豪雪地の人には申し訳ないが冬の楽しみでもある。

 

夕方のテレビでは今日が一番寒いと報じている。極寒の一日だったが、家の中ではSalaとAlgoはのほほんと極楽な時を過ごしている。AlgoはSalaが大手術を受けることを知っているのか、このところやけにピッタリ寄り添っていることが多い。Salaが痛い足を上げながらケンケンで歩くと側について病んでるところを舐める。仲むつまじいところにレンズを向けるとAlgoは低くうなり声をあげて俺を睨んだ。彼らの仲に割り込もうとは思わないが、俺とてSalaの手術には気を揉んでいる。

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鹿との攻防 集落総出での鹿柵の補修

2012年12月09日 | 日記

12月9日(日)  太陽と雪が同時に降り注ぐ 極寒の一日

朝日が昇るのを見て一瞬喜んだがやがては雪が舞い始める。降ると云うよりも風に舞うのだが、それが冷たい。朝8時に集落の公園に集合した8人の精鋭。昨年の暮れに畑を鹿の食害から守ろうと鹿の進入を妨げるネットを張り巡らした。これは長野県の有害鳥獣進入防護柵事業として町の西部、隣町との境にネットを張り巡らした。

この一年ことある毎に補修をしてきたが、今回は町が新たに頑丈なネットやパイプを支給して山裾の地区に320セット配り、今日は集落を囲む6kmを一斉に補修した。軽トラ四台に分乗して先ずは資材を取りに、全長4mにも満たない車に5mの単管を載せるのには苦労した。山道を登るには後ろを長く出しておくと引きずってしまう。フェンスも60枚を載せると重量も相当なものになる。なんとか積み込んで山に向かうと日陰では既に地面が白くなっていた。

寒い日だ。このような作業をするのになってこったぁ でも、誰も不平を言わないのがスゴイ。昼休憩は中途半端になると一気に作業を通した。

鹿の通り道では直しても直ぐに壊されるのでフェンスを支える縦管に支え棒をしての防御となった。マニュアルどおりにフェンスを組み立てるには現場に合わないと臨機応変、鹿が何処かで見ていて欲しいと思うぐらいの工夫を凝らした。フェンスの二重張り、山の斜面では高さを二倍に、5mの単管を上下2本カーブするところに貼り付けて丈夫さを倍に ・ ・ ・ 

人や車が畑に通うのに通る道

開閉式のドアが付けられている

鹿はこのドアの開くのを知っている

今度は頑丈に設えた 鹿は通らないだろう

鹿との知恵比べだけでなく力でも向かってくる

今日一日の作業鹿たちは何処かで必ず見ている

明日はもう一度見回りをしてみよう

 

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田舎に住まうこと 金集めも時間を合わせて

2012年12月08日 | 日記

12月8日(土)  曇り  荒れ模様の天候  粉雪混じりの突風が吹き荒れる

予定は未定と自分に言い聞かせ、風が強く吹きうなり声をあげているので庭の片付け作業を止めた。こうなると家の中のは暖かさが如何に幸せか実感する。鉢植えのフクシア(Fuchsia)はいつもの年ならば短く切り詰められてボイラー室に置かれていたが、今年は僅かに蕾を見せていたので、枝を伸ばしたままリビングに入れると花を開き、更に新しい蕾も持ち始めた。外の寒さは時間を追うごとに雪を呼び、地面に落ちた雪も風に吹き飛ばされている。

午前中に集落を一廻りして地区の費用を集める予定だったが午後に廻した。しかし、午後になっても風は弱くなるどころか益々強くなる。こう言う日でも農業者は仕事をしていると云うので午後3時に合わせて家をでた。山裾の住む地区では集落の常会費が年額15,000円、地区の費用が18,500円となっている。これを3期に分けて払うのだが、集金する役員もそれなりに苦労がある。今日は俺が6000円を集めて各戸を訪ねるが、不在のところは1軒だけだった。冷たい風が吹く中をいつもより元気な声で挨拶をする。寒さが厳しいと財布の口も開きにくくなることを承知でのこと。「区は近頃どんなことをしてるだぃ」とか「こんげつぁ~部落費もあるだにぃ~」とやんわりと集金に牽制を投げかけて来るのだが、この寒さのなか元気よく声を掛けられてはそう言う台詞は少ない。また、玄関から行くのが正しいのだろうか、茶の間のある縁側に廻るのも裏技だろう。

一軒だけ留守のところがあったが、何時何分に俺が来たと目的を書き添えて入口の目の付くところにしっかり貼り付けておいた。やはり夕方には電話があり明日に待って行くと云う。ほぼ一日それも1時間半で集金を済ませることができたのも田舎暮らし10年の経験からだろう。家に戻ってからは集気した金額と一覧表で確認をして今年度の地区の集金は終えた。

 田舎に住むと云うことは役も廻ってくる

“やじゅん(家順)”“ほっぺた廻し”いろいろあるが

年齢制限はどうなっているのだろうか

知りたいところだ

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